菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

映像と映画

2010年11月21日 00時00分05秒 | 映画のあれこれ
映像と映画の違いは、絵と絵画のイメージの違いと近いのではないか。
絵はただ描かれたものであり、絵画は絵にある種の制作するための意図が強く入ったもの。
そう、画という字には、企画、区画、画一、計画、画策といった計算された要素が入る。
絵画は、絵に画策、計画が強く投入されたモノというかな。

そこから、類推するに、映画とは、映像を計画的に制作した、そこにある特徴的な形式があるもの。
それが、映像と映画を分けており、映画と呼ばれるものの正体なのだと思う。
もちろん、映画以外も計画はされているだろうから、その計画性のタイプによるのだろうが。
すなわち、計画されたすべてが映画ではなく、映画の形式で計画されたモノが映画ということだ。
絵にもそういうものはあるだろうし、漫画はまさにその形式は国で言い方が変わるほどだ。
漫画、アメコミ、バンドデシネ・・・大きく括れば、すべてマンガだが、それぞれに特徴がある。
その特徴を強く備えたものが映画だ。

もちろん、その特徴さえ、時代で変わる。

時代と共に、その計画性のタイプは広がり続ける。
時代にそわなくなったものもある。
例えば、コントなんかはテレビに移りましたけど、昔は映画館で観ていたので。
ニュースだけをやるニュース映画館という専門館さえあったのだ。

そうそう、ピクサーの映画を観に行くと、短編上映されるのも、昔からの形よね。

連続ドラマも、昔は一巻ものと呼ばれ、途中までを見るというのがあった。
その一つの連続上映のクリフハンガー形式は、最近の何部作作品へと引き継がれた、形式の最新版ともいえます。


その時代とともに計画も変わる。
そして、芸術的計画だけでなく、商業的なものも計画には含まれる。









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