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女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

声掛けいろいろ。

2019-06-05 22:44:11 | 日記

先日『クレマチスの丘』の帰り新幹線を降りて、

家に帰る電車に乗り換えました。

少し疲れていたので空いていた優先席に座りました。

するとあとから乗ってきた男性から、

おねえさん!オレ身障者だから!」

と言われたので席を譲ると、

「ここ、ここ」と右足首を指しました。

一呼吸ぐらい置いてその男性の横に座っていた別の男性が、

「どうぞ座ってください」

そう言ってわたしに席を譲ってくれました。

「いいえ、大丈夫ですから・・・」

と言いましたが、その男性はすぐに降りるからと言って席を立ちました。

気持ちはありがたかったけれど、

なんだか座る気分じゃないので立ったままでいました。

次の駅で男性が降りると、わたしの前に座っていた男性が、

わたしの太ももを突きながら、

「おねえさん、座ったら?」

「はい、でも結構ですから」


自称身障者の男性の年齢はわたしより少し若いくらい、

足の具合は見ただけでは分かりませんでした。

大きな荷物を抱えたその人を疑うつもりはありませんが、

言葉遣いや、見知らぬ人から

太ももを突かれるのはちょっとイヤでした。


毎日職場へ向かう途中、

乗り換えのためにエレベーターに乗っています。

毎日同じ時間に乗るわたしは、

ドアの開け閉めの操作をすることが多いのです。

その駅にはたくさん海外の観光客の人がいて、

エレベーターにもスーツケースを持った人が乗ってきます。

ある日◄►のボタンを押していたら、

「thank you!」

と東南アジアの人と思われる方から言われました。

わたしは笑いながら会釈しましたが、

「You’re welcome」ぐらい言えなかったのか・・・。


きょうのエレベーターの◄►のボタンは、

男性が押してくれていました。

ありがとうございます、と言ったとき、

ありがとうございます、と言われているときのように、

とっても心が温かくなりました。


そう言えば、わたしが清掃の仕事を始めたとき、

何もそこまでやらなくても、と言っていたOさんが、

最近はトイレに入って清掃の人がいるときは、

ご苦労様って言うようにしているって言っていました。

それを聞いたとき、

自分に言われているみたいに、うれしかったです。

気持ちをいろいろな感情に変える言葉って不思議。

人の心に届く温かな声掛けを心がけたいと思います。