ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

拝啓、陸橋の上より。

2008-09-22 14:14:02 | 日々雑感
昨日の日曜日、うちの娘が所属してる高校の合唱部が関東大会に進出ということで、その応援というか観覧に千葉の市川まで行ってきました。

途中、大宮駅前が警官やらなんやらで、やたら騒然。
聞けば、自民党の総裁候補5人が揃って、この後演説するらしい。
こんな機会もめったに無いので、ちょっと待って聞いてみることに。

石原氏・小池氏は共に、まあそこそこ。
声にハリもあるし、言葉が平易でわかりやすい。
経済一辺倒の石原氏に対して、小池氏、環境問題と少子化問題でちょっと特色を加味。

3番手は本命・麻生氏。さすがに声援は多い。
独特のだみ声は、不思議に耳馴染も良くて、期待して聞いてみたんだけど…これが意外につまんない。
なんか内容無くね?みたいな。ちょっとがっかり。

白眉は石破氏。
いやー、まさかね、政治家の演説聞いて泣けるなんて、思ってもみませんでしたよ。
話すスピード、声の響き、テンポ。まさに完璧。
そして何より、心がこもっていた。「この人は信念でこう思ってるな」そう感じられた。
内容は、とにかく「安全保障」。これも他に人とは全然違ってるね。
景気も福祉も大事、でもそれは何より「国」がしっかりあってのこと。
日本が世界の中で、誇りを持って立つためには何が必要か、それを成し遂げるためにこそ政治家は存在し、そこに命を懸ける。
うーん、なんかこうして書くとやけにヒロイックで、大丈夫か?と思わざるを得んけど、その時はほんと感動したんだもん!
今現在も、インド洋上では自衛隊の補給活動が続いている。
その過酷な環境の中、黙々と任務に励む自衛官の苦労や覚悟、そんなのまで例に出されたら、この身に流れる軍人家系の血が、否応なく騒いじゃうってもんです!
いや実際、周りの人からも「いいね」という声聞かれたし、演説の最中の拍手も一番大きかったしね。

で、気の毒だったのが最後の与謝野氏。
石破さんの後、いきなり弱々しいしゃがれ声…。
周囲からも「大丈夫?」「元気ないね」。
やあっぱねー、政治家は言葉が命。でもってその言葉を乗せる声、これほんと大事!
折しも、石破さんの途中から降り出した雨がちょっと強くなり、わらわらと解散して行く人々…。
ちょっとかわいそうだったなー。

ま、総理は麻生さんで決まるんでしょ?
なんでもいいから頑張ってくれい!
とりあえず私は、石破さんの演説聞けてよかったよ。
ちょっとね、総理の器ではないかもしれないけどね…今は。

長くなっちゃったので、肝心の合唱コンクールのことは、また。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする