道、果てるまで
ユーラシア大陸3万キロの日々+4大陸10万キロの記憶
戸井 十月 著
硬派系作家の戸井十月様の世界5大陸をバイクで旅する 越境記 シリーズの最終巻 かつ 遺作となった本です。
2009年7月~11月
ポルトガルからロシアのウズベキスタンまでの33,000キロ...
戸井様の愛機は YAYAも昔乗ってた(七号機)HONDAのアフリカツイン ♪
http://blog.goo.ne.jp/monkey-atax/e/3fa6ae4f3d3bd98c39dc955ae8f727d4
戸井様を初めて知ったのは石井聰亙監督の映画 爆裂都市 でした。
戸井様は 企画+ノベライズ+出演 とまさに大活躍で
家族を殺され、復讐を誓う兄弟のお兄さんライダーとして
Kawasaki FX400改のサイドカーで暴走する姿はとてもステキでした♪
ちなみに弟役が パンクロッカーかつ芥川賞作家の 町田町蔵様!
「悪戦苦闘の挙句にささやかな、しかし確かな現実とに出会う体験、それが旅だと私は思う。それを信じて、私は私の旅を続けるつもりだ。」
「辺境の地を旅するライダーのほとんどは、実はいい歳をした人たちである。様々な顔や体つきの、いい歳をした旅人たちがバイクで世界を走り回っている。20代の若者など、まずいない。」
「この歳になったからこそ旅をするのだ。お前も、いずれ間違いなく老いる。その時こそ、旅することの本当の意味が分かるだろう。死ぬまで旅をやめるな。」
なんか いいですねぇ ♪
YAYAも若いころ 砂漠、氷河、ヒマラヤ、赤道の無人島などなど あちこち旅しましたが
所詮 若気の至り的な 旅するための旅 で
戸井様がいうところの
あらかじめ作られた自分の世界を地のはてまでもっていく
的な旅 だったのかも...
今こそ 旅にでれば もっとDEEPな旅を楽しめるのかも ♪
そんな希望を抱かせてくれます ♪
で
越境記シリーズを全部 読んじゃいました ♪
1997年の北米104日間3.1万キロ と1998年のオーストラリア46日間1.2万キロの記録
2001年のアフリカ 100日間 2万キロ
2005年の南米
どれもバイク乗りならではの
すばらしい紀行本 ♪
YAYAもそこそこの歳になりましたので...
戸井様みたいなDEEPな旅ができるようになったかな?
カワハロ終わったら、ちょっとバイクで旅にでも行こうかなぁ ♪