MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

敢えて教えない:補足

2020-06-27 03:00:39 | 英語教室

 4月30日付けのLL日進駅前教室ブログでお伝えした事の確認、そして、その補足をさせて頂きます。

自分で学習を進めること

 小学生のみならず、中高生になるとさらに大切になってくるのが、「自分で学習を進めることが出来るかどうか?」です。

  先生として気を付けなければならないのは、「一生懸命に教え過ぎる」ことです。様々な問題(質問)について、生徒が自分で答えを導く前に、つい先生が先に言ってしまうのです。これでは、考える力を養うことは出来ません。

 英語以前の事務的な部分でも、注意が必用です。例えば、練習問題に取り組んでいる時、解答上の日本語指示文を読みもせずに、「これどうやってやるの(?_?)」と質問をする生徒がいます。ここですぐに事務的な部分でのやり方を教えてしまうと、自分で物事を進めることが出来なくなってしまいます。その結果、肝心なテストなどで、英語以前の事務的な部分でミスをしてしまう可能性が高くなります。

 要するに、周りが「教え過ぎてしまう」「至れり尽くせりの段取りをしてしまう」ため、生徒が、自分で考えたり、物事を進めていく能力が育つ芽を摘んでしまいます。

 「自分で学習する力」がなければ、学年が進んで、学習内容が難しくなればなるほど、障害が出てきます。

敢えて教えない

 私は、「敢えて教えない」ことが大切だと思います。私は、すぐに答えを教えません。結果を急いで、「教えてしまう」よりも、「問いかけて考えさせる」方が、かえって「分かりやすい」はずです。教えられたものは身につきません。

 英語以前の事務的な部分でも同様です。上記のように、英語以前の事務的な部分で迷っている場合、私は、まずは設問の日本語を自分でしっかりと読むように指示をします。

 「敢えて教えない」ことは、保護者の皆様方も、心に留めて頂ければ有り難く思います。もちろん、“ほったらかし”ではいけません。慣れるまでは、特に低学年の場合、手伝ってあげることも必要だと思います。しかし、くれぐれも手伝い過ぎてはいけません。

 正直なところ、「じれったい」と感じるかもしれません。しかしそれを“ぐっと我慢”するのです。結果を急ぐ余りに「つい教え過ぎてしまう」「つい手伝い過ぎてしまう」と、いつもまでたっても「自分で考える力」「自分で出来るようになる力」が育ちません。一見早いようで、結局は逆効果です。根気が必要です。

 「敢えて教えない」そして「自分で発見させる」ということは、中長期的には絶対に効果があると思います。

 但し、子供の様子を「暖かく見守る」ということを忘れてはいけません。

“暖かく見守る”こと

 「敢えて教えない」というのは、「全てお子様に任せておく」という意味ではありません。例えば、宿題をやるときに、学習の習慣が付くまでは、お子様に声を掛けてあげることは必要だと思います。但し、無理強いしないようにです。

 1つの方法として、宿題はリビングでやることにすると良いと思います。かつてベストセラーになった陰山英男先生の「学力は家庭で伸びる」という本をご存じでしょうか?その中でもそのことが書かれています。東大生の半数以上が、子どもの頃リビングで勉強していたということもマスコミなどでよく取り上げられています。

 CDも自分の部屋でこもって聞くのではなく、リビングや車の中で保護者様と一緒に聞ことも良い方法だと思います。特に小学生の場合は、1人で聞いていると孤独なので、続かない可能性があります。保護者様との一体感があると心強いです。その際、保護者様はお子様に教えようとはせずに、「お子様に教えてもらう」ような感じでも良いと思います。発音ならば、お子様の方が上かもしれません

 お子様を“暖かく見守る”とは、例えばこんな感じだと思います。

 

<追伸>

関連事項はこちらをクリック

「自分の力で出来るように」
 
「敢えて教えない」

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今日一日を大切にしましょう!

2020-06-26 02:56:39 | 英語教室

 コロナうつ?

 ゴールデンウィークが終わって間もない頃は、「5月病」と言われる状態になる生徒さん達がいます。今年は、コロナという非常に大きな要因が加わっています。突然終わってしまった2019年度、そして、長い休校の後にやっと始まった2020年度授業・・・。休校が長かったためか、学校の宿題が沢山あり、それに追われているという声を聞いています。環境の変化が大き過ぎます。

 「コロナうつ」という言葉が報道されています。私が特に気がかりなのが、新小1生・新中1生・新高1生の皆さんです。「新しい日常」に加えて、やっと始まった「新しい学校生活」があります。

 例えば中1生の場合、部活も本格的に始まり、やるべき事が沢山あります。幸い、この数年は部活をやってからの帰宅時間が早くなっているようです。笑顔が消えることなく過ごすことが出来ることを願っています。

「全てを完全に!」はやめる

 「全てを完全に」と考えていると、なかなか上手く行きません。時間がかかり過ぎて、体力的に無理があります。そこで、抜くところは上手に抜いて、やるべき事はキチンとやるように心掛けると良いと思います。

 そのためには、優先順位を付けると共に、何のためにそれをやっているのかよく考えてみると良いです。「それをやることは本当に必要でしょうか?」大幅に時間短縮をさせる方法があるはずです。「がんばる」だけが良いのではありません。

 例えば、ノートをキレイに書くこと自体が目的になってはいないでしょうか?キレイに沢山書いていると、「勉強をやっている感」があるかもしれません。しかし、学習効果には疑問が残ります。(但し、私のように“超個性的?”に書くのも問題ですね・・・。)

 物事を要領よく進めるためには、棄てるところは棄てる、力を入れるところは入れるという「選択と集中」を心掛けて、「大胆かつ細心に」という両極端な考え方をすると良いと思います。

 ちょっとだけがんばってね!

 「がんばる」ことは悪いことではありません。しかし、勉強でも部活でも、頑張り過ぎないようにしましょう心も体も壊れてしまいます。

 確かに、もの凄く頑張らざるを得ない時もあります。実際、私自身も、コロナ休講の間、それまでに経験したことのない様々なことを急ピッチで行ったため、超過密日程になりました。しかし、それは長続きしません。

 だから皆さんちょっとだけがんばって」みて下さい。そして、それをやり続けてみましょう。

 いつかきっと今の自分では信じられないところにたどり着いていると思います

 でも、もしも本当に大変な時には、一休みして下さいね

「今日一日」を大切に

 「明日がある」とはすばらしいことです。でも、「明日はない」こともありえます。

 でも、「何もかも今日中に」では疲れてしまいます。

 それでは、どうそれば良いのでしょうか?

 私は、「その時に自分が出来る精一杯のことをやっているのであれば、それで良い。」と考えるようにしています。

 皆さん、「今日一日」「その瞬間」を大切にして、日々を過ごして行きましょう

 

<追伸>
関連事項は以下のクリック

「明日がある」vs.「明日はない」

https://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/935e7e35662645cf3e9fb4913842f119


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コロナ休講後の授業再開

2020-06-07 03:09:39 | 英語教室

 3月前半の休講に続いて、4月10日以降、再度の休講を余儀なくされました。不幸中の幸いで、各クラス、新年度最初の授業だけは実施することが出来ました。しかし、その後、各クラス5回の休講となりました。

 そして、5月25日(月)にやっと授業を再開することが出来ました。

 久しぶりに教室に来てくれた生徒さん達、マスクからこぼれる笑顔がとても眩しかったです

 生徒さん達のいない教室は、とても寂しかったです。

 休講5回分の授業は、ビデオ(ネット送信:2回とYouTube:3回)とZOOM(2~3回)で行っていましたので、再開されるまでは、どの程度、学習内容が定着しているのか不安がありました。

 しかし、ほとんどのクラスで予想を上回る定着状況で、感心しました

 「緊急避難」的に始めたビデオ授業でしたが、行った価値はあると安堵しました。

 生徒さん達がコツコツと英語学習を続けてくれた上に、保護者様がサポートして下さったおかげです。

 ご理解とご協力を頂きまして、心より感謝申し上げます。

 コロナ感染の懸念は消えた訳ではありません。第二波、第三波が襲ってきて、再度、休講にせざるを得ない可能性があります。

 そうならないように、日頃から感染に気を付けると共に、第二波、第三波の備えをしておく必要があります。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。


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