MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

第1回英検1次試験の結果発表

2011-07-03 22:52:11 | 英語教室

 先日、2011年度第1回英検1次試験の結果が発表されました。(2次試験は7月10日、結果発表は7月下旬)
 前回悔しい思いをして今回は雪辱を果たした皆さん、今回初めて悔しい思いをした皆さん、今回も悔しい思いをした皆さん、今のところ順調に合格している皆さんなど様々です。

 合否発表の後、いつも思うのは、教室NEWSやHPなどで、合格者のみを強調した第二次大戦中の大本営発表(自らに都合の良い情報だけを流すこと)のようなことはしたくないということです。確かに、通常よりも早い時期に受かっている生徒もいます。そして、「○年生で☆級に合格できるんだ!」ということで、刺激にもなりますので、「教室NEWS」で紹介したり、授業中にも話をします。しかし、合格することが出来なかった生徒のことをどうしても考えますし、合格した皆さんについても、これから先のことを考えます。

 ほんの1点や2点の違いで明暗を分けている例はよくあります。たった1点の差で笑顔と悔しい顔の違いです。そんな皆さんに、こんなことを伝えています。今回合格していることが、半年後、一年後、二年度に、『あの時合格していなかった方がよかったなとならないようにしたいね。合格できなかった人は、『今回残念だったことが、いつか、あの時悔しい思いをしたので、今の自分があるんだとなるようにしたいね。“うさぎとかめ”の話と同じだよね。油断は禁物だね。」

 ギリギリで合格した皆さんは、また同じ級を受けるつもりで学習を続けて下さいね。そして、今度は90%以上余裕で出来るようにしましょう必ずしも油断をした訳ではないと思いますが、現実に一度合格してから、再度同じ級を受験したら、今度は合格することが出来なかったという例もあります。残念だった皆さんは、あきらめないでまたチャレンジしましょう

合格していても同じ級にまたチャレンジ

 ところで、当教室では、同じ級を2回3回受けることをお勧めしています。

 その理由は、通常よりも早い学年で合格したとしても、上記のように、その級の内容を本当に理解して合格しているとは限らないからです。英検は、約60%出来れば合格です。でも、学校のテストで60点だったら、どう思うでしょうか?

 あと1つ理由があります。(例えば4級が)ほぼ100%出来ている人で、その上の級(3級)も余裕で大丈夫で、さらに上の級(準2級)に合格している人でも、4級どころか5級レベルの英語を「“ことば”として自由に使うことが出来ているか?」ということを問いかけてみると、自信をもって「ダイジョウブ!」と答えることの出来る人は少ないはずです。英語は、「“わかる”ということと、“使うことが出来る”というのは、別の問題」だからです。

 もちろん、常に完璧を求めていては、逆に“ことば”として使うことは出来ないというのも事実です。少々の間違えは恐れずに使ってみることが必要です。つまり、進んだことも学習しつつ、ごくごく基礎もおろそかにしないように学習を進めるということが大切だと思います。

 合格した皆さんも残念だった皆さんも、これから受ける皆さんも、学校のテストや入試、将来にも役に立つ英語力を身につけるためにも、これからも楽しみながら、積極的に英検にチャレンジしましょう
 先生達も応援しています

<追伸>
関連事項は以下のクリック
「2010年度英検が全て終わりました。」
http://stepworld-llnisshin.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/02/2011_599f.html
「英検結果発表で思うこと」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20100715
「英検1次試験の結果発表」
http://stepworld-llnisshin.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/02/post_3e02.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする