菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

性格の問題だ。 『アイス・ハーベスト 氷の収穫』

2022年12月14日 00時00分07秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1653回

 

『アイス・ハーベスト 氷の収穫』(2005)

 

原題は、『THE ICE HARVEST』。
『氷の収穫』。

 

製作国:アメリカ
上映時間:88分

 

スタッフ。

監督:ハロルド・ライミス
製作:アルバート・バーガー、ロン・イェルザ
製作総指揮:リチャード・ルッソ、グレン・ウィリアムソン、ロバート・ベントン
原作:スコット・フィリップス 『氷の収穫』(ハヤカワ・ミステリ文庫刊)
脚本:リチャード・ルッソ、ロバート・ベントン
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:デヴィッド・キティ

 


出演。<役名>(吹替キャスト)

ジョン・キューザック  <チャーリー> (桐本琢也)

ビリー・ボブ・ソーントン  <ヴィク> (水内清光)
コニー・ニールセン  <レナタ> (吉田陽子)
オリヴァー・プラット  <ピート> (遠藤純一)
マイク・スター  <ロイ> (野中秀哲)
ネッド・ベラミー <シドニー> (中多和宏)
ランディ・クエイド  <ビル> (後藤哲夫)

ララ・フィリップス

 

 

物語。

クリスマス・イヴのカンザス州ウィチタ。
落ちぶれて裏稼業に手を染めた弁護士チャーリーは、今の暮らしを抜け出そうと決める。
相棒のヴィクにボスの裏金約200万ドルを盗み出させることに成功する。
チャーリーは惚れているストリップバーのレナータを連れて町を出るために、金を分けるためにヴィクの元へ向かう。
だが、金を預けたヴィクは消えていた。
盗みがばれ、チャーリーへ組織から殺し屋が送り込まれた。

 

マフィアの雇われ弁護士が相棒と共に、組織の金を盗み出し、逃避行を企てるクライム・サスペンス。

原作はスコット・フィリップスの全米ベストセラー小説『氷の収穫』。

フィルムノワールを、ややコミカルなタッチで。

 

監督は、『アナライズ・ミー』のハロルド・ライミス。

主演は、『マルコヴィッチの穴』のジョン・キューザック。
共演は、『チョコレート』のビリー・ボブ・ソーントン。
 

 

撮影がかなりいい、雪のアメリカ。
初期コーエン兄弟風の現実を不幸が翻弄していくタイプのフィルム・ノワール。
ジョン・キューザックの軽みが物語の軸。
クラシカルな内容を世紀末頃の映画風に。そのせいで、やや古臭いが、その落ち着いた感じがノワールなのにほっこりするというね。

 

DVDの特典が盛り沢山です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

DVDには、二つのアナザー・エンディグが入っているが、この二つのトーンに、最後、男が起きて、その怪我に気づくのもありだったのではないか。玉落としを伏線にして。

 

 

 

 

 

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