ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

鬼滅の刃 無限列車編を観てきました

2020-11-11 02:55:58 | 映画

昨日(あ。もう一昨日になっちゃった)遅ればせながら「鬼滅の刃~無限列車編~」を観てきました!

覚悟はしてたけど、まーーー泣いた!!

なんなら、予告の「ドラえもん」から泣いてたからね。(; ̄ω ̄)ノ オイオイ…

 

スタート時のいかにも少年漫画っぽいギャグはね、まあ少々しつこいというかお寒いところも無きにしもあらずだったんだけども、そんなのすべて凌駕する後半の畳み掛け!

炭治郎の台詞も良かった~。

ま、詳しくは言えないんだけど家族への思いとかね。

 

ただひとつ、気になったこと。今回の鬼は夢の中から攻撃を仕掛けてくるんだけどその過程で、入り込んだ相手の心の風景を覗くことになるですわ。

いえね、私が常々「鬼滅」の魅力の大きな要因と感じていたのが炭治郎の「一点の曇りなき善」というかね、「こんな子いたらいいな」っていう理想を体現化したような「あらまほしき清らかな少年」っていうキャラクターなんですよ。

で、その炭治郎の心の風景も映画の中で出てくるんだけど、これが!

き、綺麗すぎて怖いっっ。

あんな心見せられたらそりゃあもう、潜り込んだ少年じゃなくても膝から崩れるよね…。

いい子なのはわかってたけど、あれほど具象化して見せつけられたら…逆にショックでしたわ。

 

あと印象的だったのが伊之助の大活躍!

伊之助ね~~。あの野生児がついに共闘を覚え、弱い人をかばい、傷ついた炭治郎を労り、煉獄の覚悟と情熱に涙する…。

成長したなぁぁ!裏の主役は彼でしたな。

 

そしてねー、なんつっても煉獄さんが…!!

もうね、ラスト15分くらいは嗚咽しそうになるくらい泣かされましたわ~。

カッコ良かった…。

いやまあ、多くは語れませんですが。

お母さんは…お母さんは…ズルいよおぉぉぉ。

まあそんなこんなでね、目を真っ赤にして鼻をズビズビしながらスクリーンを出たらさ、売店行っちゃうよね、

煉獄さんグッズ買うぜ!

ちっちゃいもんはいらんよ!こうね、ズバッとしたもんがほしいのよ!

手にとったのがビッグアクリススタンド。値段は…3,500円…スン。

そっと戻しちゃったよね。

で結局何も買わずに帰ったんだけど…。

映画の余韻に浸りつつツラツラ考えるうちに…。

だってー、平気で2,000円のランチ食べてさ、AFKアリーナに6,000円課金すんじゃんー。

それでさー、あの煉獄さんの勇姿に3,500円払えないって…違うぞ、違うぞ私ぃ!

 

というわけで、今日娘の会社帰りに買ってきてもらいました。

大きくて綺麗…威風堂々のお姿。我がオタク部屋へ降臨!身が引き締まる思いです。

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「凪待ち」鑑賞

2019-07-14 02:10:24 | 映画

少し前になりますが、香取慎吾くん主演の映画「凪待ち」を鑑賞してきました。

 

昼間の時間が合わず、行けたのは夜9時のレイトショー。

あんまり人は入ってなかったなぁ…

でも、いつもの慎吾くんの映画とは明らかに客層が違ってた。

男性率高し。そして私もそうだったけど、お一人鑑賞も多かった。

 

えーと、とにかく観てよかった!

いつもの明るく楽しい慎吾ちゃんじゃない、役者・香取慎吾がいました!

というか、郁男。郁男になりきった香取慎吾、というべきか。

 

ここ最近の彼は、キャラもの俳優に特化していた。

「悟空」「ハットリくん」「両さん」。「慎吾ママ」もそうとも言えるよね。

でももともと俳優デビューの「沙粧妙子の事件簿」での怪演、あれが彼の本来のスタンスだったのじゃないかと思ってて。

私はもちろんキャラものも否定する気はさらさら無く、そっち方向も楽しく観させてもらってはいたんだけども。

今回の郁男の姿には、「沙粧妙子」からの本流の香取慎吾がしっかりいたんですよ!

