菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

現代邦画の三世代の3本

2010年05月09日 00時00分30秒 | 映画のあれこれ
珍しく日記を。

5月7日は、邦画を3本ハシゴした。


その3本のタイトルは、
『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』
『失恋殺人』
『川の底からこんにちは!』

見た順番は違うけど。


まぁ、たまたま、スケジュール上、その日しかなかっただけなんだけど。

でもね、これ、個人的には、21世紀になってから、初めてなんよ。

しかも、これが奇しくも邦画の3世代の手による作品だったのよ。
上から、

三池崇史は40代、
窪田将治は30代、
石井裕也は20代、

となる。

なんか、邦画の今を感じるラインアップになってたわけです。


で?って言われても、こっから先は、いつもながらのこじ付けを楽しんでいるだけですからね。
たった3本で、現代邦画を読み解こうなんていうのは、まぁ、思い込みもはなはだしいことなんですから。


なんていうか、明日の邦画界に光が射してるな、と思えたのだ。
もちろん、勝手な希望的印象にすぎないことは重々承知だけどね。


なんで光が射しているかのように感じたか。

それは、確実に、この世代が元気がいいということだ。

三世代の邦画が並んで公開されていて、埋もれずに、そこそこ評判になっているのだ。
しかも、3本ともTVのスピンオフでもなく、映画として作られた映画だ。
予算も大中小ではあるが。
まぁおおむね低めではあるが。

とはいえ、経済だって、気分で左右されるのだから。
気分だって、よく感じるか悪く感じるかはそれなりに重要なわけです。


実際、人材は不足してるし、不況は今日明日には抜け出せないのは明らかさ。

だけどね、この3本てさ、上から順に、スマッシュ・ヒットした『1』の続編で近未来を舞台、人気文豪(江戸川乱歩)の作品を脚色した近代を舞台、オリジナル(PFFスカラシップ)で現代を舞台にしている。

しかも、ヒーローもの、探偵もの、コメディ(重喜劇)だ。
これって、娯楽の王道だ。
肉体(アクション)、ミステリー(頭脳)、コメディ(社会)でもある。

そう、時代にジャンルと、バリエーションがある。

娯楽は王道のとしてのパワーがあってこそ隆盛があるというものだ。

ま、出来もバラバラですがね。



それにね、3作ともに女優で持ってる映画なのだ。
仲里依紗
宮地真緒(と星野真里)
満島ひかり

若い女優が元気なのは、華やかになる。
明るくなるじゃないか。

そりゃ、若い男優がふがいないともいえるけどね。
(『ゼブラーマン2』の主演は哀川翔だが)
でも、女の子に励まされるのが、男ってもんでもある。



まぁ、この監督3人が、おいらと、同じ学校の先輩と同期、同じ賞を受賞した後輩という縁浅からぬというのもあるんですけどね。

だからこそ、観ににいったという作品もある。


結論、何が言いたいかというと、何やってのよ、他人のことを言ってる場合か、「お前もがんばれよ」って、ことなんだけどさ。

ええ、がんばりますよ。がんばるしかないんですから。



と、おっさんが日本の3本で発奮させられたって話でした。

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2 コメント

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Unknown ()
2010-05-09 03:01:40
その3本ってことは
東映とCQN・・・じゃないヒューマントラスト
とユーロスペースですね。

今の時期だと
16:20の川の底からからゼブラーマン18:50にハシコ
出来るのですがどういうわけか自分自身が
迷子になってしまいゼブラーマンは延期?
になりました・・・
返信する
銀座→渋谷 (ひし)
2010-05-09 20:31:13
>谷さん

丸の内TOEIから、ユーロ、HT渋谷ですが、続けというわけでもなく、途中で仕事をはさんだりして、なんとかハシゴしたのでした。

ホントは2本ぐらいに抑えたいんですけどね。
返信する

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