白戶同學用漢語寫中文周記已經寫了好幾年了。
上個月在電影院看到《海難1890》的電影預告時吃了一驚,
因為我記得白戶先生幾年前在周記里寫過這個故事。
之後，特意請白戶先生找出2年前半前寫的這篇充滿人間溫情的文章，
以紀念這個巧合。
无 偿 的 奉 献
白户文明
2013年12月末日本海附近的山阴地区持续两天下了一场前所未有的大雪。岛根县安来市和鸟取县大山町一带因此受到严重灾害。据报道，大山町至琴浦町的国道9号线上，大约有1，000辆以上的汽车不得不在国道上滞留了两天。
但是，在这样的困境之中，住在国道沿线的居民采取了令人感动的支援行动。他们开车把大量的饭团、饮料等送到滞留在国道上的每辆车中。国道上一家咖啡店老板每天清早开始开放店内的洗手间以供使用，并提供热咖啡和饭团。附近一些居民也都提供自家的厕所给受困人员使用。便利店“ポプラ”的服务员，虽因大雪中断运输无法收到新的商品，但在获得总公司许可后，也向受困在国道上的人们提供了700个以上的饭团----所有的这些，当然都是无偿的奉献。
我因此回想起了历史上的一个事件。1890年（明治23年）9月16日，一艘名叫エルトゥールル号（Ertugrul Firkateyni）的土耳其军舰在自日本横滨出发驶往土耳其・伊斯坦布尔的归国途中，于日本和歌山县附近海上遇到了一场暴风雨，船和所有的船员都不幸沉没。沿岸居民勇敢前往救助，580余名船员中69名获救。和歌山县知事立刻将此事上奏明治天皇。明治天皇获知消息后当即派遣医护人员前往救助。当时的日本国民还为遇难船员的遗族捐献了一笔巨额慰问金。后来由日本政府派遣日本帝国海军军舰“比叡”号、“金剛”号把幸存者和捐赠金送返土耳其。这，也是一种无偿的奉献。之后日本和土耳其建立了十分友好的两国关系。
1985年3月伊朗・伊拉克战争爆发，当时滞留在伊拉克的215名日本人匆匆往兰机场，试图紧急回国。可是机场没有救援飞机，眼看无法返回日本，人们惊恐万状。此时，两架土耳其救援飞机突然出现，让在场的所有日本人平安离开了兰，安全回到日本。据称，那两架土耳其飞机在兰的起飞时刻离当时的伊拉克总统萨达姆侯赛因下令击落外国飞机的时限仅剩1个小时15分钟。
驻日本的土耳其大使说：“这次的救助行动是我国对当年日本救助エルトゥールル号的回礼。土耳其人民在学校里都学习过这段历史，大家都记得日本人对土耳其做出的奉献。”
当人们深受感动时，就会对支援者产生深厚的感激之情，并对那份恩情永远难忘。这样的情感是不分国家、民族的。只要曾经的恩人面临困难，受过恩的人都会甘冒危险前去救助。这-----就是真正的友谊。
2013．03．04．
無 償 の 貢 献
昨年12月31日から日本海側山陰地方は二日連続で過去例を見ない豪雪に見舞われました。島根県安木市と鳥取県大山町一帯の雪害は特に深刻で、ニュースによれば、大山町から琴浦町を通る国道９号線には1,000台以上の車が二日間足止めをくらったようです。
しかし、この厳しい状況において、国道沿線の住民がとった行動は感動的でした。彼等は大量のおにぎり、飲料等を動けない車の一台々々に配って廻り、また、ある喫茶店の店主は早朝から店を開け店内のトイレを解放し熱いコーヒーとおにぎりを提供しました。他の沿線住民も自宅トイレを解放したし、コンビニ“ポプラ”の従業員は大雪で配達不能となった商品の内、本社の了解のもと、700個以上のおにぎりを渋滞車両の人達に提供したのです。これらの行為は当然無償の奉仕です。
ここで私は一つの歴史上の事件を思い出しました。
1890年（明治23年）9月16日、横浜港を出港したオスマン・トルコ帝国軍艦エルトゥールル号が故国トルコのイスタンブールに向かう途中、和歌山県串本沖合で暴風雨に遭い沈没、乗員580余名中生還できたのは僅か69名という悲惨な事件です。この時、串本沿岸住民は総出で懸命に救護に努めました。この時和歌山県知事はすぐに明治天皇に上奏し、明治天皇は直ちに医師と看護婦を派遣し手当に当たらせました。一方日本国民は全国規模で見舞金を集め遺族に贈りました。日本政府は軍艦“比叡”と“金剛”で生存者をトルコ帝国まで送り届けたのです。これは無償の奉仕でありましたが、この事件をきっかけに日本とトルコは真の友好関係を築いたのです。
1985年3月、突然イラン・イラク戦争が勃発した時215名の日本人が急遽テヘラン空港に駆け付けました。しかし彼等を救出する航空機は無く恐怖に混乱を極めました。その時２機のトルコ航空機が突然現れ、全ての日本人を救出して無事テヘラン空港を飛び立ちました。離陸できたのはイラクのサダム・フセイン大統領が外国籍航空機でも撃墜すると宣言した期限まで僅か1時間15分前でした。
その時在日トルコ大使曰く、“この救出行動はエルトゥールル号の時の返礼です。トルコでは学校でエルトゥールル号事件を教えており、国民は皆あの時の日本人の献身的行為を知っています”。
やはり、国家、民族を問わず、人は深く感動した時心から感謝しそれを永遠に忘れず、一旦相手方が困難に陥った時には危険を冒してでも助けに行く、これが本当の友情であると思います。
2013.03.04.
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