 

アイドルのアの字もない、ギャンブル狂でだらしなくて悲惨ででもどこか憎めない、ほっとけない男。

この役、SMAP時代にはできなかっただろうな。

少し崩れた顔の輪郭や暗い目や、大きくて猫背の背中に哀しみと弱さと優しさが滲み出ているようで…泣けた。

慎吾ちゃん、こんな顔ができたんだね…。

 

脇を固める俳優さんたちもみんな凄かった。

特に印象的だったのが、殺された恋人の父親を演じた役者さん。名前がわからないんだけど、この人の表情、仕草…ちょっとたまんなかった!

赤の他人である郁男へのいたわりと優しさ。

裏切られても裏切られても手を差し伸べて、背中をさするように不器用に愛情をかけるその姿…郁男、頑張れよ!と。

 

テーマは喪失と再生。

舞台は震災を乗り越えようとする石巻。

暗い映画だけど、恋人の父と残された娘と郁男の三人のラストシーンには希望がある。

そしてクレジットで映される、石巻の海底の映像。

ここでまた打ちのめされるんだよな~。

 

あの客の入りじゃあ上映期間もそう長くはないだろうけど、多くの人に見て欲しいなあ。

 

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2月のあれこれ

2019-02-28 22:35:40 | 映画

ありゃリャ~。すっかりサボってしまってもう二月も終わり!

まずいまずい。

今月の備忘録的にちょっとまとめておきます。

 

まず5日、劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feelを観ました。

相変わらずの潔いまでの初見殺し!

しかし、アクションは文句無しの迫力だったし、何より私のFGOにおける最推しであるエミヤとヘラクレスが大活躍で!

思ったより楽しめた印象でしたわ。

それにしても…桜の人生、ハードモード過ぎやー。

 

8日、娘がインフル発症。念のため私も極力外出を控えたりして。

幸い、何ともなかったので13日に「劇場版刀剣乱舞」を鑑賞。

これがなかなかに素晴らしくて!

私は元々のゲームは好きだしアニメも楽しんだけど、2.5次元の方はさっぱりで。

正直、巷の高評価も半信半疑だったんですがね。

まず主演の三日月宗近を演じた、鈴木拡樹くん。

しょっぱな驚いたのがその声!え?鳥さんに似てない?

口調がちゃんと「じじい」なので、余計そう感じてしまう。堂々たる主役の存在感でした。

他の人も物語冒頭こそ「コスプレ感」あったけど、お話が進むにつれ全く気にならなくなってっちゃった…なるほど、これはすごいや。

薬研の綺麗な太ももや、日本号とへし切りのやり取り、中性的な骨喰の美しさ等見所満載。

愛する刀剣男士たちをそれぞれの本丸に侍らす審神者なら、観終わった後、自分の本丸を訪れたくなるの請けあい。

私もそうだったもん…。

ストーリーも、信長暗殺にまつわるアナザーストーリーとして十分見応えがあるものでした。

あー、もう一回見に行きたかったな~、できれば応援上映に。

 

で、13日には「翔んで埼玉」を観ました。今月は映画よく見た月だったなー。

ヒットしてるみたいですね、「翔んで埼玉」。

まー30年以上の埼玉県民としては苦笑せざるを得ないというか…でもま、あれ見て腹立てる埼玉県民はいないと思うよ。

ディスられてるっていうよりも「埼玉あるある」のオンパレードで、「よくわかってんねー、埼玉のこと」って感じかな。

これも主役が光った映画でした。

GACKT様恐るべし!GACKT様ありき!な映画としか言えないわ…。

そしてまさかの、BLセンサー的にとても高レベルなあんなシーンを目の当たりにすることになろうとは…!

おっふ…!

いいんでしょうか?確かこの映画、一切の年齢制限かかってなかったのでは?ファミリーで出かけた日にゃ、ご両親凍りつくこと間違いなしなんですけど。

そういえば、お隣も同じくらいの中年女性一人だったんだけど、要所要所で画面のGACKT様と合わせる様にしっかり両手で「埼玉ポーズ」をとってるのが印象的でした…おっふ!

