MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

発信するために必要なこと

2015-10-31 01:56:39 | 英語教室

 2020年は、日本の英語学習の大きな転換期になりそうです。この件は、2015年10月26日のSTEP WORLD LL日進駅前教室ブログなどでお伝えしました。今回も英語で「発信」することについて考えてみます。

 「発信」するためには、以下のようなことが必要になると思います。(この発信には、「話す」だけではなく、「書く」ことも含まれています。)

1つ目
沢山の英語をインプットして、使うことが出来るようにすること。

2つ目
発信するための内容。・・・日本語でさえ言うことが出来なければ、英語で伝えることが出来るはずがありません。

この2点については、今までのブログでも書いてきましたので、今回は省略します。

3つ目
言いたいことを明確に伝えること。

 何を言っているのかよく分からない皆さんが多いです。

こんな例があります

例1:手にサポーター(or包帯)をしている生徒に、私が「えっ、その手、どうしたの?」と尋ねると、生徒「部活。」これでは言葉が足りないですね。

例2:生徒「先生、鉛筆忘れた。」その続き「だからどうなのか?」を言って欲しいですね。例えば、簡単に"A pencil, please."でも良いです。

例3:生徒「先生、トイレ。」私"I'm not a toilet."ですね "Can I go to the bathroom?"と言いましょう。

 これらは、授業内容とは直接的には関係のない会話ですが、こうした例をあげたらキリがありません。

 しかし、一時が万事で、日本語にしても英語にしても、普段からしっかりとした話し方をしていないと、肝心な時に明確な言葉に表すことが出来ません。

 例えば、授業で英検2次試験の面接練習をしていると、論理的に話の筋道が通っていないので、何を言っているのか分かりにくい場合がよくあります。また、スピコン中日本ブロック大会に出場する中学生の代表者を選考するために、教室大会での発表に加えて、日本語での作文を書いてもらっていますが、それも論理的に成り立っていない皆さんが多いです。

「伝える」ことが苦手な原因

 伝えることが苦手な原因として、私は、以下のものが考えられると思います。

原因その
・・・「以心伝心」=『言葉にしなくても思うことが相手に伝わる』という日本に昔からある考え方。

 これは、とても良い面があり、私自身、絶対に大切にしたいと思います。しかし、これにより、明確な言葉に表すことが苦手になってしまっている日本人は多いと思います。言葉で表現すべき時には表現しないと、自分の考えや想いを正確に相手に伝えることが出来ません。

 日本は島国なので、長い間、ほとんど単一民族のみで暮らしてきました。考え方が似ている日本人同士ならば、「以心伝心」が通用したかもしれませんが、特に外国の人々と接する時には、それではいけないと思います。

 ヨーロッパのある国のテレビ番組で、「日本人はテレパシーで会話をしている」と言っていました。半分は冗談でしょうが、外国の人々から見れば、言葉が少ない日本人は、“超能力者(?_?)”のように感じてしまうのだと思います。

原因その
・・・日本語は英語よりも曖昧。

 日本語は、良く言えば“繊細”、悪く言えば“曖昧”です。この件は、例をあげたらキリがないので、今回は省略させて頂きます。

原因その
・・・スマホによるSNS。

 SNSでは、文章ではなく、短い文または単語でやりとりが成り立ってしまいます。絵も多用します。1回のメッセージではあまりにも情報量が少ないので、何度かやりとりをして、やっと言いたいことが通じてくる状態だと思います。

 一昔前の携帯Emailでも短文でやりとりしていましたので、この傾向は表れていました。しかし、SNSの普及により、まとまった内容を論理的に筋道を立てて相手に伝えることが苦手である傾向に拍車がかかっていると思います。

 文字によるやりとりが手紙(または交換ノート)しか無かった頃は、ある程度の長さの文章を書いていました。やりとりに日数がかかったので、SNSのように頻繁にやりとりをすることが出来ないため、まとまった内容で書かなければならなかったのです。そのため、現在よりも文章力が必要でした。
 (パソコンによるEmailならば、まとまった文章として書くことが出来るので、文章作成能力はSNSや携帯Emailよりも養うことが出来ると思います。)

 今の物が全て悪くて、昔の物が全て良いとは言いません。今の物も上手く使えば、より良いコミュニケーションを取るためのツールとして非常に有効です。しかし、上記のような問題点もあるということを留意して、上手に利用することが必要だと思います。

原因その
・・・教えてもらっていないことで、様々な“解答”が想定されることを表現することに慣れていない。

 教えてもらうことに慣れてしまっていて、教えてもらっていない内容=“解答”を表現することが苦手になっていると思います。伝える内容を自分で考えることが必要です。

原因その
・・・想像力、発想、感性の問題。

 これは、上に書いてきたこととかなり関連しています。教えて身に付くものではないです。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、全て書いているあまりにも長くなりますので、今回はこれくらいにさせて頂きます。

ということで、生徒の皆さん
 試験のためだけではなく、社会に出てからでも、堂々と発信することが出来るように、英語力だけではなく、自分自身を磨いて行きましょう

<追伸>
関連事項は以下のクリック

「英語教育が変わります!」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/c8e66e4a4d8ba43d19cb972cc2236253

「英語でのコミュニケーション能力」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/72ae08b8b0313f9be7ae5200897e8f2e

「英語で発信するために」
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「英語で発信-未来のために」
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