人生最後の砦である「食」、それなりの食を楽しむのがいいようで・・・
生きるために食うのか、食うために生きるのか、飽食に慣れっこになって、たかが食、されど食である。
先の大戦末期の南方戦線では口に入るものは全て食い尽し、人肉まで・・戦後の食糧難「空腹」を凌いできた人間には、現世は「天国とは斯く許りか!」の感がする。戦後生まれには関係のないことであるが・・・
あらお昼だワ!「あんまりお腹 . . . 本文を読む
「毒を食らわば皿まで・・」と俗に言う。 一度罪を犯した以上は、更に罪を重ねていくことをいい、面倒なことに関わったからには、最後まで関わっていく・・・こんなことはよくある。
数年前、政界で話題になった「毒饅頭」を食った人がいる!と・・・・賄賂や次の椅子の口約束・・もう「喉元過ぎれば熱さを忘れる」である。こんな饅頭なら食ってもみたいが、そんな機会も立場でもない。「食わず嫌い」でもないが・・
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天網恢恢、疎而不失(天網恢恢疎にして漏らさず・老子第七十三章)、天知、地知、子知、我知何謂無知(天知る地知る己知る・十八史略)
「悪い事をすれば必ず天罰が下る」「隠し事は必ず露見する」ということであるが、この二つは上の句、下の句のように続いているものと思って覚えていた。
神様やお天道様は全てお見通しである。悪いことは出来ないのだ!
「一番知っているのが自分である」・・・と理解していた。同 . . . 本文を読む
中国の諺に「洛阳纸贵」がある。洛陽の紙価を高めると読み、意味は書物が非常によく売れる譬えで、晋の左思が「三都賦」を書き上げたとき、人々が争ってそれを書き写したために、洛陽の紙の値段が高くなったという故事から転じて著書がベストセラーになることを言うようになった。
「石・鋏・紙」はなんのこっちゃジャンケンポイ!グー・チョキ・パーのことである。紙は石を包む . . . 本文を読む
「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」などと昔から言われている。
人は境遇によって甚だしい差がある。また人と人との繋がりがあることも示している言葉で時は移ろっても使われている。
車に乗る人運転する人、ではなく、車を動かすエンジン、ガソリン、これを消費する人地球を滅ぼす人・・・・後のことは知らないよ~
軒下三寸借り受けまして・・やくざ・博徒の世界ですかイナ~、「草鞋を穿く」とは、土地を . . . 本文を読む
時には気持ちがすっきりしないこと「何処かに引っ掛かりを感ずる」事がある。「心の鬼が身を責める」のである。良心の呵責を受けるのである。
心の中に少しでも恥じることや、後ろめたい事などがあると「疾しいことはしていない」と自分を納得させようとしても「ヒッ掛かる」のが普通の人間である。
それを取り除くと、急に心が晴れる、心が軽くなるのである。
出かける時、ストーブの火を消したかどうか気になる . . . 本文を読む
誇りとは厄介なもので、足りなければ困り、多すぎれば臭気が周囲に嫌われる。 讀賣新聞編集手帳にあったのをメモしておいた。
自慢たらしく自分のことを自分で誉めて人に誇る「自慢じゃないが・・」と断りを入れるのも白々しい。
飲み会等で、ワイワイ騒ぎながら話が弾み、やがて「自慢大会」になる。罪がなくて他愛なくて、また始まったと笑っている光景は憎めない。
ここでは大ボラも小法螺も自分のことで . . . 本文を読む
今、親父の料理教室が花盛りである。「男の料理」とか「オヤジの食事学」とかに入ってくる定年退職男が目白押しである。「男子厨房に入らず」なんて昔の話である。
動機は種々雑多であるようだ。「順番から言うと貴方が先でしょうが、私が先に逝くかも知れないので少しは習っていた方が」・・妻に言われて・・・・
現実に、出されるものだけを食べていたのが、急に妻に先立たれて・・・の人もいる。
もっとひどい話 . . . 本文を読む
蓮根・レンコンを掘りだす光景をTVで観た。日本一の生産地、茨城県土浦周辺でホースを使って泥を吹き飛ばし収穫していた。
レンコンの穴が「見通しが利く」と縁起物とされている。
多年生水生植物の蓮の地下茎でシャキシャキと歯触りがいいので好まれている。
おせち料理には欠かせないが今では年中出回っており価格も安い。チラシ寿司にも入っている。
お城の堀に蓮を見かけるが、これは非常食とされていたよ . . . 本文を読む
この寒い時期に「アイスキャンデー」とは・・・最近ではこの言葉はあまり使われていない。単に「アイス」と呼んでいることが多い、「アイスクリーム」のことをいうことが多い。
小学5、6年生の頃、夏はよく川へ泳ぎに行ったものだった。昼飯を食った午後、同級生たちと連れ立って2キロくらい離れた所まで行っていた。今思えば帰りには結構暑くなってしまうのだが・・・・
泳いでいるとき、土手あたりにキャンデー売り . . . 本文を読む
ひと昔前か、NHK・TVで「フオト五七五」という番組があった。
講談師・神田京子が師匠神田山陽に弟子入りしその死を看取ったようだが、こんな入歯の写真とともに俳句があったのが印象的であった。
どんなのだったか憶えていないが、毎食後、ゴシゴシと師の入れ歯を磨いたのであろう・・・何となく味があるなあ~と思った。
親の介護も老老介護などで儘ならず、施設に入ることになり入歯の掃除までは行き渡らな . . . 本文を読む
桜前線が早々と北上している。また新学期の時期が近づいてくる。
「先生!うちの子は体が弱いので窓際の日当たり良い席にしてください!」今時、そんな非常識な親がいるんかいな~それも一理あるのである。それはエゴ(ego)エゴイズムである。
掃除をさせるな!便所掃除なんてとんでもない!仕事を休んで授業参観にきたのだから日当を払え!・・・
給食費が払えるのに払わない親がいるという・・・・食い逃げで . . . 本文を読む
そんなことで飯が食えるか!
「一人前」とは、大人になることや大人として扱われること。人並みに技芸などを習得したことをいい、生活をしていけることをいうようである。
食っていくには大変なことである。ましてや妻子を養うということは・・・食うや食わずの生活をしたことのない人はそれに越したことはないがそんな人が増えているのも現実である。
昨今の失業者の増加は諸にホームレスの数にみられ、残飯漁りに . . . 本文を読む
7、8年も前のことだろうか、ベトナム社会主義人民共和国ホーチミン(旧サイゴン)に行ってみた。
1975年劇的なサイゴン陥落、ホーチミン市に改名されたのである。経済は資本主義に近いのではないかと思うぐらい活性化が著しい。
「ドミノ理論」に固執したフランス、アメリカの悪夢の果ては、大統領官邸に戦車が入り、ゴージエンジェム等はアメリカに亡命し「ベトナム戦争」は終結した。
長いフランス統治の . . . 本文を読む