ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

将来、歴史という名の法廷に立つ覚悟はあるのか。

2009-11-27 03:20:36 | 日々雑感
ここ数日の中で、えらく心に残った言葉です…。

うーん。科学者の先生って存外ロマンチストなのだな~
ま、「博士の愛した数式」を引き合いに出すまでもなく、数字に夢を見られる人なんだものね、その感性の豊かさは常人のレベルではないのかもしれませぬ。

いやほんと、毎日「事業仕分け、事業仕分け」とかまびすしい。
確かに、ああいう形でいろんなムダを白日の下にさらけ出すなんて前政権までは考えられなかったことで、それはほんと画期的なんだけども。

どーもね、目先の「費用対効果」にとらわれ過ぎなんじゃないかと思えてならないよ、「必殺仕分け人」(この呼び名もどーかと思うが)の皆さん。

「世界一でなきゃダメなんですか?世界で二番じゃダメな理由は?」
とか、もう身もふたもない論理だわ~~。
最初っから二番指してどーすんだよ!
てっぺん目指して必死こいて、それでも世界じゃ二番か三番。それをはなっからハードル下げちゃ夢もチボーもない!って奴でしょ~~。

なんつーか、やっぱもっと「大局」を見て欲しいですわなー。
今ムダと思える事が、将来大きな成果を生むってこと、あると思う。
そこで、ずんッと来るのが「歴史の法廷」ですよ…。
かーっ。ほんと、いいこというな~~~~!

いや、自分の子がもう大きくて、子供手当てもらえないから言ってるんじゃないからね、これ。
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一人は皆の為に。皆は一人の為に。

2009-11-23 02:36:17 | 日々雑感
アニメもいいけど、10月からNHK人形劇が復活したんですよね。
しかも三谷幸喜脚本の「三銃士」ー!
かなりワクワクしながら観ちゃった~~。
だって私たち世代って、遥か昔に「南総里見八犬伝」にドストライクなオトシゴロでしょ~?
子供心に衝撃でした。あの独特のOPと坂本九の名調子、そして何より辻村寿三郎の手に因る人形達の妖しく美しかったことといったら!

で、「三銃士」。
そりゃあ、あの頃の興奮には及ばないにしても、なかなか素晴らしい出来ではないかと。
OPがまず、カッコいい!
ごくごく短い曲だけど、情熱的なラテンギターのメロディと「ラタトゥーヤー、ラタトゥーヤー」(と聞こえるんだよ~)の掛け声に、手書き感いっぱいのシャープなアニメ。
毎回がっつり観ちゃいますわな!
肝心の人形は、少々好みが分かれるデザインではあるけれど、映画のような凝ったカット割りと豪華なセット(というのかな?)で、やはり生きているような見事な表情。
やっぱ、長年の人形劇ノウハウの蓄積は伊達じゃないな、NHK。
そして、声優さん達の熱演も忘れちゃならない。
山ちゃん、江原正士さん、高木渉さん、戸田恵子さん…この4人のベテランがやっぱ凄い!
人形芸では「兼ね役」が基本だけど、特に三銃士3人を演じる男性陣3人。
江原さんが、アラミスとリシュリュー卿とトレヴィル。高木さんがポルトスとボナシューとバッキンガム公。そして山ちゃん!アトスとロシュホールとルイ13世の他に猿のプランシェまで。
自分の役同士の会話も当然あるんだけど、全く違和感なし!
素晴らしいです。
ただ…ただ、主役がな~~~~!
1話見た時は、あまりの下手ッぴさにひっくり返りそうになったわっっ。
まあでも最近は、さすがにだんだんこなれて来たかなーとは思うけど…うーん、ガンバレー。

お話のテンポも、いいです。そんなに三谷幸喜節・全面ってわけでもなく。
「ダルタニアン」を、「おいダル!」「ダルは止めて下さいよ」「じゃ、タニアン!」。
この「タニアン」が「谷ヤン」に聞こえて、「ダルタニアン」を「谷ヤン」呼ばわりするあたり、この辺の細いニュアンスが三谷幸喜っぽいかな~。
面白くなかったら即切るつもりだったけど、いやーなかなかそうはさせてもらえそうもないです。

