ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

老醜をさらす

2006-07-28 07:56:51 | 世相雑感
 人は必ず朽ちる、これが自然の摂理であります。死に様、生き様も色々あるようですが、認知症から施設、そしてお墓が定番のようです。  かのオードリーへップパーンやスパーモデル・ツイギーの華やかな頃を偲ぶよすがもない老年の写真を見たことがあります。原節子は鎌倉あたりに隠遁しているようです。飯田蝶子のお婆さん役は可愛いかった、田中絹代の「楢山節考」でのおりん婆さんは凄絶でした。やはり鬼も十八番茶も出花 . . . 本文を読む

鰻&鯰

2006-07-23 20:09:13 | これってグルメ
 今日は土用丑の日です。 年金生活といえども人並みにうなぎを食してスタミナでも付けるかとスーパーで物色しました。 パックの鰻丼が680円のものと鰻が少し大きいのが580円、この二つを買い妻に好きな方を食べれば・・・妻は子細に値札などを見比べ疑心暗鬼で小さい方の鰻丼を選んだ・・・察知されたか・・・  天然もの、養殖もの(国内産・中国産など)があるようです。天然のものは一人前6千円位するようですが . . . 本文を読む

時計は止まった

2006-07-21 17:57:23 | 可笑しい話
 3月31日で第二の職場を辞めました。  3月半ばに腕時計の電池が切れたので、買換えようとしているうちに退職となり、4月からはもう必要がなくなりました。携帯電話で用が足りるのです。  サラバ通勤電車ョ、規則などを偉そうに言うこともなく、ユニフォームなし、目覚まし時計のセットなし、鞄なし、ネクタイとは何者ゾ、時間に追われず、気にすることなく「すまじきものは宮仕え」とはこのことですかと感無量です。 . . . 本文を読む

櫛の歯

2006-07-15 07:49:16 | 可笑しい話
 「戦友会も今年でおしまいです。」こんな話を耳にします。同窓会では必ず何人かの訃報を聞きます。数ケ所でのサークルでも同様です。  「櫛の歯が欠けるように」を私は実際に経験しております。本来は柘の櫛なんかで年季の入ったものの歯が欠けている状態のことなのでしょうが、プラスチック製で材質の劣化した櫛を指で逆撫でしたところボロボロと数本欠けたのです。  杜甫の「春望」・・白頭掻更短 渾欲不勝簪 解釈に . . . 本文を読む

「ごまめの歯軋り」って

2006-07-07 18:02:14 | 可笑しい話
 鱓の歯軋り この言葉の意味は、いわゆる力のない者、雑魚(ザコ)がやたらにいきり立つとか、陰でブツブツいうとか、何かくやしさを内に秘めていることと理解しておりました。  「騨」とはとはカタクチイワシのことだとは最近知りました。鰯は字のごとく弱い魚で納得できました。  私の思い込み60年、「ごまめ」とは「豆」のことだと思っていたのです。正月の煮物で事前に黒豆を水に漬けておくと、表皮に . . . 本文を読む

流れに棹さす

2006-07-05 14:14:59 | 可笑しい話
 「一姫二太郎」「情けは人の為ならず」等、一般に誤って理解されている言葉もニ三十年前に正解を知り納得しました。  漱石の「草枕」の冒頭にある「・・・智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ・・・」この・・・・でハタ!と行き詰まったのです。  私は、数十年来、川の流れに逆らって舟を上流に向かわせ流れに棹さするために棹を入れるが、力及ばず下流に押されてしまう、すなわち、時流に逆らう . . . 本文を読む