ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

オトナの「初恋」は、こじらせるとキケン。

2014-03-19 00:03:09 | 映画

去る3月15日、ついに公開となった「世界一初恋~横澤隆史の場合~」の初日舞台挨拶上映に出かけてきました。

お昼の池袋、映画館の前には大行列ができていて係の人が「世界一初恋は最終回まで、完売でーす」だって。
おおー、よかった~。大盛況にファンとしてはほっと一安心。


いや~~、BL小説のアニメ化全国ロードショーなんて、いったいどうなるものかとドキドキしちゃいましたが…割とフツーにハートウォーミングなラブストーリーでありました。
大丈夫、キスまでです。しかもライト。
うん、どんとこいです。

男が(男に)恋をする、男が(男に)失恋する…カッコの中が、デフォルトな世界。誰一人自分の性癖に葛藤してない世界。
そこだけ踏まえておけばいたって当たり前な、むしろありがちな恋の始まりの物語でしたよ。ほほほ。

主役の賢雄さんが、いい声で全編しゃべりまくりです…か~~~、幸せ!!!
大丈夫!まだまだ20代もいけますって!
ため息の混じりのモノローグに、終始やられっぱなし…。
お相手の桐嶋さん、最初キャスト聞いたときは不安になったけど…いやいやどうして。
全く、アムロ色なかったです。
ちゃんとオトナの声色でしたわ。それもとても自然な。
そっか~、今までああいう役が来なかっただけなんだわ、と妙に納得。
眉間に縦皺立てて煩悶する横澤さんを、手のひらで転がすようにその心をほぐしていく…という格好いい役所を、余裕で演じてましたね~。さすが。

同時上映の短編オムニバスも、4つのカップルのそれぞれのバレンタインが可愛らしく描かれており、会場のあちこちから小さな悲鳴や大きな笑いが上がって、とても楽しい仕上がりとなっておりました。

ただ…作画が…あの~、なんであんなに張りぼてっぽい体なんだろうなー。
あれだけは頂けないわ、ほんと。
なんつーか、ジャンボマックス的な?そのスーツの下、段ボールかなんか着てます?的な。
だって裸のシーン、そんなおかしくなかったのに。
スーツ着たとたんぶわっと膨らむあの感じがねー、ほぼ顔のアップとバストショットだけの作品であれはないわ~。
それと、顔と手の大きさのバランスが悪い。
手の大きい男の人は大好きですよ~。手ってとても色っぽい体のツールだしね。
でも!いくらなんでもデカ過ぎ。
指も棒みたいで、表情がない。
タバコを吸うシーンが効果的に使われてるんだけど、だったらもう少し、指の表情にまで気を遣って欲しかった…!

私の中には、「ガッチャマン」という、めちゃめちゃセクシーでしなやかな体や指の線のアニメが焼き付いてるもんでね…まあ比べるのは酷ってもんだけど。

なんだかんだ言ってますが、BDは買います!それはもう宣言!
賢雄さんがあれだけいい声でいっぱいしゃべってくれてる、もうそれだけで私には十分なので!

上映後の舞台挨拶、最前列のかぶりつきで賢雄さんの姿を拝めました。
ああ、お久しぶりだわ~~。
主役としての舞台挨拶ということで、とても嬉しそう…。
桐嶋役の蒼月さんは、あくまで古谷さん似の新人の体で。
「初めてのBLでドキドキしました」「BLっていうとなんかアヘアヘ言ってるイメージがあったんですが」
いや、だから、ぶっちゃけ過ぎ。
そこで賢雄さんも「でも、これほとんどアヘアヘなかったでしょ?」とか突っ込まなくても。
「あの…ネクタイをこうグッと引き寄せられてね、“あっ”くらい?」
と言いつつ、その“あっ”を息を抜きながらちょっと色っぽくやってくれたりとか…きゃあ~~~。
いやあ、短い時間でしたが、久々のナマ賢雄さんを見ることができて、大満足でした。

帰り、アニメイト池袋本店へ。壁にセカコイの大広告が。


店内のエレベーターのアナウンスも、賢雄さんの声で案内が流れていて。
そうよね!
やっぱ主役っていいよね~~。

コメント (2)
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1月アニメの感想

2014-03-11 09:37:33 | アニメ

オリンピック視聴のおかげですっかりアニメ鑑賞のスケジュールが狂い、なかなか追いつけない日々であります…。

それでもまー、なんとか各作品5話~8話くらいは観ましたかね。
あと何話かで1クールアニメなら終了だっつーこのタイミングで、今更感想っていうのもあまりにもお間抜けですが…ほんと、すんません。