 

その後、また母が入院したりしてバタバタしてるうちに2月も終わり。明日、母は退院してきます。

もう3月。春も近いですね~。

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この世界の片隅に

2017-02-21 07:07:15 | 映画

先日、昨年末からずっと気になっていた「この世界の片隅に」を、やっと観てきました。

そんなに混んでなかったけど、お客の年齢層が高い!まあ自分も含めてだけどさ。

 

で、感想はなんですが。

爆発的なヒットではないけど、じわじわ観客数が伸びている…なるほどな。

ほんと、いい映画だと思いました。

 

過酷な状況下にあっても、いつもポヤポヤと笑っているすずさん。

ただひたすら流されて生きているように見える彼女に少しイラつきながらも、「そうだよな。人ってそんなに我を張っていけるもんじゃないよな」とどこか安心もさせられ。

 

淡い水彩のような画面で描かれる、戦時下での日々の暮らし。

やがて近づく「その日」。

昭和20年の3月を越えたあたりから、なんとなく心がざわつき涙がこみ上げてきた。

ブワッと泣けるというより、じわじわくる感じ。

 

この作品には、ただの一人の英雄も英傑も登場しません。

でも、とても力強い。

今の日本は、こういう名もない市井の人々の声なき努力(おそらく当人たちはそう思っていない)の上に成り立っているのでしょう。うん。感謝。

 

あと、キャスティングも良かった。

「のん」をすずさんに起用した、これ素晴らしかった!

あのポワンとした優しい声を、細やんや小野Dといった実力のあるイケボ声優ががっちり支えるというね、ニクいキャスティングでしたな、これは!

 

派手さはないけど、みんな観に行った方がいいよ!っていう良作でした。

こういう映画が口コミでじわじわ人気が出たっていうのもね、なんか嬉しいかな。

 

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「聲の形」と「君の名は。」

2016-10-16 00:49:56 | 映画

ずいぶん時間が空いちゃったけど、観ました。

完全に忘れちゃう前にちょこっと感想書いとこう。

なるべくネタバレしないように。ま、でもだいぶ経つから大丈夫かな?

 

先に見たのは「聲の形」

公開して間がなかったので、劇場は満席!

一つの空席もないというのは、シネコンでは初めての経験だったかも。すごいね。

いかにも京アニ、という可愛らしいキャラクター。

でも…なんだろ、ちょっと気持ち悪い。

胸に刺さる、というよりはなんとはない居心地の悪さを感じてしまった。

特にヒロインの硝子。

なぜ、あんな目にあって笑っていられる?

将也を許し受け入れ、あまつさえ恋とか…ちょっとそこは理解できないなー。

もし、笑っていなければ生きていけなかったのだとすれば、それはあまりにも哀しいけれど。

 

そして、簡単に死のうとし過ぎ。

おいおい、と思ったけど…いや、そうなんだよね。あの年頃ってそうなんだわ。

結構短絡に「死」に向き合っちゃうんだった。

自分の高校時代思い出して、「あ、私も死のうって思ったことあったあった」と久々に思い出したり。

その後も、「死にはしないけど、ちょっと2階くらいから飛び降りちゃおっかなー」というのはしょっちゅう思ってて、真剣に友達に止められたりしてたっけ。

単純な、受験の行き詰まり如きでそんなこと思う奴もいたんだから、そりゃ決定的に人を傷つけた記憶と自覚は、完璧な動機にはなるってもんだよねー。

 

二人の周囲も、かなりモヤモヤします。

最初凄く嫌な子と思えた植野さんは、実はとてもストレートで正直な子だったんだなって思えるし、いい子っぽかった川井さんは、本当にウザイ子だったのねってなる。

赤毛のイケメン真柴くんは、空気。

その中で、ほんと一服の清涼剤だったのが賢章くん演じる永束くんでした。ほんといい子!

 

あ、それからやっぱ年代かね~。

二人の母親にめちゃめちゃ共感してしまって…唯一泣いたシーンが、母親が感情を吐露するとこだったんだよね。

いじめた方の母、いじめられた方の母。

この二人の気持ちの揺れねー。ちょっとこれにはグッときた。

 

そして「君の名は」

どっちが好きって言われたら、こっちの方が好きかな。

作品の感触っていうのかな、それが肌に合うのは明らかに「君の名は」の方でした。

さらっとぱきっとしてて、気持ち良い。

リピーターが多いのもうなずけますな。

伏線回収するのに、一回見ただけじゃ無理ですわ。

これでも~~、ネタバレ回避で内容に触れるの無理っぽいんですけど~~。

 

背景が綺麗とかリアルだとか、そんなのはもう新海監督作品については散々言われてきたことで。

そっち方面だったら「言の葉の庭」の雨の公園描写なんかの方が、ずっと心打たれたし。

やっぱり主人公二人の爽やかさ、健全さ、健気さが、ここまで万人受けしてる要因なんじゃないのかな。

瀧くんも三葉ちゃんも、ほんと応援したくなる子だから。

そして第三の主役、音楽!