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続・10月開始のアニメ

2009-11-14 22:59:49 | アニメ
ずいぶん間が空いちゃったけど、10月開始アニメの感想・後半。
「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」…B。ぱっと見、ネオロマ系の逆ハーレムものかと思ったら、さにあらず。
駅の擬人化というシュールな設定に戸惑いつつも、さわやかなハンサムくん達にちょっと良い気分にさせられる。でも「駅」だからね、彼らは。
けして自分を押しつけず「いつでも僕はここにいるよ」スタンスを貫く距離感が心地良い。大江戸線、乗りに行きたくなっちゃう事うけあい。因に私は「都庁前」君がお気に入りだ。
「こばと。」…大きくなった「さくら」みたい。絵もキレイだし、安心して観ていられる感じ。
ただなー。いおりょぎさんの稲田さんはちょっと違うな~~~。
5話まで観ても、未だにどーも馴染まないです…声が怖過ぎるというか、ドスの利き方がガチ過ぎて…。良い声だよ、良い声だけど…なんかCLAMP作品で聞く稲田さんは、いつもどこか、私は馴染まんのだよな~。B。
「君に届け」…嬉し恥ずかし、ド少女マンガ!
ちょっとキャラクターが極端過ぎて「おいおい、そりゃないだろー」とおばちゃんなんか恥ずかしくって仕方ないんだけど、でも嫌いじゃないんだよぉ、この世界!
浪川くん演じる風早くんの、絵に描いたような「爽やかさ」が、眩し過ぎてた、たまらんっっ。A。
でも、相変わらず続いてるんだね、おまけのミニコーナー。前作の「蒼天少女」よりはだいぶましな内容だけど、担当する新人女子アナの締まりの無い口元と発声が生理的に受け付けない。テンションも空回ってるし。
「ささめきこと」…D。4話で挫折。この百合加減は、なんかヤダ。どのキャラにも共感できない。
「 THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」…前作よりも面白く感じる。どの契約者がどの組織に所属してるのかとか、漫然と観てるととっ散らかっちゃうけど。
ヘイがかつての仲間のインをあれだけ憎む理由とは?A。
「青い文学シリーズ」…作品毎にえらくテイストが違うのね~。面白いです。B。
4話を割いた「人間失格」、なつかしかったです。その昔、好きな小説は?って聞かれるとこれだって答えてた。
私なんか比較的、波風立たない青春送ってたけど、それでも高校生くらいってどっかモヤモヤしちゃって、「死のう」とかは更々思ってないにしても、「軽~く二階くらいから飛んでみよっかな~」なんてことは結構考えてて。
そんな時コレ読むと、「まだ大丈夫。やっていける」と思えたっけ。
人間、凹んでる時、上の方で頑張ってる人見ても「オイラにはそんな方々、眩しいだけっす」なんてなっちゃってとても共感できないけど、下を見れば気が引き締まり「あそこには行っちゃならねー!」と踏ん張る足に力が入るってこともあるんですよねー。何の話だ~~?
「FAIRY TAIL」…1話で無理。安い「ワンピース」にしか見えなかった。D。
「空中ブランコ」…斬新~~~!!
毎回ゲストの声優さんが顔出しで作品に参加するなんて。しかもそれがこれほどしっくりアニメにハマるなんて!毎週とても楽しみ。
伊良部先生・大中小もそれぞれ面白いし、なんたってマユミちゃん!
彼女のセクシーナースっぷりは、ちょっと中毒になりそう~~~。当然A。
賢雄さんが出てくれてたらな~~。Sだったのにな~~。そこっ?

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今一度、日本を洗濯致したく候

2009-11-09 23:42:05 | 日々雑感
2年ぶりくらいに、龍馬を描きました。
もうすぐ命日です。

さてさて昨日、久々に東京龍馬会の総会出席の為、新宿まで出かけて参りました。

そう、会員なんですよね~~、私。
ただ会費をズルズル払い続けてるだけの、絵に描いたような幽霊会員ですが。
経歴だけは長いんですけどね~、何やってんだか。

6年ぶりの出席でした。
目的は、来年の大河ドラマ「龍馬伝」の時代考証担当・山村竜也氏の講演会。
実は6年前に出席したのも同じく「新選組!」の山村氏の話を聞きたいがためでして。
えーえー、どこまでもミーハーな歴史ファンでございますよ!
あとついでに、会誌の表紙用に描いた上の絵を持参。

山村氏は訥々と誠実な語り口で、そこからは龍馬と新選組への、天晴れな傾倒ぶりがよっく見て取れて、とても好感が持てました。

面白かったですねー。
ドラマ制作サイドと歴史愛好家との間にある、深~~~い溝ってのがね。
なるほどな~、と。
今回脚本が、時代物初挑戦の福田靖氏で、代表作が「HERO」に「CHANGE!」ですとー!
はは~、そりゃ時代考証の人が頭抱えるのも、何となくわかる気が…。
「新しい龍馬像」を目指す!と張り切ってるらしいですが、新しい龍馬ってなんだよ、と。
龍馬は今までの龍馬のままで、十分魅力的で面白い人物なんだよ、と。
それはまさに同感。
また、それは脚本家に限らず制作サイド一般に言える事らしいんだけど、彼らは「ドラマは好きだが、歴史が好きなわけじゃない」
面白くするためには、史実も平気で曲げようとするらしい。

