2021年度の始まりにあたって、考えることが2つあります。
New Normal:新たな日常
2019年度の終わりと2020年度の始まりは、新型コロナのために衝撃的なものでした。3月から5月は学校が休校になり、教室の授業も休講が続きました。それまでの日常が突然終わってしまい、新たな日常(New Normal)を強いられました。
そして、それ以前に過ごしていた当たり前のことが、いかに貴重なものであったのかと思い知らされました。
私たちが今出来ることは、コロナ感染には気を付けると共に、コロナ禍が終わることを願いつつ、悔いが残らないように、今この瞬間を大切にして過ごして行くことだと思います。
なお、新たな日常は不自由なことが多いですが、困難だからこそ新しいことが生まれるこもあります。例えば、オンライン授業です。対面式授業が基本ですが、必要に応じてオンラインの良い点を積極的に生かして行きたいと考えています。
人それぞれです
冬が終わると春が来ます。きらめく光の中で「進学や進級に希望に胸を膨らませている季節」というのがよくある春のイメージです。
新年度になると、生徒の皆さんは新しい生活が始まります。希望に胸を膨らませている皆さんは多いと思います。
しかし、必ずしも全員がそう思っているとは限りません。例えば、試験で思うような結果が出ずに、周りは輝いているのに、自分だけが取り残されていると感じている皆さんもいるはずです。
全ての人が順調に進んでいる訳ではありません。時には立ち止まることはあります。それは自分自身を見つめ直してみる良い機会になります。きっと、新しい何かを見つけることが出来ると思います。
季節はめぐっています。春もやがては冬になり、また春がやってきます。
だから、暗闇を嘆くのではなく、一条の光でも探してみて、それが少しでも見えるのであれば、それに向かって一歩でも半歩でも良いので進んでみましょう
生徒の皆さんには、英検、高校入試、大学入試などの目標があります。いわゆる“良い結果”が出れば嬉しいと思います。しかし、それはゴールではなく新たなスタート地点に立っただけです。
学生時代は、時間や期間が限られているので、一生懸命にやっていても、2年や3年では結果が出ないことはあります。
しかし、皆さんはこれからの方が長いです。人とは比べずに、自分の中で少しだけ上の目標を設定して、それをやり続けて行きましょういつか知らないうちに結果が後から付いてきます。
もしも思ってたような結果が出なくても、その努力の過程は、絶対に無駄にはなりません。その経験は、何かの形で生きてきます。それは未来への宝物となります。きっと今の自分では信じられないようなところにたどり着いていると思います。
そして、“良い結果”が出ている皆さん、先のことは分かりません。絶対に油断をしないで、やるべき事をしっかりとやり続けて行きましょう
全ての人にとって、物事が良い方向に進むことを願っています。