日常のごく当たり前の作業が出来るかどうかという事と、学力(英語力)との間には、大きな関係があります。
例えば、単にテキスト類を出す&しまうという作業が素早く出来るかどうかということは、学習の能率に非常に大きく影響します。ある生徒がカバンの中を一生懸命に探してワークを出すのに時間がかかってしまい、他の生徒が2ページ目に入っている時にやっと取りかかるという例さえあります。(授業開始前に、必要な物を机の上に出すように指示しているのですが・・・。)こうした例は、小学生の低学年や中学年だけではなく、中学生や高校生でさえ見受けられます。探した結果、結局、忘れ物をしていたということもよくあります。
このような英語学習以前の作業は自分で出来るように、教室でも指導して行きますが、教室での短い時間では限界があります。英語以前の部分に多くの時間を使うのではなく、教室でしか出来ない英語学習本来の部分に時間を使いたいものです。
そのため、ご家庭でも英語以前の事務的な作業が自分で素早く出来るように導いて頂く事が重要だと思います。この場合、お子様が出来ない又は作業が遅いからと言って、つい手伝い過ぎてしまっては、自分で出来るようになる力が育ちません。2010年4月20日付けの私(MIZUNO Katsuya)のブログ「敢えて教えない」と大いに関係があります。
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20100420
急がずに「暖かく見守る」ということが大切です。そうすれば、徐々に自分でも早く出来るようになってくると思います。
生徒の皆さん、自分の事は自分で出来るようにしましょうね 忘れ物をした時,「だって母さん(ママ)が」とは言わずに、自分の持ち物は自分で用意しましょう