MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

自分で出来るように

2011-05-15 02:37:27 | 英語教室

 授業を進める上で、子ども達が「英語以前のことを自分で出来るかどうか?」ということはとても大切だと思います。例えば、テキスト類や筆記具を出す&しまうなどの「事務的なことが出来るかどうか?」ということが、授業を順調に進める上で大きく影響します。

 特に、P1(主に小3~4:小2の場合あり)以上のクラスは、音声面のみではなく、文字面も同じように指導を開始しますので、慣れるまでは(特に小3以下の場合)、英語以前の事務的な部分で時間を使ってしまうことがあります。

 例えば、ワークなどの作業の時、「ワークが無い!無い!」と探すのに時間がかかり、今度は鉛筆を探して、やっと見つかったらその芯が折れている・・・とやっているうちに、他の生徒が2ページ目に入っているという例もあります。(授業開始前に、必要な物を机の上に出すように指示しているのですが・・・。) こうした例は、小学低学年や中学年だけではなく、中学生や高校生でさえ見受けられます。

 こうしたことは、英語学習に限らず、他の科目でも非常に大切なことだと思います。これらが出来ていると、学習(授業)もスムーズに進めることが出来ます。逆に、これらが出来ていないと学習(授業)の能率も落ちてしまいます。なぜならば、勉強することは、「事務作業の積み重ね」で成り立っていると言っても過言ではないからです。

 それではどうすれば良いのでしょうか?
 これら作業を自分で出来るようにするためには、教室だけではなく、保護者の皆様方も、自分で出来るように導いて頂く事が大切です。つまり、慣れるまでは、特に低学年の場合、手伝ってあげることも必要だと思います。しかし、急ぐ余りに「つい手伝い過ぎてしまう」と、いつもまでたっても「自分で出来るようになる力」が育ちません。「自分で考える力」がなくなってしまうからです。

 この「自分で出来るようにする力」は、2010年4月20日の私(MIZUNO Katsuya)のブログ「敢えて教えない」にも関連しています。以下をクリックして下さい。http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20100420

 子ども達が自分で出来るようにするために、先生、そして保護者様が心に留めておくべきことは、手伝い過ぎず、かといって「ほったらかし」にしておくということではなく、常に「暖かく見守る」ということだと思います。


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