苗苗老師的心言苗語

@Since 2005 @オンライン中国語教室 @日中バイリンガルブログ

☆ 請多保重(qing3 duo1 bao3zhong4)お大事に

2006-06-30 22:43:51 | ☆ 苗苗言語生活

  夏風邪が流行っているそうで、毎週風邪で倒れた生徒さんがいらっしゃる。

  弱々しい口調での休みの連絡をいただいた時、よく、了解した旨を電話の向こうにいる生徒さんに伝えただけで、つい電話を切ってしまいう。しかし、切った後、落ち着かない気持ちになり、「あっ、『お大事に』を言うのをまた忘れた!」と、やっと気づく。

  暑いのに、熱とか出したりするとつらいだろう、と思うし、励ましの言葉を言いたい気持ちもいっぱいあるのに、どうも日本語の「お大事に」を言う習慣がなかなか身につかない。

  その理由とは、「お大事に」は、それに当たる中国語の“請多保重”(qing3 duo1 bao3zhong4)とのニュアンスが少し違うからだ。  “請多保重”(qing3 duo1 bao3zhong4)は、入院中の病人をお見舞いするときや、遠方に旅立つ人を見送るときの決まり文句としてよく使われるが、日常生活での使用頻度は高いとは言いがたい。

  風邪などの軽い病気だと、中国語では、“多注意身体”(duo1 zhu4yi4 shen1ti3)「体調にご注意ください」や“好好休息”(hao3hao xiu1xi)「ゆっくり休んでください」という表現をよく使う。

  だんだん蒸し暑くなってきて。夏風邪が流行っているそうだ。

  体調にはくれぐれもご注意願いたい。

  風邪をひかれた方は、お大事に!

  “請多保重”!、いえ、“請多注意身体”!


☆ 知足(zhi1zu2)満足

2006-06-28 21:40:19 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  msn messengerの表示名に、自分も含め、心情を表す文を書く友達が多い。

  今日、友達が下記の文を書いていた。

  “做人要知足,做事要知不足,做学問要不知足。”

  (zuo4ren2 yao4 zhi1zu2, zuo4shi4 yao4 zhi1 bu4zu2, zuo4 xue2wen4 yao4 bu4 zhi1zu2)

  おお、いいことを書いているねと、感心させられた。

  自分の人生に満足すること!

  自分の仕事に不足を知ること!

  自分の学問に満足をしないこと!

  座右の銘にしたい!と思っている。


☆ 炒米粉(chao3mi3fen3)焼きビーフン

2006-06-26 22:58:28 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  忙しくて食事が作れなくなっている。半年以上スーパーの弁当生活が続くと、弁当を見るだけでうんざりになる。自家製の手料理を無性に食べたくなる時は、しばしばあった。時々、深夜11時の帰宅時間にも関わらず、手料理弁当を作ってしまったーーたまにだけどね。

  昨日、突然に炒米粉(chao3mi3fen3)焼きビーフンを恋しくなり、奮って作ったけど、理想の味ではなく、ちょっとがっかりした。

  馴染んできた炒米粉(chao3mi3fen3)を作るには、欠かせない材料がある。それは、“香猪脚罐頭”(xiang1gu1zhu1jiao3 guan4tou)という椎茸入り豚足の缶詰である。缶詰だが、じっくり煮込んだやわらかい豚足、椎茸と栗がたっぷり入り、豊かなかおりと味わいで、こしのあるビーフンと炒めると、絶妙な風味を生み出せるのだ。

  数年前に、中国物産店で見たことがあった。旧友に会ったような感動だった。いっぱい買いしめたので、友達がうちに来るたび、自慢の炒米粉(chao3mi3fen3)焼きビーフンを披露していた。必ず好評を得られるので、使い切ったら、またすぐ買いに行ったけど、いつの間にか売り場から姿が消えてしまった。

  あの郷愁をそそる“炒米粉”(chao3mi3fen3)焼きビーフンを再現したい。まず、“香猪脚罐頭”(xiang1gu1zhu1jiao3 guan4tou)椎茸入り豚足の缶詰を探し、手に入れなければいけないけどね。


☆ 問路(wen4lu4)道をたずねる

2006-06-23 19:16:39 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  急いで教室へ向う途中。前方、黒人の男性がビルを仰ぎ見ながら歩いていた。突然、彼は後ろに向き、私に、「すみません、すみません!」と声をかけてきた。上手な日本語で。

  きっと道を尋ねたいと思ったけど、早く行かないと遅刻しそうなので、少しは戸惑ったけど、やっぱり足をとめず、頭だけを下げて通ってしまった。失礼だと思うので、彼の顔を見ることができなかった。

  3、4メートルを歩いたら、また「すみません、すみません」と、彼の声が聞こえた。次の人に声をかけたらしい。相手にしてあげて!と心の中で願ったけど、返事が聞こえなかった。

  私と同じ行動を取ったね。次に声をかけられた人。私の行動をみて真似をしたのかなと不安が募ってきた。もし、自分が道を尋ねる時、2回も無視されたら、どういう気持ちになるのかと思うと、黒人のお兄さんに申し訳ないなと、心が苦しくなってきた。

  次回、ちょっと遅刻しても、答えてあげると自分に誓った。もし、次回があるね。

  

  

  


☆ 失而復得(shi1er3fu4de2)失ったものを取り戻す

2006-06-21 22:13:35 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  教室から徒歩1分のところーー桜並木の坂上に、小さいな図書室がある。閲覧室さえなく、ほんの小さいな図書室だけど、私にとって、ありがたい存在だ。

  なんと言っても、教室から1分の距離は便利きわまりないことだ。朝、教室に来る途中寄ってもいいし、土曜日夕方帰宅の途中寄ってもいいから。

  いままで、遠い図書館に行くのは億劫だった。行くたび、せっかくだから、いっぱい借りないと損な気分なので、8冊か10冊を借りることが多かった。しかし、2週間の返却期間に読みきれることがほとんどなかった。返却に行く時、まったく読んでいないのに、もう返却すべき本を抱えてへとへとになり、「そんなに借りなくていいのに、またやってしまった!」と、いつも悔しいばかりだった。

  なので、勤務先から至近距離にある図書室は、まるで自宅書斎のようで、一回一冊だけを借りてもぜんぜん平気だ。

  先週、いつものように図書室に行った。改築アンケートは配布されているのをみて、いいね、綺麗になるんだと、嬉しく改築アンケートを手にとり、帰り道を歩きながら読んでいた。そうすると、へえ?改築する住所は桜ヶ丘町ではない!と気づいた。どういうことだ?この図書室が移転されることになった!? ぐんと落ち込んだ。好感度が増す一方の我が書斎とおさらばしならなければいけないのだ。移転反対署名でも集めようと一瞬に思ったーー怠け者の私は無理に決まっているけど。この一週間、図書室を通るたび、未練な気持ちが引き出されてブルーになる。

  しかし、今日は蔵書検索をするため、渋谷区図書館のHPを覗いてみたら、お知らせのところに、改築されるのは、なんと中央図書館だと書いてあった!我が書斎の大和田図書室ではなかった!

  おっちょこちょいの自分に呆れたけど、なんでラッキーだと嬉しくなった。我が書斎を失わなくて済むのだ!ーーもともと失うことがないけどーー一旦失うと思ったものを、取り戻した時の意外な喜びがよくわかるようになった。