うろキョロ散歩

楽しくお散歩をするのが唯一の趣味。
お散歩の徒然に観たこと感じたことなどなどを書き込んでいこうかな、

間口を広げすぎずに

2008年05月01日 | ボランティア 
今朝も千葉県を中心にした震度4の地震がありました。
近い将来(今後10年以内)に首都周辺を震源地とする大地震(震度6とか7)が起きる確率は90%以上だという噂が広がっています。そのとき貴方はどうします

私の友人で自分が住んでいる町内で自主防災組織を立ち上げようとしている人がいます
東京都内で防災組織を立ち上げようと考えた時、最初からあまり欲張った組織にしようとすると難しいと思います
色々な既得権を持った従来からある組織と軋轢を起こす可能性が大きいのが実情です

そこで私達が7年前に立ち上げた防災組織(災害時対応委員会)は、避難所運営それも「初期段階の3日間を乗り切ろう」ということを合言葉にして立ち上げました。

初期消火とか人命救助とかいう一般的な防災訓練は行政機関や地元の消防団、町内会におまかせして、私どもは避難所に駆け込んできた避難者が混乱することなく避難所に馴染めるようにすることだけに特化した訓練をしています

「避難所運営に特化した訓練」でも飲料水やトイレのこと、応急救護、避難所内の照明、避難者の名簿作成、応急備蓄食品、炊き出し、救援物資の配布、避難所内の連絡体制、行政機関との連絡方法など考えなければならない問題はたくさんあります。

災害時対応委員会は「災害発生から4日もたてば区役所や東京都といった行政機関が本格的に動き出すだろうし、避難所内でも自主的な運営組織が出来るでしょうから、そこまでの手助けをすればいい」ということが基本的な考えです。

たった3日間のことですが大災害で混乱した時の事を考えると平常時から非常時を想定した訓練をしておくのと訓練していないのでは、避難所の混乱はずいぶん違うのではないでしょうか。

これから町の防災組織を立ち上げようという方々は、最初から構想を大きくして間口を広げて欲張った組織展開を考えず「できる範囲内のことから始めよう」ということで立ち上げて欲しいと思います