いやー、仕事してます、音楽が。

「RADWIMPS」だっけ?映画の内容へのシンクロ、尋常じゃないです。

音楽に一切興味のない私が、ちょっとCD欲しくなっちゃったわ。いや、買ってないけど。

 

関係ないけど、明日「ジョーカー・ゲーム」のイベントです!!

夜の部だけだし2階席だけど、当たって嬉しい~~~~。

夜の部なのに、物販のために昼前に行かなければ!

時間余っちゃうから、新小岩のカラオケ屋にでもおこもりしよっかな~。

 

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7月のいろいろ

2016-08-01 02:42:33 | 映画

気がつけば、7月も終わり。みなさま、お暑うございます。

もっとこまめに書けばいいのに、溜めちゃうから遠のいてしまう…困ったもんです。

 

7月アニメは半分くらいは見たかな。

ここんとこハマっていたのは、相も変わらず「刀剣乱舞」

期間限定戦力拡充キャンペーンでなんとか新刀をゲットすべく、日々ポチポチ…。

このゲームでよく言われる「物欲センサー」

「来い!」思うと絶対来ない。無心でキーを押すとレアがドロップという定説。

まさに先日がそうでした。

夜中の3時。

周回重ねてもいっかな、レア落ちず。

「あー、やめよっかなー。でもあと2マスでボスマスだから」と、ほぼ無意識でプレイしてたら…キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!

グリリバボイスの数珠丸さん!!

ありがたやありがたや…。

あとは貞ちゃんだけなんだ。ただ、このマップがなかなかの鬼畜でな~。

あー、このゲームにはまってなかったら、凄いアニメ見られてるんだろうけどね~~~。

 

今月半ば一本、映画観てきました。

「キングスグレイブ FF15」

9月発売のFF15のプロローグ的な位置付けということで、これは見といた方がいいかなと。

なんだかんだ言っても、やっぱりFFシリーズは外せない。

ストーリーはまあ王道で、魔王国家が機械国家に侵略ふっかけられてのすったもんだ。

でもなんてっったって、CG映像の物凄さ!

あそこまで行ったら、もう役者とか必要あるの?ってリアルさと美しさで圧巻だった。

吹き替えは、声優品は盤石だったけど…またやっちゃったよ、主役二人。

綾野剛も大概だったけど、まあ聴けた。

早口になると、ちょっと滑舌悪くて何言ってるかわからなかったりしたけどね。

問題はヒロインだ!

忽那汐里?ヒドかったね。

私の中では以前見た「RED LINE」の浅野忠信がワーストだけど、それに次ぐ「棒」でした。

彼女、ゲームにも登場するんだが本編ではちゃんと声優さんなんだよね。

じゃあ同じキャストにしときゃいいのに~~。

 

それにしても…本編のPV見る限りでは、ホスト4人旅なんて揶揄されてるくらいのロードムービー風のFF15、その軽さとプロローグの重さの温度差が半端ないんだけど!

あのバックボーンがあっての、ノクト王子の旅なんだってわかってた方が、緊迫感は増してよかったかもと思えました。

しかし…プレイする時間があるかな~~~。

 

先日、取りに行ってきましたぜ、「ジョーカー・ゲーム」Blu-rayBOX上巻。

なんだか売れてるみたいで。

嬉しいね~~。

ああいう真面目に作られた良作を、気に入った人が静かに粛々と買っていくっていうのがね、なんか正しい図式って感じで安心する。

ただ!

イベントのチケットが入手困難になっちゃう~。痛し痒し!

箱の容量少なすぎだし~。

来年の第二弾は、もう少し大きいとこにしてちょ。

で、アニメイト池袋本店で受け取ったわけだけど。忘れちゃいけない、「D機関活動記録」!

せっせと10週間池袋に通い続けた成果をゲットしなければ。

スタンプを押されたカードを提示すると、カウンターのお兄さんが「はい、お待ち下さい」と景品を持ってきてくれた。

そしておもむろにカードの余白に自分のハンコを…。

「ええっ。D機関のメンバーの横にお兄さんのスタンプ!?」と心乱れたんだけど。

「はい、この佐久間のスタンプで、お渡し完了です」

おお!

これはなかなか粋な計らいでないの~~。

景品も嬉しかったけど、このスタンプカード自体が結構尊いな~。大事にします!

