MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

長文読解力を伸ばすには?

2018-09-29 02:03:39 | 英語教室

 中高生の場合、“英文を読む”時、単語を調べて日本語訳をして、数回読むだけでおしまい、という場合があります。教室の皆さんはもちろん違いますね?それでは、長文読解力は絶対に身に付きません特に高校生の皆さん

 高校入試でも読解力は大切ですが、大学入試となると文法問題よりも、「長文読解問題」の割合の方が断然多くなります。英検にも長文問題は多いです。「読むのは苦手だ」ということは、「英語が苦手だ」と言っても過言ではないと思います。

 読解力を伸ばすには?

 沢山音読をすること

 中学生はもちろん、高校生になっても、何度も何度も音読をして、暗記をしてしまうくらいにすることが大切です。そうすると、スラスラと英語が英語として頭に入ってくるようになってきます。

 その注意点は、リスニング力を伸ばすための練習と共通しています。リスニング力を伸ばすためには、とにかく音読することが大切と今まで何度も伝えています。その際、カタカナ読みでダラダラと音読するのではなく、CDなどを利用して、正しい発音(個々音・強弱・リズム)に気を付けて練習することが大切です。

このような練習をしていると、話す力も身につけることが出来ます。

 単語&熟語を覚えること

 小学生の国語の勉強を思い出して下さい。“漢字”と“音読”の練習を毎日やりませんでしたか?英語の勉強も同じだと思います。この“漢字”の勉強に当たるのが単語&熟語を覚えることです。“音読”は、上記のCDを利用した音読練習です。

 英文を読んでいて、分からない単語があったら、前後関係で推測することが大切です。全ての語彙が分かるということはないと思います。「分からない単語があるから、前に読み進むことが出来ない」ではいけません。「木を見て森を見ず」になってしまいます。しかし、分からない単語が多すぎたら、推測することさえ出来ません。だから、語彙力を伸ばすことは必須です。

 日本語の読解力を身に付けること

 母国語である日本語の本をたくさん読むことは大切です。もしも日本語での読書が苦手ならば、英文の読解も苦手になると思います。英語でも日本語でも、読んで内容を理解するということは変わらないからです。当然、日本語に翻訳されてもその意味(内容そのもの)が分からないようなレベルの英文は、読むことが出来ません。

 英語の本を「読書」すること

 特に高校生の場合、「勉強」ということではなく、楽しみながら、英語の本を「読書」することは読解力を付けるためには効果的です。辞書を使わなくても読むことが出来る簡単な中学生レベルの英語を「多読」するのです。

 但し、あれもこれもやっていては他の科目の勉強もあるので、中途半端になると思います。読む英語の第一の優先順位は、自分の学校の教科書にした方が良いと思います。もちろん、教室で使っている教材の練習も忘れないで下さい学校や教室のテキストを徹底的に読むことなしに、この「多読」だけやるのは考えものです。

 沢山の練習が必要です!

 英語学習は、スポーツや楽器練習と似たところがあります。勉強だけではなく、沢山の練習が必要です。「話す力」「聞く力」はもちろんのこと、「読む力」(読解力)を身に付けるためにも、練習は不可欠です。(「書く力」同様です。)

 生徒の皆さん授業の時だけではなく、しっかりと自己管理をして、自主トレを続けて下さいね

<追伸>
関連事項は以下のクリック

「CD/DVD学習の注意点」
https://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/40ec048b7a6b70e57967e278948c24f6


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2018スピーチコンテスト教室大会を終えて

2018-09-24 00:46:39 | 英語教室

 9月9日(日)、「全国ジュニア英語スピーチコンテスト」LL日進駅前教室大会が東郷町民会館ホールで実施されました。おかげさまで、教室大会としては21回目になります。(全国は41回目)

