ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

「聲の形」と「君の名は。」

2016-10-16 00:49:56 | 映画

ずいぶん時間が空いちゃったけど、観ました。

完全に忘れちゃう前にちょこっと感想書いとこう。

なるべくネタバレしないように。ま、でもだいぶ経つから大丈夫かな?

 

先に見たのは「聲の形」

公開して間がなかったので、劇場は満席!

一つの空席もないというのは、シネコンでは初めての経験だったかも。すごいね。

いかにも京アニ、という可愛らしいキャラクター。

でも…なんだろ、ちょっと気持ち悪い。

胸に刺さる、というよりはなんとはない居心地の悪さを感じてしまった。

特にヒロインの硝子。

なぜ、あんな目にあって笑っていられる?

将也を許し受け入れ、あまつさえ恋とか…ちょっとそこは理解できないなー。

もし、笑っていなければ生きていけなかったのだとすれば、それはあまりにも哀しいけれど。

 

そして、簡単に死のうとし過ぎ。

おいおい、と思ったけど…いや、そうなんだよね。あの年頃ってそうなんだわ。

結構短絡に「死」に向き合っちゃうんだった。

自分の高校時代思い出して、「あ、私も死のうって思ったことあったあった」と久々に思い出したり。

その後も、「死にはしないけど、ちょっと2階くらいから飛び降りちゃおっかなー」というのはしょっちゅう思ってて、真剣に友達に止められたりしてたっけ。

単純な、受験の行き詰まり如きでそんなこと思う奴もいたんだから、そりゃ決定的に人を傷つけた記憶と自覚は、完璧な動機にはなるってもんだよねー。

 

二人の周囲も、かなりモヤモヤします。

最初凄く嫌な子と思えた植野さんは、実はとてもストレートで正直な子だったんだなって思えるし、いい子っぽかった川井さんは、本当にウザイ子だったのねってなる。

赤毛のイケメン真柴くんは、空気。

その中で、ほんと一服の清涼剤だったのが賢章くん演じる永束くんでした。ほんといい子!

 

あ、それからやっぱ年代かね~。

二人の母親にめちゃめちゃ共感してしまって…唯一泣いたシーンが、母親が感情を吐露するとこだったんだよね。

いじめた方の母、いじめられた方の母。

この二人の気持ちの揺れねー。ちょっとこれにはグッときた。

 

そして「君の名は」

どっちが好きって言われたら、こっちの方が好きかな。

作品の感触っていうのかな、それが肌に合うのは明らかに「君の名は」の方でした。

さらっとぱきっとしてて、気持ち良い。

リピーターが多いのもうなずけますな。

伏線回収するのに、一回見ただけじゃ無理ですわ。

これでも~~、ネタバレ回避で内容に触れるの無理っぽいんですけど~~。

 

背景が綺麗とかリアルだとか、そんなのはもう新海監督作品については散々言われてきたことで。

そっち方面だったら「言の葉の庭」の雨の公園描写なんかの方が、ずっと心打たれたし。

やっぱり主人公二人の爽やかさ、健全さ、健気さが、ここまで万人受けしてる要因なんじゃないのかな。

瀧くんも三葉ちゃんも、ほんと応援したくなる子だから。

そして第三の主役、音楽!

いやー、仕事してます、音楽が。

「RADWIMPS」だっけ?映画の内容へのシンクロ、尋常じゃないです。

音楽に一切興味のない私が、ちょっとCD欲しくなっちゃったわ。いや、買ってないけど。

 

関係ないけど、明日「ジョーカー・ゲーム」のイベントです!!

夜の部だけだし2階席だけど、当たって嬉しい~~~~。

夜の部なのに、物販のために昼前に行かなければ!

時間余っちゃうから、新小岩のカラオケ屋にでもおこもりしよっかな~。

 

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