1月開始作品の数々、割とみんな楽しんでます。
切ったのは…二つ。
「ゼクスイグニッション」「世界征服!謀略のズヴィズダ-」
「ゼクス~」は1話見るなり、その新鮮みのなさにうんざり。
どこかで見た設定、どこかで見たキャラクター、どこかで見たストーリーの流れ…これは意味がないな、と。
「ズヴィズダ-」は3話までは観た。
でも、一向に何がしたいのかわからない。先が見えないし、そう見たくもなくなってきて、さよならしました。

「ハマトラ」は、観てるけど作画がな~~~~。なんか雑。
「魔法戦争」、前期からの継続作「ストライク・ブラッド」「東京レイヴンズ」もそう。
アクションシーンで、キャラが突っ立っちゃってる。
ロングショットの顔、どーした!
もう、デッサン云々以前の問題かと。

それと意外に楽しめてないのが「スペースダンディ」
いや、面白くないわけじゃない。ないわけじゃないんだけど…期待したほどじゃなかったって感じ。
やっぱ、バディ感のなさ?これかな~~。
結局、ダンディ一人の魅力で持って行かなきゃならないでしょ。
ミャウは可愛いけどさ、相棒にはなれないっしょ。
要するに、萌えの欠片もない!ってとこがネックかな~。

さて、そんな私が大いに楽しんでるのが
まず「未確認で進行形」
キャラクターがかわいい!女の子達もみんなかわいい!
ヒロインの小紅と真白が特に。
そしてぼんやり婚約者の白夜、彼のあの表情と口調が癖になるっっ。
まさに大型犬が飼い主に向けるが如くの、ストレートで真摯な小紅への思いがどうか報われて欲しいんだけどな~~。
ラブコメ展開、上等!!

次に「ノラガミ」
作画のクオリティが高いと、こうも燃えるかな~。
やっぱ絵が命、アニメはね。
主人公・夜トの飄々としていながら時折見せる寂しそうな感じが、これまた何とも魅力的。
ひよりや雪音と出会い、彼の心がどう満たされていくのか…なんかとても応援したくなるわ!

「ノブナガン」
敵は謎の進化侵略体!その姿はまさに怪獣!
単純で胸アツな、これぞ少年漫画展開。
1話の登場がやけにネガティブだったので、「おいおい、やめてよ~」と思わせた主人公・しおだけど、2話からは別人のように吹っ切れて一気に流が良くなった。
発想が面白いよね-。
過去の偉人や傑物の遺伝子が、その特長を生かした能力や武器に変化される、なんて。
やー、各キャラの持ち味がほんとに個性的で楽しいわ~~。
ただ、その主役の演技がおそろしく下手なのだけは…嗚呼…残念すぎる~~~。

「ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル」
最初は、馴染まなかった。
今にも女の子キャラが「あんあん」言い出しそうで…ゴメン、この人の絵はエロアニメのイメージが強すぎてな-、私。
でも若本御大演じる、使い魔ナナジーニィのおかしさにヤラレまして。
それにハチミツさん!
渋いイケメンなのに水玉好きで、休日はロン毛なびかせ草野球とか…謎すぎて目が離せないですってば。
そして、OP曲が神。かっこいい~。
久々に、歌ってみたいアニメ主題歌に出会ったな-。難しいけどねー。

「バディ・コンプレックス」
公式が「カップリング」「カップリング」と喧しい。
どや顔で「レッツ!カップリング」とか、笑うしかないやろ~~~。
ちょっと古い絵柄も、なんだか真面目な子が真顔で妙なことを言い出す的なおかしみがあるし。
でも基本、タイムスリップネタは大好きだから。
あの状況であまり動じてない、青葉くんのメンタルの強さが救いです。
いや、悪口じゃないですって。ほんとはかなり面白く観てるんです!

「鬼灯の冷徹」
まさかのギャグ!ここまで全編ギャグだとは思わなかったよ~~~。
安元氏の低音を心ゆくまで愛でる!
もうそれでいいじゃん、と。
でも、獄卒の茄子が大のお気に入りだったりする…あとシロも。

あとは、主人公よりもお兄ちゃんとうか様の恋の行方が気になる「いなり、こんこん、恋いろは。」
女の子達の繰り出すゲスな下ネタに、縦横無尽に突っ込む浅沼晋太郎のテクニックが秀逸な「生徒会役員共」
なんてのも、毎回楽しんでおりますよ!

コメント (4)
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