 

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「牙狼〈GARO〉DIVINE FLAME」初日舞台挨拶

2016-05-23 02:40:16 | 映画

21日、映画「劇場版 牙狼GAROーDIVINE FLAME-の初日舞台挨拶に行って参りました。

 

賢雄さんの姿を拝めるのももちろんですが、純粋に映画としてとても楽しみだったこの作品!

いやー、素晴らしかったです!!

 

TVシリーズの熱量そのままに、よりパワーアップしたアクションシーンの畳みかけ!

瞬きするのも憚られ、飲み物飲むのも忘れ画面にくぎづけ。

ものすごく濃密な70数分です!

こうね、ぎゅぎゅぎゅーーーーっとね、内容詰まってます。

作り手の情熱がびんびん伝わる良作です。

 

そしてやっぱり…ヘルマン!

愛されてるなぁ…。

主役のレオンを完全に喰っちゃった。

最後のトドメこそ譲ったけどね…まあ、そこはね。

レオンだって成長したってとこ、パパに見せなきゃだもん。

 

賢雄さんの声の魅力を、これほど余すことなく発揮させてくれるキャラクターもそうはないですわ~。

「ジョーカー・ゲーム」の結城中佐の渋さももちろん素晴らしいけど、やっぱり二枚目半…この振り幅が最高~。

女と酒が大好きなダメ親父から、まだ見ぬ息子を思い守り戦う魔戒騎士の姿へ!

どっちもヘルマンなんだよな~~。

 

「おじさん、誰?」

「…誰でしょ?」

 

もうもうもう、ぶわっ!!ですよ。

 

ゲストキャラのダリオも、良かったね~~。

萩原聖人は、俳優だけどちゃんと今までも声優としての実績を積んでる人なので、全く違和感なし。

むしろ、監督も言ってたとおり「メインキャストの誰とも声が被らない」「説得力のある声」で、深い業を抱えた悲劇の騎士を見事に演じきっていたな、と。

 

上映後、賢雄さん、ロベルトの富田さん、レオンの浪川さん、林監督が登壇しトークショーへ。

賢雄さん「映画化されると聞いて、やった!と思ったけどヘルマン死んでるし、出て来ても回想シーンくらいなんだろうな~と思ってたら、大活躍させてもらえて嬉しかった」

富田さん「いきなりGARO初参加、映画も初、舞台挨拶も初でドキドキ」

浪川さん「TVシリーズの4年後という設定なので、レオンの成長を感じてもらえたら」

とコメント。

 

ただ賢雄さん、横にいる司会のお姉さんが美人なもんだから、話す時そっちばっか向いちゃってしかも少しずつそっち寄ってっちゃって「賢雄さん、賢雄さん、ライトから外れてる」と富田さんや浪川さんから突っ込まれ、会場も笑いに包まれるという…そんなとこまでヘルマンかっっ。

 

とにかく、賢雄さん、富田さん、浪川さんのこの親子三人の「親子感」が半端なくて!

まさにルイスファミリー。

「浪川くんとはもう30年近いつきあいになるけど、ようやく成長した。やっと一割か二割、実のある話ができるようになった」と賢雄さんが言えば「え?やっと?」と。

会場は、ふんふん、そうだろうみたいな笑いがもれ。

富田さんが、賢雄さんを見て「お父さん」と浪川さんを見て「お兄さんに支えてもらった」と言えば、賢雄さんが、「お父さんと」浪川さんを指して「お母さんにね」って、浪川さん「俺、性別変わってるじゃないすか!」

困った浪川さんが「監督、どうですか?」とふれば、

賢雄さんが司会のお姉さんに「浪川、司会してますよ」とチクり。

「ちょっと、なに言いつけてんですか~」とまた浪川さんが慌てるとかとか…。

 

もう、仲良すぎだ~。ルイスファミリー!!

 

作画良かったな-、といろいろサイト見てたらこのプロデューサーへのインタビューがめちゃめちゃ熱かった!

ヘルマンの扱いをどうするか、なんて裏話は本当に面白いよね。

まさか、そっくりの弟になるかもしれなかったなんて。

「そっくりで賢雄さんが声やれば、もうヘルマンになるから」って…そんな…。

まるで「ガッチャマン」のジョーの扱いみたいだー。

やっぱ華々しく散った人気キャラって、続編作ると悩ましいのはどこも同じなのね〜。

 

そしてこの人があのRainbow~二舎六房の七人に関わっていたと聞いて、感慨深かった!

