小さいころから髪の毛が太くて硬く、
寝癖が付いた髪を父のポマードで整えていた小学校時代、
ついたあだ名は原始人。
ポマードをつけてもピンと立ったくせは収まらず、
まるで原始人のようにボサボサ頭でした。
去年の秋ぐらいから抜け毛が多くなりました。
シャンプーした後はもちろん、
朝起きると枕にも何本も髪の毛が抜けています。
今まではそれほど気にならなかったのですが、
ある日鏡を見ると髪の分け目から、地肌がうっすら見えました。
あんなに太かった髪も、最近ではずいぶん細くなり、
ボルュームがなくなってきて、髪の毛が立ち上がらず、
分け目から地肌が見え始めたのだと思います。
フリマを一緒にやったYちゃんは、
わたしと同じように髪の毛が太くて多いのですが、
わたしよりも白髪が多くて、分け目がかなり目立ちます。
そのことをふたりで話していると、
わたしたちのブースに来た60代後半の女性が言いました。
「あたしもずいぶん薄くなったのよ。
ここなんか禿みたいになっちゃってね。
それで育毛剤使ったら少し良くなったのよ。ほらね」
「えっー、育毛剤って効くんですか?」
「やらないよりはいいんじゃないの」
母は72歳で亡くなるまで毛量が多かったので、
わたしも大丈夫かと思っていましたが、
少し心配になってきました。
わたしも育毛剤を使ってみようかな・・・。
髪の量が多く、60年以上そのことが悩みだったのに、
今は地肌が見えるようになったわたし。
かつてボサボサ頭だった原始人は、
薄くなり始めた髪の毛を憂いています。
薄毛の悩みはないふたりです。