21歳からダイビングを始めたわたしは、
沖縄や海外へダイビングで出かけるために、
毎年1週間ぐらいのお休みを取っていました。
今から40数年前、わたしが勤めていた会社では、
結婚や家族の死亡などの特別休暇以外は、
同僚のだれも長いお休みを取っていませんでした。
ある年、年末年始休暇に沖縄に出かけようと、
飛行機のチケットを準備しましたが、希望の日程が取れず、
年始休暇に1日たしてチケットを手配しました。
当時の上司にお休みの申請をすると、
「会社員として年始に休むのは非常識だ。
今回は仕方がないが、次回からはよく考えてから計画しなさい」
確かこんな言葉できつく言われたと思います。
次の会社ではお盆のお休みの前に、
1週間のお休みを申請したらすぐに却下。
そのときはもうツアーを申し込んだ後でしたから、
次の日に退職届を提出しました。
「そんなことでここを辞めていいのか?
仕方がない、休んでいい。その代わり絶対に日に焼いてくるなよ。
田舎で葬式に出るっていうことにしておけ」
えっ、ホントって思いました。
とてもうれしかったことを、今もはっきり覚えています。
そんな時代は遥か遠い過去のものになったはずでした。
先週金曜日に7月末の旅行のお休みを申請しました。
月曜日から金曜日の5日間休むので、
他の人が申請しないうちに早めの申請です。
上司がいなかったので、社員さんに伝言を頼みました。
月曜日に上司に確認しました。
「金曜日に〇〇さんに、お休みの伝言お願いしておいたんですけど」
「あっ、聞いてる、聞いてる」
「いかかでしょうか」
「まだ先だからね、一応ということで」
「じゃ、届はいつ頃出したらいいですか」
「う~ん・・・、じゃ、今出しておいて」
もーぉ、最初からそう言ってよ。
そして、きょう、わたしの担当の女性社員さんに、
7月の休みのことを言いました。
「えっ、1週間?」
上司や担当のいぶかしい態度は、露骨ではないけれど、
40数年前のころとあまり変わっていないように思います。
今の職場でも長期で休む人はいません。
大企業の正社員ならそういうこともないのでしょうが、
わたしはしがない清掃のパート、
わたしが休んだら社員さんがカバーします。
それなのに、そんなに休むんですか??? って感じるのは、
考えすぎかもしれません。
でも、ありがたい有給休暇、
大切に、楽しく、使わせていただきます。
クレマチスのフロリダ。
咲き始めは薄い緑色がかっています。