きのう『クレマチスの丘』に行きました。
以前住んでいた家には小さな駐車スペースがあり、
そこでガーデニングをしていました。
イングリッシュガーデンが好きでしたが、なかなか上手にできなくて、
どんどんプランターが増えていきました。
今のマンションに越すことになって、
ほとんどの花たちは処分しましたが、
大好きなクレマチス6つだけ持ってきました。
『クレマチスの丘』は、いくつものオベリスクや壁が、
たくさんのクレマチスたちであふれていました。
どのクレマチスも美しく仕立てられて、
そのすばらしさにため息が止まりません。
「お父さん、来て!来て!」
「これはきれいだわ!」
「ほら、見て!」
ため息や歓声が、あちらこちらから聞こえてきました。
家族で来ている人たちが多かったです。
歳をとったら小さな庭で、
一日中花たちの手入れをして過ごすのが、
ガーデニングを始めたころからの夢でした。
でも実際は狭いベランダの花たちに、
あっという間の水やりや花がらを摘むだけです。
それでも、ガーデンや野原に咲く花たちと出会えて、
ほんとうに幸せな気持ちになります。
モナが来るまでは、遠くの山や高原に花を見に毎年出かけていました。
それはできなくなりましたが、失っていくものよりも、
今できることに幸せを感じることができた、
『クレマチスの丘』への小さな旅でした。