苗苗老師的心言苗語

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☆ 連休不休

2015-07-20 23:28:39 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

猛暑の三連休。

ゆっくり休むつもりだったが、

慌ただしい連休を過ごした。

土曜日午前中教室のレッスンが終わり、

急いで東日本漢語教師協会の第2回講演会会場へ。

NHKテレビ・ラジオによくお顔を拝見する先生方や、

本屋で著書がたくさん羅列される有名大学の先生方が顔揃い。

ミーハーなわたしは、すぐに先生たちの本を持って来ればサインをいただけそうなのにと思ってしまった。

榎本英雄先生や陳淑梅先生のご講演はとても面白く興味深いものだった。

講演終了後興奮と疲れが混じり食事を作る気力がないため外食。

帰りに自宅マンションのエレベーターに乗ろうとした時、

降りてきたおばあちゃんに管理室はどこだと聞かれた。

管理室の案内が簡単だが、

管理人さんは15時退勤なので念のためおばあちゃんに用件を尋ねた。

そうしたら、「自分の部屋がどちらなのか分からなくなった」との衝撃な回答だった。

わたしのびっくりした顔を見て、

「娘に引き取られて引っ越ししてきたばかりなんて」とおばあちゃんが説明した。

娘さんや親族の電話番号が全部覚えていないそうで、

ほっておけないから、とりあえずおばあちゃんと一緒に探すことにした。

まずおばあちゃんの記憶頼りで10階行き。

5部屋1フロアのど真ん中の部屋だと確信があるようで、

おそるおそるインターフォンを押したが、違った。

「高い階のど真ん中の部屋だよ」とおばあちゃんが自信ありそうに言ったから、

「全部13階のマンションだから、一階ずつインターフォンを押しても難しいことではないから」とおばあちゃんに慰めながら11階へ。

しかし、また違った。

その時、このままだと不審者に思われ通報されそうだと思い作戦変更。

マンションのエントランスのインターフォンで確認したほうがいいとエントランスへ。

しかし、6階から13階(10階、11階を除き)の真ん中の部屋番号を全部押したが返答が一つもなかった。

休日なので管理会社の電話が繋がらないので、、

仕方なく緊急事態のフリーダイヤルに電話した。

事情説明しおばあちゃんの娘さんの名前を告げると、

所有者名簿にこの名前がないため調べようがないとのこと。

最後の望みは郵便ポストに娘さんの名前が書いてあること。

しかし、残念な結果に。

途方に暮れたおばちゃんを慰めながら、交番に助けを求めましょうかと提案。

すんなりと納得したため交番へ。

交番についたのはおばあちゃんに出会って40分後の時だった。

3人の警察に事情を理解してもらい、

おばあちゃんが提供した娘さんの勤務先の住所を調べてもらったが、やはり連絡手段が見つからなかった。

そこで、おばあちゃんがマンションを間違っていないかを確認するため、

二人の警察がおばあちゃんに同行することになった。

私は50メートルの後ろで尾行することに。

幸いおばあちゃんは迷うことなく自宅マンションにたどりついた。

また13階から部屋のインターフォンを一回ずつ押してくることに。

8階までに来たところ、一人の警察がマンションの防犯カメラをチェックしようと連絡に行き、

残りの一人の警察はインターフォン押しを続けた。

7階に入った瞬間、おばあちゃんは「ここだ!ここだ!」と興奮な声があげた。

しかし、インターフォンの応答がない。

娘さんの帰宅まで待つしかないかなと内心覚悟した時、

おばあちゃんがカギをもっていないことは部屋の鍵をかけなかったとのことだと警察が言い、

もう一人の警察を呼び戻し、おばあちゃんと一緒に扉を開けに。

開けた!とおばあちゃんと一緒に歓声が上げた。

やっぱりおばあちゃんが鍵をかけないまま出かけたみたい。

とりあえず一安心、後のことを警察に任せ帰宅することに。

家に入った時、時計の針は9に回していた。

1時間半ぐらい歩き回してへどへどだが、

おばあちゃんは明るい時に散歩に行ったと言ったから、

2,3時間以上に歩き回ってもっと疲れたじゃないかとボーとしながら考えた。

と、その時、家のインターフォンが鳴った。

こんな時間なら先のおばあちゃんのご家族に違わない。

やはり帰宅したお娘さんが警察から連絡を入ってお礼を言いにきた。

認知症が始まったおばあちゃんを引き取ったが、

この日どうしても外出しなければいけない用事があり留守に。

まさかおばあちゃんが一人で出かけるとは思いもよらなかったとのこと。

つづく


☆ 生命

2015-07-05 23:23:57 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

雨中行。

一老婦人迎面而來。

一頭髮令人忍不住多看了兩眼----

漆假髮下的卻是精緻妝容的慈眉善目。

擦身而過,老人右拐。

眼角瞥見老人伸手抓臺階邊的被雨淋濕的杜鵑花枝。

詫異,回頭細看,卻見老人的雙腳在臺階前遲疑----

竟是因無力下臺階慾借杜鵑花枝做扶手。

箭步至老人跟前,伸出手。

老人楞了一下,笑著搖了搖頭。

“請抓住我的手” !

許是語氣堅決,老人伸出了手。

牽著手正欲下臺階,老人的傘卻絆住了樹枝。

輕拉開傘,扶著老人下了三階臺階。

道別,回身,酸楚卻翻湧而上迷了雙眼。

只爲初識:生命,原來如此脆弱。

雨。

道路の反対側からおばあちゃんが歩いてきた。

真っ黒の髪に目線を引いた。

右折するおばあちゃんとすれ違う時、

階段の横にあるツツジの枝をつかまろうとしたおばあちゃんの手を見た。

不思議に振り向いたら、

階段を前にして足が迷っているのを見てピンと来た。

ツツジを手すり代わりにしようとするんだ!

急いでおばあちゃんの前へ、手をさした。

「手を貸しましょうか。」

ちょっとびっくりしたようで笑顔で頭を振ったおばあちゃん。

「どうぞ手をつかまってください!」

話を聞いたおばあちゃんが伸ばしてきた手をつかまって階段を下りようとしたら、

傘が木の枝にかかってしまった。

枝から傘をやさしくずらし、階段を三段おりた。

別れを告げ、帰路に戻ろうとしたが、

胸がギュッと痛くなり温かいものが目に溢れてきた。

人間ってこんなに脆いのに気づいてしまった。

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