女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

どこからが認知症?

2018-05-29 21:53:35 | 老化現象・老後準備

最近、物忘れが多くなりました。

鍵をかけ忘れる、物を置き忘れる、買い物に出て買い忘れる・・・、

というようなものではなくて、

今考えていたことが急に思い出せなくなる、

ほんの一瞬前のことなのに思い出せない、

食べたことは覚えているけど、食べたものが思い出せない、

ちょっと認知症っぽい忘れ方です。


わたしの母は50歳を過ぎたころから、

物忘れがひどくなりました。

そのほかのこともきちんとできなくなりました。

若いころからきちんとできない人でしたから、

元来の性格からなのか、ぼけているのか、

ちょっと区別がつかない状態でした。


わたしは父との関係が悪く、

そんな母を置いて家を出て、ひとりで暮らしていました。

2年が過ぎたころ、いよいよ母の様子が悪くなり、

わたしは家に戻りました。

自分のことを満足にできなくなっていましたから、

入浴は母と一緒にしました。

お風呂場が狭かったので、母と二人銭湯へ行くと、

わたしがシャンプーしていると、他の人の所へ行って、

その人の物を勝手に使ってしまうので、

目が離せませんでした。


その母の左胸にピンポン玉の大きさの塊が・・・。

そんなに大きい異物にも気付かない母。

乳がんでした。

リンパにも転移していたため、

脇の下からえぐるように患部を取りました。


母は脳血管性認知症でした。

動物性の油の撮り過ぎと運動不足が原因かな・・・。

そして、父の言葉と力の暴力から逃れるために、

考えることをやめたのではないかと、

わたしは勝手に思っています。

女性としてはちょっと早い72歳で亡くなりました。


50歳までの母はきっと、

ゆっくりと認知症が進んでいたのだと思います。

当時やっていた食堂の営業が終わり、ひと段落して、

店の石油ストーブの前でうたた寝をして、

すねが焼けるのに気が付かなかったり、

母と妹とわたしで出かけたスキー教室のツアーで、

リュックに入れた自分の荷物は、

全部丸めてぐしゃぐしゃになっていたり、

そのころは、ただ、だらしない人だと思っていましたが、

きっといろいろなことが、できなくなり始めていのではないか・・・。

今ならその異常さが認知症に結びつきますが、

日々過ごす中で、微妙な変化に気づくことはありませんでした。


では、わたしの物忘れは認知症に繋がるのでしょうか。

どこが年相応の物忘れで、

どこからが認知症による物忘れなのか。

どこをどう見極めたらいいのかわかりません。

わたしには家族がいないので、

親しい人たちに自分の状態を、話しておこうと思います。

ちょっとした変化、ちょっとした違和感、

そんな中に認知症の芽が含まれているかもしれません。


でも、心配ばかりでなくて、

美味しいものを食べて、適度に体を動かし、笑うこと、

楽しく毎日を過ごすことは、

認知症の予防になるのじゃないかしら。

最近、落ち込んでいましたが、

また、

くよくよせずに何でも受け入れて過ごそうと思っています。