私が絶対に忘れられない作品!

あんな地味で暗くてそのくせ熱い、どこに需要があるかわからない、でも観た人には強烈なインパクトを残すアニメを作る人が関わってくれていたんだ…そう思ったらジワジワきちゃって…。

はあーー、今このタイミングで「二舎六房の七人」の名を目にするとはね~。

なんか…たまらんな~~~。

 

そして、MAPPAって、「坂道のアポロン」や「神バハ」作ったとこだったのね。

どうりで良く動くはずだ~。

なのに「紅蓮の月」はどうしてああだったのか…。

この劇場版に、いろいろ持ってかれちゃったのかな~。

 

あまりに面白い作品なので、ほんと多くの人に観てもらいたいんだけど…良作が必ずしもヒットに結びつくとは…ううう。

 

とりあえず私はBlu-ray出たら即買いだし、来週もう一回観に行こうと思ってます!

ヘルマンのしおり欲しいしっ。

 

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一生、山には登りません!!

2015-11-10 00:27:49 | 映画

いやまー根っからのインドア派だからね、登山なんて元々1ミリもする気は無いんだけど。

観てきました。「エベレスト3D」吹き替え版!
今年の春公開だった「ナイトミュージアム3」は家庭内の事情でとても映画どころではなく、せっかくの賢雄さん主演作を劇場で見損なったので、今度はなんとか観たかったんだ~。
今回主役でこそないけど、とても重要な役どころでした。ある意味、裏主役?

平日の映画館、3割~4割くらいの観客数。
何故か圧倒的にシニア!
私、あの空間の中で一番の若手だっかもしれん…Why?
一個置いて隣の席の初老の男性、3Dメガネを手にしつつ「赤と青じゃないんだな~」って、いつの話~~~~っっ。

さて、映画ですよ。
1996年に実際に起こった「エベレスト大量遭難」を題材にしたこの作品。
作品、ではあるけれど登場人物や会社名は全て実在のまま。限りなくフィクションに近いノンフィクションといった感じ。
凄かったーーーーーーーー!!
もう決めた、人生何があるかはわからないけど、冬山にだけは一生近づかんっっ!!
いやーーーー、怖い寒い痛い、たまらんですよ、もう。
そして誰しもが突き当たる「何故、そんな思いをしてまで登るのか」という疑問。
確かに山は美しいんだよな~~。
荒れる前の、その雄大かつ荘厳な姿。
天高くそびえる頂に、なんとしてもたどり着きたい、てっぺんに触れてみたい…そういう思いにかられる人の渇望…きっと命を賭ける事すら厭わない達成感がそれをなし得た人にはもたらされるんだろうなぁ。
うん…それは凄いけど、卑小な私なんぞはその栄誉に浴するのと引き替えに、安全を取って地面にしがみつくよ。

前半の、登山隊の人々の会話やらなんやらは少々だれました。
キャラクターが多すぎて、みんな同じようなカッコだし見分けがつかない。
吹き替え版は、声で聞き分けができるからまだマシな方なんだろうけど…。
うーん、頑張ったんだけどね。この辺、少し寝ました。

ただ!登山が始まってからの迫力ある映像が始まったとたん、くわっと目が覚めましたよ!!覚醒ですよ!!
いやー3D正解!
奥行き感半端なくてさ~。山の雄大さが凄いのよ~。
壮大な尾根の上をごま粒みたいな人影が渡っていくんだ~。人の小ささを思い知らされる凄い絵。
そして起こり始める、様々なアクシデント。
ああ、そういえばそんな伏線あったかもしんない、と寝てしまった時間を少し後悔。
いろいろな小さな齟齬が、登山スケジュールを狂わせて不安な空気がじわじわ…。

そこからはも~~、怒濤の展開ですわ。
パーティの中には日本人女性登山家も含まれていて、彼女は頂上まで行ってちゃんと小さな日の丸をそこに立てるんだよね。このシーンは感動的だった。
白銀の世界に日の丸の小さな赤があまりに鮮明で、ちょっと泣けた。

それまで人間に寛容に見えた山が、突然牙を剥くのが本当に怖い!
目の前に見える山頂の誘惑に耐えきれず、無理を押した結果訪れる栄光の直後の絶望…もう画面にくぎづけだよ!
「登る勇気よりも降りる勇気」って良く耳にするけど、まさにそれが生死を分ける。

それから展開される遭難シーンは、ほんとどうやって撮ったんだっていう迫力ある画面の連続で、必死に戦い生きようとする人間達の姿が壮絶で…いやあ凄い!

