ずいぶん時間が空いちゃったけど、観ました。
完全に忘れちゃう前にちょこっと感想書いとこう。
なるべくネタバレしないように。ま、でもだいぶ経つから大丈夫かな?
先に見たのは「聲の形」。
公開して間がなかったので、劇場は満席!
一つの空席もないというのは、シネコンでは初めての経験だったかも。すごいね。
いかにも京アニ、という可愛らしいキャラクター。
でも…なんだろ、ちょっと気持ち悪い。
胸に刺さる、というよりはなんとはない居心地の悪さを感じてしまった。
特にヒロインの硝子。
なぜ、あんな目にあって笑っていられる?
将也を許し受け入れ、あまつさえ恋とか…ちょっとそこは理解できないなー。
もし、笑っていなければ生きていけなかったのだとすれば、それはあまりにも哀しいけれど。
そして、簡単に死のうとし過ぎ。
おいおい、と思ったけど…いや、そうなんだよね。あの年頃ってそうなんだわ。
結構短絡に「死」に向き合っちゃうんだった。
自分の高校時代思い出して、「あ、私も死のうって思ったことあったあった」と久々に思い出したり。
その後も、「死にはしないけど、ちょっと2階くらいから飛び降りちゃおっかなー」というのはしょっちゅう思ってて、真剣に友達に止められたりしてたっけ。
単純な、受験の行き詰まり如きでそんなこと思う奴もいたんだから、そりゃ決定的に人を傷つけた記憶と自覚は、完璧な動機にはなるってもんだよねー。
二人の周囲も、かなりモヤモヤします。
最初凄く嫌な子と思えた植野さんは、実はとてもストレートで正直な子だったんだなって思えるし、いい子っぽかった川井さんは、本当にウザイ子だったのねってなる。
赤毛のイケメン真柴くんは、空気。
その中で、ほんと一服の清涼剤だったのが賢章くん演じる永束くんでした。ほんといい子!
あ、それからやっぱ年代かね~。
二人の母親にめちゃめちゃ共感してしまって…唯一泣いたシーンが、母親が感情を吐露するとこだったんだよね。
いじめた方の母、いじめられた方の母。
この二人の気持ちの揺れねー。ちょっとこれにはグッときた。
そして「君の名は」。
どっちが好きって言われたら、こっちの方が好きかな。
作品の感触っていうのかな、それが肌に合うのは明らかに「君の名は」の方でした。
さらっとぱきっとしてて、気持ち良い。
リピーターが多いのもうなずけますな。
伏線回収するのに、一回見ただけじゃ無理ですわ。
これでも~~、ネタバレ回避で内容に触れるの無理っぽいんですけど~~。
背景が綺麗とかリアルだとか、そんなのはもう新海監督作品については散々言われてきたことで。
そっち方面だったら「言の葉の庭」の雨の公園描写なんかの方が、ずっと心打たれたし。
やっぱり主人公二人の爽やかさ、健全さ、健気さが、ここまで万人受けしてる要因なんじゃないのかな。
瀧くんも三葉ちゃんも、ほんと応援したくなる子だから。
そして第三の主役、音楽!
いやー、仕事してます、音楽が。
「RADWIMPS」だっけ?映画の内容へのシンクロ、尋常じゃないです。
音楽に一切興味のない私が、ちょっとCD欲しくなっちゃったわ。いや、買ってないけど。
関係ないけど、明日「ジョーカー・ゲーム」のイベントです!!
夜の部だけだし2階席だけど、当たって嬉しい~~~~。
夜の部なのに、物販のために昼前に行かなければ!
時間余っちゃうから、新小岩のカラオケ屋にでもおこもりしよっかな~。
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