3~5月のLL日進駅前教室やMIZUNO Katsuyaのブログで、英語学習の基本についてお伝えしてきました。簡単に言うと、毎日のCD学習・音読・宿題など、「当たり前」の基本をやり続けることが大切ということです。
そして、当たり前のことを続けるには、特に次の2つのことを心掛けると良いと思います。
1つめ
「ぶれない」こと。
「自分のやっていることがこれで良いのか?」と不安に思い、やることが一貫せずに「ぶれてしまう」のです。例えば、以下のような場合です。
「書く練習」や「文法」を中心に学習してしまう。
確かに、「書く練習」や「文法」を沢山学習していると、「勉強をやっている!」というある種の満足感を得ることが出来るかもしれません。そこで、CDや音読がおろそかになってしまっている場合があります。
教室では、決して「書く練習」や「文法」をやらなくても良いと言っているのではありません。それらはもちろん必用です。しかし、行うべき方法で学習を進めないと、時間をかけて努力をした割には、力が付きません。
今まで何度もお伝えしてきたように、まともに読むことが出来ないのに、書く練習ばかりしても効果は薄いということ、そして、英文が頭に入っていないのに、文法の理屈ばかり覚えても、その理屈は役に立たないということを頭に入れておいて欲しいと思います。
“分かった”からといって、あれもこれも取り組んでしまう。
同じテキスト・ワーク・プリントを繰り返し学習すると、「飽きた!」と言って、あれもこれも取り組んでいる場合があります。残念ながら、そのような生徒は伸びていません。どれも中途半端になります。
もちろん、“同じものだけ”をやれば良いということではありません。ただ、特定の教材について、「“これだけは完全に覚えて大丈夫!”というレベルまで学習しているか?」ということが問題です。とにかく、教材を絞って徹底的に何度も繰り返すことが大切です。
そうすると、似たような文が出てきた時には、頭の中の引き出しから、その関連した文をすぐに取り出すことが出来て、試験や英検の時でも「ピーン!」と答えがひらめくようになるのです。その結果、「使うことが出来る」ようにもなってきます。
とにかく、大切なのは「ぶれずにやり続けること」です。
2つめ
「どうするれば出来るのか?」を考えること。
「時間がない」と言って、それが出来ない理由をあれこれ探してしまうことはよくあることです。出来ない理由は沢山あり、いくつでも探すことが出来ます。しかし、それでは進歩はありません。“出来ない理由を探して言い訳をしている自分”って嫌ではありませんか?
マイナスの部分を見るのではなく、プラスの部分に目を向けて、「どうすれば出来るのか?」考えてみましょう。確かに、体力的な問題、学校や家庭の事情など、人それぞれ、与えられている条件は異なります。しかし、「あの子はああだから出来るんだ。私はこうだから出来ないんだ。」と考えても、物事は進んで行きません。
自分に無いものを探すのではなく、自分に有るものを足し算で考えてみて、その条件を最大限に生かしてみましょう。その方が、将来の自分にとって、絶対にためになるとは思いませんか?
「当たり前」が「特別」に変わる
「当たり前」をやり続けることは、簡単ではないかもしれません。
でも、それをやり続けることに価値があります。当たり前のことと言うと、地味で退屈なもののように思われるかもしれません。しかし、私(水野)は、平凡で何の特徴も無いことを目指しているのではありません。当たり前をやり続けて、その結果、「特別なこと」に変わってくることを目指しています。
ということで、生徒の皆さん
今まで同じ事を何度も伝えています。なぜならば、何度も同じ事を質問されるからです。「ぶれてしまって、出来ない理由を探している」場合が多いのではないでしょうか?
先生の言うことを守って、英検や入試に強くなるだけではなく、将来にも役に立つ英語の力が付くように、楽しみながら学習を続けて行きましょう
<追伸>
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