結局この映画では5人の登山家が命を落とす。
実際の事故では他のパーティからも犠牲が出たので、8名亡くなったとか。
その中にさっきの日本女性・難波康子さんも含まれていて…絶句。

ネタバレになってしまうので、どうしようと迷ったけど…ええい、書いちゃうぞ。
賢雄さん演じるベックも、途中体調を崩し下山中に遭難。
過酷な状況の中一昼夜過ごし誰もがその生存をあきらめた中、自力でキャンプへ帰投。両手と鼻を失いながらも奇跡の生還を遂げちゃうんだなー!
当初おちゃらけて3の線の明るいトーンだった賢雄さんの声と演技が、ラスト弱り切って、でも助かった安堵で震えながら感謝を述べる…この振り幅、良かった!

ノンフィクションだけに、ハッピーエンドじゃ終われないこの物語。
人々の、情熱も覚悟も死闘も絶望も祈りも全て飲み込み、ただ山々は不動の姿を保ち続ける…。
小さな存在だからこそ、その偉容に挑み続ける人々の熱意と努力は尊いものだと思うけど…思うけど…うう、無理無理無理無理。

私はやっぱり、今後も絶対、登山とかしないからっっ!

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「LAST」?信じないってばよ!

2014-12-14 23:47:51 | 映画

先日、映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』を観てきました。
公開直後の入りがやたらよかったみたいなので、急いで行ったんですが…。

平日のレディスデー、ガラガラでした…。
でも、今までNARUTOの映画って、女一人で観てるってたいてい私一人だったんだけど、今回はけっこういたな。
ま、内容が内容だからね。
そう、今回のNARUTOはラブ真っ盛り!なのでした。

いやー、そっか~。
ヒナタ良かったね!私は断然サクラよりヒナタ派だったからね。
ヒナタとナルトが結ばれると聞いちゃ、こりゃじっとしとられんっっと出かけたわけです。

いきなり、木の葉の英雄となったナルトにモテ期到来!でびっくり。
超おくてのヒナタと非常識なまでに鈍感なナルトの恋、いっかな進まず。
ここで頑張ってくれたのがサクラ。
ヒナタの背中を押し続け…。
うーーん、しかしこれ、「NARUTO」なのか?
一応、戦闘にもなった。
なんか観たことのある展開だな~と思ってたら、数年前の劇場版「火の意志を継ぐ者」に似てるんだわ。
あれのヒロインポジだったのがカカシ先生で、そこをヒナタに置き換えればまんまこの作品って感じ。
あの作品で狙われたのがカカシの写輪眼で、それが今回はヒナタの白眼。
世界を守るためナルトを守るため、自分を犠牲にしようとするヒナタ。
それを奪還しようと奮闘する、旧七班とシカマル…。
ひゃあ、見事に同じだったわ!

ま、ご都合展開はご愛敬でしょ、二人へのご祝儀みたいなもんだってばよ!
しかし…ナルトの告白からキスでしめちゃって…まさかの「LAST」がそれか!?って思いはさすがに否めないな。
おばちゃんはともかく、前の席に座ってた男三人組は一体どんな顔で観てたのやら…。

でもEDはよかった!
スキマスイッチの「月のうつわ」という曲がとても内容にマッチした歌詞で、それに合わせて白黒のシャープなタッチで描かれた、二人の披露宴の様子が次々と映し出されて…。
幸せな風景の中で、ネジの遺影と感涙にむせぶイルカ先生の姿に思わず目頭が熱くなっちゃった。

そして!目頭が熱くなったといえば、今日のフィギュアスケート・グランプリファイナル!!
羽生結弦くん、二連覇おめでとう!!
凄いわ…ほんと、凄い子やわ~~。
あの4S、4Tの美しさったら…確実に別次元のジャンプ。
解説の織田くんが「あまりの美しさに僕が審査員だったら、加点3のボタン連打してます!」と興奮気味の語っていたのに泣き笑いしながら大納得。
そしてスケーティング自体の滑らかさ、力みのなさ…上手くなったな~~~。
いやー、もう手が付けられんね。

その上、表彰台で君が代をはっきりと歌う、その凛々しい表情…王子から若武者へステップアップした感じだ~。
そういえば、こんな画像とともに

左から玄武、白虎、青龍、朱雀というツイートを見かけた。
言い得て妙だ!と感心してしまった。もうそうとしか見えない~。
この白虎、いったいどこまで成長するのやら…ますます目が離せない!!