 大会が終わると、毎年様々なことを思いますが、例えば以下の3点です。

1つ目。

賞をとることが大切なのではない。

 スピーチコンテストは、“コンテスト”という名前は付いていますが、順位を付けることを目的にしてのではありません。そして、賞をとった人だけが立派なのではありません実際、皆さんの差は、ほんの僅かです。

 「自分がどれくらい努力をして、以前の自分よりもどれくらい進歩したか?」が大切です。

   確かに、誰でもいわゆる“良い結果”が出れば、嬉しくないと言えば嘘になると思います。物事を進めるにあたって、「良い結果が出ればいいな」と心の底で思うのは悪いことではありません。その気持ちが心の奥底にあることにより、より努力をすることが出来るのかもしれません。

 教室大会後の感想文では、「賞を取れなくて悔しかった」と書いている皆さんは多いです。しかし、賞をとった事が本当に“良い結果”なのでしょうか?

 長い目で見れば、賞をとったことが必ずしも“良い結果”と言うことは出来ないと思います。悔しい想いをした人の方が、いずれは進歩している可能性は十分にあります。「うさぎとかめ」のお話を思い出して下さい

2つ目。

相乗効果=お互いに高め合うこと。

 一生懸命にやっているクラスメートや友達が周りにいると、お互いに良い効果があるという例はよくあります。今年は、その「相乗効果」の大切さを再認識しました。お互いに良い意味でのライバル心を持って、時には励まし合い、より高め合うということは、とても大切なことだと思います。

 また、スピーチコンテスト本番で、先輩達のスピーチを聞いて、「自分もいつかあんなスピーチが出来たら」とあこがれた皆さんも多いと思います。高学年や中学生の皆さんも、かつては先輩達のスピーチを聞いて、そのように思いましたね?今度は自分が「あこがれの存在」になっていますか?

 どんなことでも、自分一人だけの力では限界があります。周りの人の力が直接的または間接的に影響して、それがお互いに進歩するのに大いに役立っていると思います。

3つ目。

「明日はない」かもしれない

 毎年伝えている「与えられた機会に感謝する気持ちを忘れないで(教室ブログ=2018年9月参照)ということと関連して、昨年の教室大会の時、以下のようにお話しました。

 『“明日がある。”とは幸せなことです。でも、ひょっとしたら、“明日はないかもしれない。”ということも、頭の隅に入れておいて下さいね。』

 今年は、改めてこのことを思いました。実は毎年、私はスピコン教室大会前には、「今年も無事に実施することが出来るのかな?」とドキドキしています。台風シーズンだからです。台風で教室大会が中止になってしまっては、大変なことです

 おかげさまで、無事に教室大会を実施することが出来ましたが、大会直前の9月4日、台風21号が上陸して暴風警報が発令され、その日の授業は休講になりました。そのため、4日のスピコン直前練習が出来なくなりました。今年は、西日本豪雨や北海道で大きな地震もありましたので、改めてその機会があることの有り難さを感じました。

 また、台風などの天災以外にも、様々な事情によって、自分の意志に反して物事が進まない、又は「明日が無くなってしまう」ことがあります。(どんな事情が生じてくるか、想像することが出来ますか?)

 皆さん「その機会を当たり前とは思わずに、その瞬間を大切にしましょう

 最後に、被災された皆様方には、心よりお見舞い申し上げます。そして、誰もが毎日、笑顔で過ごすことが出来ることを願っています。

<追伸その1>
スピーチコンテスト教室大会出場者の感想は、教室HP以下の部分クリック
今年の感想は、後日掲載予定→ http://llnisshin.com/

<追伸その2>
その他関連事項は以下をクリック

「2018スピーチコンテスト教室大会が終わりました」
https://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/00212f3242ec97509afb84c7a5aff7e2

「2018スピーチコンテスト教室大会の出場者決定」
https://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/e6f12007292713a2c12f56d514fd6d29

「スピーチコンテストの目的」
https://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/2c8d5a2200fe47d17bec1def72ae0ba2


 


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