【俺は好きなんだよ】第218回は、『エコーズ』(1999)
原題は『STIR OF ECHOES』。
訳すと『木霊の攪拌』ですね。
スタッフ。
監督:デヴィッド・コープ
製作:ジュディ・ホフランド/ギャヴィン・ポローン
製作総指揮:ミシェル・ワイズラー
原作:リチャード・マシスン『渦まく谺』
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:フレッド・マーフィ
美術:ネルソン・コーツ
衣装:リーサ・エヴァンス
編集:ジル・セイヴィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演。
ケヴィン・ベーコン
キャスリン・アーブ
イリアナ・ダグラス
ザカリー・デヴィッド・コープ
ケヴィン・ダン
ルシア・ストラス
コナー・オファレル
ジェニー・モリソン
ライザ・ウェイル
物語。
配線工のトムは、妻マギーと息子ジェイクと3人で平凡だが幸せな毎日を送っていた。
しかしある日、余興で受けた催眠術が引き金となって彼の生活は一変してしまう。
その日を境に、トムは奇妙な予知夢や霊の存在を知覚するようになってしまったのだ。
やがてトムは、半年前に行方不明となった少女サマンサが何者かに殺されたことを知る。
一方でこの不可解な現象に悩まされ疲労困憊のトム。
次第に奇異な行動が目立ちはじめ、周囲からも孤立してしまう。
それでもトムは少しずつ少女失踪の謎を解き明かしていく・・・。
『激突!』、『ある日どこかで』、『アイ・アム・レジェンド』の原作などでも知られるSF・ホラー作家リチャード・マシスンの名作『渦まく谺』を、『スパイダーマン』、『宇宙戦争』の脚本家デヴィッド・コープが自らメガフォンをとり映画化した99年製作のサスペンス・スリラー。
監督、主演の力で、制作から、6年経った2005年9月、待望の日本公開が実現した。
主演は『ミスティック・リバー』のケヴィン・ベーコンで、彼はホラー映画への出演は避けていた(『インビジブル』の影響かしら?)のだが、その脚本に惚れて出演。
狂気の演技の迫真で、この映画を支えきる。
物語の鍵を握る息子役は、監督の実子で当時5歳。
演技ではない独特の存在感で、ケヴィン・ベーコンを食っております。
脚本家の映画というよりは、映像でぐいぐい押してきます。
特に、虫の知らせの演出、催眠術シーン、幽霊描写は特筆ものです。
デヴィッド・コープは、どうも幽霊表現に一家言ある作家のようで、次の監督作では、もう一本、オリジナル脚本で、幽霊モノのコメディ『オー!マイ・ゴースト』を作っています。
これまた流石の名脚本家の作品で実にいい出来なので、次回の【俺は好きなんだよ】で取り上げますね。
おいらは、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』やジョン・カーペンターの『ゼイリブ』を思い出しました。
映像的になのですが、物語の子ども描き方とか科学的なものの扱いとかも。
催眠術のシーンはなかなか見ものですぜ。
幽霊そのものよりも、それに囚われる盲信や周囲の反応が生む恐怖を描く佳作です。
原題は『STIR OF ECHOES』。
訳すと『木霊の攪拌』ですね。
スタッフ。
監督:デヴィッド・コープ
製作:ジュディ・ホフランド/ギャヴィン・ポローン
製作総指揮:ミシェル・ワイズラー
原作:リチャード・マシスン『渦まく谺』
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:フレッド・マーフィ
美術:ネルソン・コーツ
衣装:リーサ・エヴァンス
編集:ジル・セイヴィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演。
ケヴィン・ベーコン
キャスリン・アーブ
イリアナ・ダグラス
ザカリー・デヴィッド・コープ
ケヴィン・ダン
ルシア・ストラス
コナー・オファレル
ジェニー・モリソン
ライザ・ウェイル
物語。
配線工のトムは、妻マギーと息子ジェイクと3人で平凡だが幸せな毎日を送っていた。
しかしある日、余興で受けた催眠術が引き金となって彼の生活は一変してしまう。
その日を境に、トムは奇妙な予知夢や霊の存在を知覚するようになってしまったのだ。
やがてトムは、半年前に行方不明となった少女サマンサが何者かに殺されたことを知る。
一方でこの不可解な現象に悩まされ疲労困憊のトム。
次第に奇異な行動が目立ちはじめ、周囲からも孤立してしまう。
それでもトムは少しずつ少女失踪の謎を解き明かしていく・・・。
『激突!』、『ある日どこかで』、『アイ・アム・レジェンド』の原作などでも知られるSF・ホラー作家リチャード・マシスンの名作『渦まく谺』を、『スパイダーマン』、『宇宙戦争』の脚本家デヴィッド・コープが自らメガフォンをとり映画化した99年製作のサスペンス・スリラー。
監督、主演の力で、制作から、6年経った2005年9月、待望の日本公開が実現した。
主演は『ミスティック・リバー』のケヴィン・ベーコンで、彼はホラー映画への出演は避けていた(『インビジブル』の影響かしら?)のだが、その脚本に惚れて出演。
狂気の演技の迫真で、この映画を支えきる。
物語の鍵を握る息子役は、監督の実子で当時5歳。
演技ではない独特の存在感で、ケヴィン・ベーコンを食っております。
脚本家の映画というよりは、映像でぐいぐい押してきます。
特に、虫の知らせの演出、催眠術シーン、幽霊描写は特筆ものです。
デヴィッド・コープは、どうも幽霊表現に一家言ある作家のようで、次の監督作では、もう一本、オリジナル脚本で、幽霊モノのコメディ『オー!マイ・ゴースト』を作っています。
これまた流石の名脚本家の作品で実にいい出来なので、次回の【俺は好きなんだよ】で取り上げますね。
おいらは、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』やジョン・カーペンターの『ゼイリブ』を思い出しました。
映像的になのですが、物語の子ども描き方とか科学的なものの扱いとかも。
催眠術のシーンはなかなか見ものですぜ。
幽霊そのものよりも、それに囚われる盲信や周囲の反応が生む恐怖を描く佳作です。