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オトナの「初恋」は、こじらせるとキケン。

2014-03-19 00:03:09 | 映画

去る3月15日、ついに公開となった「世界一初恋~横澤隆史の場合~」の初日舞台挨拶上映に出かけてきました。

お昼の池袋、映画館の前には大行列ができていて係の人が「世界一初恋は最終回まで、完売でーす」だって。
おおー、よかった~。大盛況にファンとしてはほっと一安心。


いや~~、BL小説のアニメ化全国ロードショーなんて、いったいどうなるものかとドキドキしちゃいましたが…割とフツーにハートウォーミングなラブストーリーでありました。
大丈夫、キスまでです。しかもライト。
うん、どんとこいです。

男が(男に)恋をする、男が(男に)失恋する…カッコの中が、デフォルトな世界。誰一人自分の性癖に葛藤してない世界。
そこだけ踏まえておけばいたって当たり前な、むしろありがちな恋の始まりの物語でしたよ。ほほほ。

主役の賢雄さんが、いい声で全編しゃべりまくりです…か~~~、幸せ!!!
大丈夫!まだまだ20代もいけますって!
ため息の混じりのモノローグに、終始やられっぱなし…。
お相手の桐嶋さん、最初キャスト聞いたときは不安になったけど…いやいやどうして。
全く、アムロ色なかったです。
ちゃんとオトナの声色でしたわ。それもとても自然な。
そっか~、今までああいう役が来なかっただけなんだわ、と妙に納得。
眉間に縦皺立てて煩悶する横澤さんを、手のひらで転がすようにその心をほぐしていく…という格好いい役所を、余裕で演じてましたね~。さすが。

同時上映の短編オムニバスも、4つのカップルのそれぞれのバレンタインが可愛らしく描かれており、会場のあちこちから小さな悲鳴や大きな笑いが上がって、とても楽しい仕上がりとなっておりました。

ただ…作画が…あの~、なんであんなに張りぼてっぽい体なんだろうなー。
あれだけは頂けないわ、ほんと。
なんつーか、ジャンボマックス的な?そのスーツの下、段ボールかなんか着てます?的な。
だって裸のシーン、そんなおかしくなかったのに。
スーツ着たとたんぶわっと膨らむあの感じがねー、ほぼ顔のアップとバストショットだけの作品であれはないわ~。
それと、顔と手の大きさのバランスが悪い。
手の大きい男の人は大好きですよ~。手ってとても色っぽい体のツールだしね。
でも!いくらなんでもデカ過ぎ。
指も棒みたいで、表情がない。
タバコを吸うシーンが効果的に使われてるんだけど、だったらもう少し、指の表情にまで気を遣って欲しかった…!

私の中には、「ガッチャマン」という、めちゃめちゃセクシーでしなやかな体や指の線のアニメが焼き付いてるもんでね…まあ比べるのは酷ってもんだけど。

なんだかんだ言ってますが、BDは買います!それはもう宣言!
賢雄さんがあれだけいい声でいっぱいしゃべってくれてる、もうそれだけで私には十分なので!

上映後の舞台挨拶、最前列のかぶりつきで賢雄さんの姿を拝めました。
ああ、お久しぶりだわ~~。
主役としての舞台挨拶ということで、とても嬉しそう…。
桐嶋役の蒼月さんは、あくまで古谷さん似の新人の体で。
「初めてのBLでドキドキしました」「BLっていうとなんかアヘアヘ言ってるイメージがあったんですが」
いや、だから、ぶっちゃけ過ぎ。
そこで賢雄さんも「でも、これほとんどアヘアヘなかったでしょ?」とか突っ込まなくても。
「あの…ネクタイをこうグッと引き寄せられてね、“あっ”くらい?」
と言いつつ、その“あっ”を息を抜きながらちょっと色っぽくやってくれたりとか…きゃあ~~~。
いやあ、短い時間でしたが、久々のナマ賢雄さんを見ることができて、大満足でした。

帰り、アニメイト池袋本店へ。壁にセカコイの大広告が。


店内のエレベーターのアナウンスも、賢雄さんの声で案内が流れていて。
そうよね!
やっぱ主役っていいよね~~。

コメント (2)
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