何年前のゴールデンウィークにパリに行った。
一番印象に残ったのはパリの公園だった。
有名な公園でもなく普通な公園。
景色はほかの国とはそんなに大差もないが、
公園でくつろぐ人の多さに驚いた。
中国の公園は老人と子供のイメージが強い。
日本の公園は子供とお母さんが多い気がする。
けど、パリの公園は若い人がほとんどだった。
本を読む人。日光浴する人。
のんびりした時を過ごす若い男女が多かった。
完全なインドア派だった自分には不思議な光景だった。
ところで、4年の時間が過ぎて、
先週のゴールデンウィークの代々木公園で、
その理由はやっとわかった。
緑にかごまれる芝生の上に横になるのはどれほど気持ちいいことなのか。
しかも、これをわかっているのはフランスの若い人だけではなく、
日本の若い人もよく知っているのだーー代々木公園の若い人の多さを見ればわかる。
自分には、大人になってから公園で横になったのは初めてだったが、ほんとうに気持ちよかった。
芝生の上でよこになれば、風の音も小鳥のさえずりも落ち葉の音も一つ一つしっかり耳に入る。
柔らかい風が体をふれるやさしい感触。
木のすがすがしいにおい。
なにもかも考えなくていいと思える。
風の流れも時の流れは快適に思うようになる。
很多年前去过一次巴黎。
初夏的巴黎和风轻柔,到处都是浪漫的气息。
只是让我最为好奇的是,公园里满满的年轻人。
悠闲读书的,顶着太阳镜日光浴的,坐在长椅上什么也不做的。
草坪上,绿树下,他们平静自在舒坦的样子让我印象深刻。
时光流转,4个初夏后的某天,在东京的代代木公园,
我终于领略到当年无法理解的巴黎公园的惬意。
只有躺在新绿包围的草地上,
才能听见风的低语,小鸟的轻啼,落叶的声音。
才能闻到空气的清新,土地的芬芳。
才能感到清风拂面的温柔感触和树的气息。
所有的杂思都在风中散去,
时间,是一条流淌快乐的小溪。