ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

歳歳年年

2006-08-31 16:54:56 | ジジィの昔話
 高校時代の教科書にあったのか、なぜか記憶に残っているこの句「生きかわり死にかわりして打つ田かな(村上鬼城)」最近まで中村草田男のものだと思っていましたが覚え違いでした。人間は代々同じ営みを繰り返し、今耕している人の後も営営と子供や子孫が田を守っていく、悠久の天地に人のみが入れ代わって耕している、こんな光景がおぼろげに浮かんでくる。  十年、二十年目に逢う郷里の同級生、その本人を見て、その人のお . . . 本文を読む

共白夫婦

2006-08-30 06:14:07 | 可笑しい話
・・・・・「おい、おらんのか。電話なっとるでェ」・・・・「へえ、おりますけど、あんた出はったら宜しいやんか」・・・・・・・夫の停年を境にこれまで電話には飛んできて出ていた妻の急変でそこから巻き起こる会話が可笑しくて腹の中で笑ってしまう。{私の定年後 (岩波書店) 妻の停年 山田春夜 から}何故かというと、自分とその周辺によく見かける風景でもあり一度読んでみたら・・・・。  若いアベックが公園のベ . . . 本文を読む

柱のテープ

2006-08-28 05:52:11 | ジジィの昔話
 朝刊を読んでいると「我が家では、子供、孫の背丈を柱に刻んできた、今では宝物だ」という投稿が目に入った。  当家でもあるんだョと振り返ると柱モドキに、孫三人の黒・緑・赤色のビニールテープが貼りつけてある。思い出したように測る都度、「前より2cm伸びたネェ」「一杯食べると大きくなるョ」とアバウトなことを言いながら少し伸びたところに貼り直す。   本人もその気になっているようで可笑しくてしょうがな . . . 本文を読む

スーパーの女

2006-08-25 22:17:05 | 可笑しい話
 宮本信子主演の映画「スーパーの女」随分古い映画です。自殺した夫の伊丹十三監督のもので、タンポポ マルサの女 ミンボーの女 あげまん・・・・今でもレンタルショップにあるかも知れません。これがまたなんともいえない味があり面白かった。  何故か、縁あってスーパーに「パート」に行ってます。そこで「スパーの女」を思い出したのしたのです。映画は面白可笑しく構成されており、一部事実かも知れませんが現実はしっ . . . 本文を読む

コノシロ(鮗)のすし

2006-08-02 16:19:01 | これってグルメ
私の故郷は関西のとある村です。生まれは姫路市豆腐町で5歳まで紺屋町(やまとやしき付近?)に住んでいましたが、昭和20年6月22日の「姫路大空襲」の直前に40㎞位東方に疎開し、その村から姫路の上空が真っ赤に燃えていたのを憶えています。  帰省の度、帰京時には必ず姫路駅で途中下車をし、旧駅前通り(大手町通り?)の家族で行った日の出食堂(今でも同じ場所?)や父と一緒にお城の堀端での虫取りなどを思い出 . . . 本文を読む