「新選組!」の三谷氏は、ちょっと違った。
彼は、山村氏も驚くほど詳しく年表を作り上げ、その隙間を見つけて遊ぶ、と。
だいたい近藤と龍馬が一緒に黒船見物に行ったなんて「トンデモ歴史」だけど、でも確かにその時期彼らは2人とも江戸にいた。
だから、会ってなかったって証明もできない、そういう風に考えるんだと。

また、新選組のあの羽織についても面白い話が聞けました。
制作側は、あの色に否定的だったらしい。理由は「なんだかコントっぽい」から。
「黒や赤の方がカッコいいじゃないですか」…おいおいおい!
そこで頑として山村氏、譲らなかったらしいです。
そりゃそうだ!
あれは死に装束の色。死を覚悟して戦う新選組の色。
洒落もの揃いの京の町では、野暮ったい田舎くさいと揶揄されるあの色こそが、新選組の矜持そのもの。
よかったよー、ちゃんと浅葱色を守ってくれて。

ああ、「龍馬伝」の話だった。
とにかく、毎週の会議は結構大変らしい。
脚本家の暴走を止めるのがって言ってたもんね。暴走って…!
ドラマを観て「こんな龍馬おかしいぞ」と感じたら「ああ、山村が負けたんだな」と思って下さいとまで。

頑張ってくれ!山村氏!

そんなこんなで、今まで出来た台本は13話。
ちょうど龍馬の土佐脱藩のとこまで。
見せてくれた台本は、B5サイズ120ページ強の木目のような渋いブラウンに金の箔押しで「龍馬伝」。
ちょっとみ、高級な同人誌みたいだった。

岩崎弥太郎との絡みで描くっていうのは、確かに新しくて、そういうアプローチは歓迎するんだけどな~。
とにかく、観てみるよ。観なきゃ始まらないし。
もう今となっては、キャスティングクレームはしかたないし…。

願わくば、見続けられるような内容でありますことを!
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もう11月ですよね…。

2009-11-03 05:42:13 | アニメ
さて、遅れに遅れた10月アニメの感想をば!

数が多いので、久々にランキング方式で。
S…神降臨! A…これはいい! B…うん、視聴続行。 C…いちおう観るけど…。 D…もう無理。

「けんぷファー」…開始10分足らずでD。
戦うセーラー美少女(しかもそう「美」にも見えない)は、もういいです…。
「生徒会の一存」…絵を見た途端こりゃDかと思ったら、おお?会話が面白い。
オタク限定な楽屋オチ的ネタが多いのがアレだけども…意外にBだったりする。
「戦う司書The Book of Bantorra」…期待通りのA。
多彩な「戦う司書」達に期待。特に大川透さん演じるマットがいいね~。大川さんの一番カッコいいトーンの声が堪能できまするぞ!作画も良いです。
ただ…主役の朴さん…あくまで個人的見解ですが、あの手のクールビューティ、少々飽きました…。もうどう演じるか見え過ぎるっていうか。もうちょっと新鮮な声で聞きたかったな。
「とある科学の超電磁砲(レールガン)」…3話までは観たけど、D。
作画はとてもいいです。でも、見事に女の子だらけ…耳が疲れるのです…。
「WHITE ALBUM 後半」…相変わらず画風が古いの~。アイドルの世界を舞台にした昼のメロドラマみたいな展開は、ある意味新鮮…なのか?C。
「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」…ちょっと甘めでA。キャラクターデザインが全体に幼いのが残念だけど、謎めいた刀鍛冶・ルークの存在が気になる。良く動くし。
「テガミバチ」…A。期待通りの美しい物語が展開されそうな予感。
色彩が思ったより、カッキリキッパリしてるのに少々違和感があったんだけども、まあ見慣れました。
主役・ラグの沢城みゆきさんの声がいいねー!この人ほんとうまいわ。
キャラ毎に毎回違うテイストで来るのがスゴイ。
ゴーシュに「カミナ的死亡フラグ」をなんとなく感じるんだが…。
「犬夜叉 -完結編-」…前作から、時間が経ち過ぎたかな~~。
ビミョーな古さは否めない。なんか展開急いでる感がありありだし。何で今更?
ただ、弥勒&珊瑚のカップルが好きなので、この2人の行く末を見守る為に視聴。C。
「そらのおとしもの」…意外な拾い物。やだ、結構好き。
ある日突然空から美少女アンドロイドが降ってきた!という男の子向けオバカ妄想アニメだけど…面白いじゃなくなくな~~い?(どっち?)
イカロスがかわええ~~~っ。
あのおっとりとしたキャラと柔らかそうなオッパイがなんとも…。
いやマジで、あの子の「オッパイマウスパッド」出たら、買いかねない自分がおります…何とかせいよ。
自分の中の男要素が疼いて、驚きのA。

ふー。これで、約半分。続きは、また今度
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