MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

「敢えて教えない」理由

2012-05-16 02:42:03 | 英語教室

 私は、生徒の皆さんに、「先生はある意味“不親切”にするからね」と伝えています。些細なことでも、いきなり教えずに、まず自分で考えてもらうようにしています。「教える」というよりは、「質問」又は「ヒント」を与えて、「考えさせながら」導いて行くのです。その主な理由は2つあります。

つ目。教えられたものは身に付きません。
 先生になる人は、話好きの人が多いので、つい教え過ぎてしまう場合が多いと思います。結果を急いで教えていると、一見早いように感じます。しかし、逆効果です。自分で考える力が身に付きません。敢えて教えずに、「自分で発見させる」方が、中長期的には効果があると思います。

つ目。言葉は、相手に通じているようで通じていません。
 2012年4月14日のMIZUNO Katsuyaブログで書いたことです。教えた方は、分かってもらったつもり、教えられた方も、分かったような気持ちになってしまう場合が多いのです。後で確認してみると、かなり間違った内容で伝わっている場合がよくあります。そのため、「一方的に伝える」のではなく、「問いかけつつ、相手からその答えを導く」方が効果があると思います。

 私は、以上の2つを心掛けているのですが、この方が結果的に早く、「分かりやすい」と思います。

 留意点として、「敢えて教えない」ためには、根気が必要であるということです。そして、子供の様子を「暖かく見守る」ということを忘れてはいけません。

<追伸>
関連事項はこちらをクリック
「“ことば”の学習」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20120414
「自分で出来るように」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20110515
「敢えて教えない」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20100420


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