ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

ネバー・エンディング・ストーリー

2011-04-19 22:25:29 | 

だいぶ前の話になっちゃいますけれども。

「グイン・サーガ」の正伝130巻、読了いたしました~~~。

ああー、終わっちゃったかーー。
この日が来るのが怖かったです、ほんと。

思い返せば、人生で初めて「グイン」を読み始めたのは28の時、腸閉塞で入院中の病室でした。
そして奇しくも、130巻目を読み終わったのがこれまた先月の、入院中の病室。
なんだか不思議な巡り合わせですね~。

閉鎖的で無機質な白い病室から飛躍するには、あのくらい広大無辺な物語がぴったりくるのかもしれません。
ほんとにね、あの無味乾燥なベッドの上で読む「グイン」は、やたらと魅力的で心躍るんだよな~~~。

それにしても…なんて所で終わってしまったことだろう!!

ラスト数巻で一気に物語が動き出し、「おお、これは!?」という伏線があっちにもこっちにも新たに張り巡らされ、いったいこれらがどう絡んでいくのだろう…とハラハラしながらページを繰ったところで…(未完)!

ヨナとフロリーは無事か? イシュトの思惑はどこに?
スカールはどう出る? グインの子はどんな王子なの?
幽閉中のレムス、シルヴィアもあのままではいまい。
リンダの予言の“光の王子”“闇の王子”はそれぞれ誰なのか?
ヴァレリウスに平安は来るか?
グインはミロクとどう対峙していくのか?

くあああああっっ。

奇しくも最終巻のタイトルは「見知らぬ明日」
まさに、まさに、この壮大な終わりを見ない読み物を象徴するタイトルとなってしまいました…!

いや、今から思えばですよ。
途中、中だるみは確かにあった。「あーー、くどいっっ」という言い回しや、簡潔に表現すれば数行で済むような内容を、これでもかと延々と書き連ねることもしばしばだった。

「ああ、あの余剰な表現や回りくどい描写を、この先の一章、一段落にまわしてくれれば…!」と思わないではないけれど、それもこれもひっくるめてやっぱり「グイン・サーガ」なんだよね…。

今はただ、この素晴らしいストーリースリップをさせてくれた栗本さんに、「ありがとう」を言うしか無いでしょう。
多分、というかもう絶対、一番悔しかったのは彼女自身に違い無いんだから。
名残惜しく、本当にそれは名残惜しく、私もこの物語を閉じることとします。

そして名残惜しいといえばもう一方、惜しい方が逝ってしまわれました。

17日、出崎統さん、逝去。

ああーーーー、これも衝撃だった~~~~~。
だってだって、私の好きなアニメ10本並べろと言われたら、間違いなく半分以上は出崎作品ですよ!!

そりゃまあ、ここ数年はさすがにその作風にも往年の輝きは…という感じがしなくもなかったけど。
遺作は「源氏物語千年紀Genji」になるんでしょうか…2009年作品の。
私、結構な酷評してた気がする…あれ。
ま、元ネタがあまりにデカ過ぎて誰がどう挑んでも、アニメという媒体の中ではちょっと難しかったよな、なんてフォローしても後の祭りですわっっ。

しかも…出崎統「おさむ」さんと読むんですね…ずっと「とおる」だと思い込んでた…もう、ろくなファンじゃねーわっっ。
でも、でも、ほんっとーに好きだったんだよぉぉぉ!

「ガンバ」も「家なき子」も「宝島」「コブラ」「ベルばら」も永遠に色あせることはありません!!

コメント (2)
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4月開始のアニメ

2011-04-07 23:45:52 | アニメ

あれよあれよという間に、4月も7日!
えらいこっちゃ!と4月開始のアニメについて。

おっとその前に、おかげさまで体は順調に回復しております。
まさに「薄紙をはぐように」とは、よく言ったもので。
あ~、日本語には、なんて美しくてしかも的確な表現があることか!

さて本題。
今期視聴予定は…
「青の祓魔師(エクソシスト)」「アスタロッテのおもちゃ!」「俺たちに翼はない」「花咲くいろは」「星空へ架かる橋」「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」
「30歳の保健体育」「SKET DANCE」「電波女と青春男」「まりあ†ほりっく あらいぶ」「世界一初恋」「TIGER&BUNNY」「よんでますよ、アザゼルさん。」「変ゼミ」「そふてにっ」「へうげもの」「DOG DAYS」「C」「日常」「デッドマン・ワンダーランド」「あの日見た花の名前を僕等はまだ知らない」「神のみぞ知るセカイ2」「もしドラ」「殿といっしょ」


うおお、多いな。今期は。
硬軟織り交ぜの、なかなかバラエティに富んだラインナップという気がします。

なかでも注目は…
「青の祓魔師(エクソシスト)」
日5のTBSは、最近なかなかの力作揃いですからね。これも期待できるんじゃないかと。
「花咲くいろは」
なんだか、昼の連続ドラマみたいな設定が逆に新鮮?
アニメならではの華やかな味付けに期待しよう。
「30歳の保健体育」
エロですかっっ。純愛ですかっっ。え?どっちも?
ううーーん、さじ加減が難しそうなストーリー。下手すりゃ目も当てられないことに…ドキドキ。
「TIGER&BUNNY」
ぱっと見、とてもタイプ!だと思った。
とりあえず主人公が、いい年した熱いおっさん…これだけでも昨今とてもレアだ。
ただ設定が少々懲りすぎ…?
それに、海外へのセールスがあまりにあざとく全面に出過ぎてる感じが、少々ひっかかるかな。
「へうげもの」
うおーーー、渋い!
さすがNHK。美少女なんか知らないぞ、とばかりのおさーんだらけの時代劇。
その心意気や、良し。
キャストのいぶし銀っぷりが、逆に眩しいぜ!
「よんでますよ、アザゼルさん。」
なんだなんだ、この使えなさそーーなユルい感じの悪魔キャラクターたちは。
やだ、なんとはなしに心惹かれます~。
しかも、声優陣が妙に贅沢っっ。意外な大穴になる予感?
「世界一初恋」
「純情ロマンチカ」に続く、手加減なしの腐女子アニメ。
男子御法度のそのストレートさは、いっそ清々しい。今度もどーーんと、やってくれい!
しかも賢雄さんがご出演だー。横恋慕キャラだけど。

こんなところかな、と。
3月終了分もまだ全部は消化できてない状態なので、いやはや大変です。
しかも、ドラマも観たいのあるしね~~。

ああ、体がもう一つ欲しい!

コメント (2)
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