ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

俺には女神がついてんだぁぁっ!

2010-10-20 05:58:12 | 映画
まあ、この一言のための「木村拓哉」だったのかな、と。

というわけで、アニメ映画「REDLINE」を観てきました。
あんまり客の入りがよくないみたいで、早々に打ち切られそうなんで急いで。
うーーーん、何から切り出せばいいもんか…。

まず、行って良かったかと聞かれれば「良かった!!」と答えます。
なんでかってーと、これは劇場で観ないと魅力半減以上は確実だから!

体全体にボンボンくるマシンの振動、耳をつんざくエキゾーストノイズ。
まるで自分もレースに参加してるみたいなあの臨場感は、やっぱり手放しで高揚する!
まさに“体感型”の名に恥じない、大迫力!

ただ…悲しいかな、こういうのには30分もすりゃ体が慣れちゃうんだな~~。
後は、別の魅力でひっぱってってもらわにゃーならないわけで。

まず、絵は好き!
だって私は「ガッチャマン」が好きで「ジョジョ」も好きですもの~~。
この手の「濃い」作風は、ほんと血肉に馴染むっていうかさー。
しかも完全手描きっていうじゃないですかっっ。
このクオリティで!
凄いです。制作7年、伊達じゃないです。
若干古い、とかいいじゃないですか~~。
昭和アニメ観てきた世代にはどこか懐かしい臭いがして、昨今のさらりんさらりんした作風よっかずっと、ワクワクさせられっちゃう~。

キャラクターデザインも、いい!
主要キャラもさることながらそれ以外の、クリーチャーっていうのかな?
「ヘンな宇宙人」達が、とにかく楽しいっっ。
脇の「こちょこちょ動いてる奴ら」、みんな大好きだぞっ。

次、キャスト。
木村拓哉、まあ及第点。蒼井優、ハナ丸!浅野忠信、もうやっちゃダメ−!
他の声優陣には、問題のあろうはずもなく。

賢雄さんの役は、敵にあたるロボワールドの国防大臣・タイタン。
ちょっと高めに張った声で、慇懃で文官のいやらしさたっぷり。でもいい声~。
出番は少なめだったけど、ちょっと珍しい役の声が聞けてよかった。

さてさて、音がいい絵がいい、キャストもまあ一部を除いていい。
問題は…ストーリーだ~~~。
いやまー、この手の映画でそんなにお話は期待してないし、そう期待すべきでもないとは思う。
思うんだが…それにしてもこの「とっちらかった感」は、いただけない。
登場キャラクターは、もう少し絞るべきだったのでは?
ロボワールドの面々、レース参加者ともキャラかぶってるっぽいのが多くて、そこは無駄に感じた。
そして何より、ラストに納得いかないっていうのがほんとに致命的だった。

「ええ!?この終わり方?これでいいの!?」
という想いいっぱいで席を立つっていうのはねーーー、もったいない以外の何者でもないよっっ。
これから観に行く人もいるかな~。
ま、あんまりいないと思うんでぶっちゃけちゃうけど、
恋愛映画観に来たんじゃないぞ!!
これに尽きるかな。
JPのウルトラ純情野郎キャラはいい、なんか昔の少年漫画の主人公みたいで好感が持てる。
ソノシーが初恋の相手だった?うん、まあそれもいいや。
確かに可愛いしコケティッシュだし。>ソノシー
二人でゴールも大目に見よう。
ただ!それで終わっちゃダメだろうーーーー。

この映画って、高クオリティの「チキチキマシン猛レース」でいいんじゃない?
多分観に来る人の要求ってそこだよね?
なーんかねーーー、そこが思いっきし肩すかしなんだよねーーー。
スカッとしないっていうかねーー。
「愛してる…ソノシー」
「うん、私も」
ええ~~~~~っ!?みたいな。

すがりつくような想いでエンドロールの後のオチを期待してたのに、見事にそこも空振りで…ああ、やるせないよ!!
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