ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

氏より育ち

2008-05-03 08:55:13 | 可笑しい話
 田舎にいるころよく聞いたことがある。「お里が知れる」って、言葉つきや動作によって、その人の素生や育ちが分かる。育ちが悪いと蔑む意味がある。
 関東に来てからは蔭口にも聞いたことはないが、辞書には載っている。

 「氏より育ち」などはよく言われる。氏素性の良さより子供から大人になる間の環境、教育が人柄に影響するところが多いということである。

 誰かの小説で、双子の姉妹が農家と都会の金持ちに引きとられて成長して・・・・
結末は分からないが、環境は人を変えるのは間違いない。

 「三つ子の魂」とか「雀百まで踊り忘れず」など幼い時からの習慣は、年老いても抜けきれないとか変わらないといわれている。これも事実である。

 私などは、敗戦後の食糧難が未だに忘れられず、不味いものでも勿体ないと無理して食べる。これは同世代や貧しく育った者の悲しい習性であるのは事実である。

 高貴な方々は育ちが違うようだ。乳母とか侍女が多くいたなんて、そりゃ5、6歳頃には、下の弟妹の面倒を見させられていたとか、水汲み、草刈りをしていたのとは、チトいや桁違いに違っても仕様がない。

 今の子供は、裕福で飽食の時代に概ね均等な、格差の少ない生活環境にあるので幸せである。子供心に明日の食べ物を心配する子供はいない。たまには餓死させられることもあるが・・・・

 ラジオで朝丘雪路さんが言っていた。すぐ近くの小学校には「人力車」で、シラスの目が怖くてお付きの女中さんかに「目を全部取って貰っていた」という。
 確かに彼女には品格が漂っている。喋り方がこれまた普通の人じゃない感じである。

玉葱(タマネギ)の皮なんて剥いたことなどないんだろうナー


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