MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

英検に合格してもまた同じ級にチャレンジ

2012-07-20 03:24:55 | 英語教室

 LL日進駅前教室では、英検に合格していても、同じ級を2回3回受けることをお勧めしています。この何年かは、そうした皆さんが以前よりもさらに増えてきて、2012年度第1回検定では、各級合計:23名合格者中、10名(約43%)が2度目に合格した皆さんです。(英検は、全在籍生が毎回:つまり、年3回の受験をするのではありません。)

 他の教室の先生方からは、何故合格していてもまた同じ級を受けるのか、不思議に思われることもありますが、その理由は、以下の2つです。

理由その

 通常よりも早い学年で合格したとしても、その級の内容を本当に理解して合格しているとは限りません。

 現に、余裕ではない点数やギリギリで合格している場合、同じ級に再度挑戦すると、前回よりも点数が下がってしまったり、今度は合格することが出来なかったという例は少なくはありません。

 英検は、約60%出来れば合格です。でも、学校のテストで60点だったら、どう思うでしょうか?90点以上は出来ていないと、納得しない皆さんが多いのではないでしょうか?

 つまり、(練習も含めて)90%以上は確実に出来ていなければ、すぐに上の級にチャレンジということではなく、まずはその級の内容をさらに確実にした方が良いと思います。そうすれば、その上の級も近くなってきます。現に、90%余裕で出来ている生徒は、初めて上の級の問題をやっても、いきなり合格基準点に達している例はよくあることです。

理由その

 英語は、「“わかる”ということと、“使うことが出来る”というのは、別の問題」です。

 例えば、4級はほぼ100%出来ていて、その上の級(3級)も余裕で大丈夫で、さらに上の級(準2級)に合格している人でも、4級どころか5級レベルの英語を「“ことば”として自由に使うことが出来ているか?」ということを問いかけてみると、自信をもって「ダイジョウブ!」と答えることの出来る人はどの位いるでしょうか?

 つまり、"ことば"としての英語力を身に付けるためには、単に"わかる"ということだけではなく、"使うことが出来る"ようになる位に、英語を体に染み込ませことが大切だと思います。

 もちろん、常に完璧を求めていては、逆に“ことば”として使うことは出来ないというのも事実です。少しくらいの間違えは恐れずに使ってみることが必要です。つまり、進んだことも学習しつつ、ごくごく基礎もおろそかにしないように学習を進めるということが大切だと思います。

これからも、積極的にチャレンジしましょう

 「あと1点あれば合格していたのに・・・。」逆に、「あと1点足りなければ合格してないなかった!」という例はよくあります。たった1点の差で笑顔と悔しい顔の違いです。

 合格した皆さんも残念だった皆さんも、これから受ける皆さんも、次に同じ級を受けても、90%以上は余裕で出来るように努力を続けましょう。そして、学校のテストや入試、将来にも役に立つ英語力を身につけるためにも、これからも楽しみながら、積極的に英検にチャレンジしましょう

 先生達も応援しています

<追伸>
関連事項は以下のクリック
「第1回英検1次試験の結果発表」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20110703

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