あたりまえのこと
人気の洋菓子屋さんがTVで紹介されていました。そのお店では、特別な作り方をしているのではないそうです。パティシエが基本を守って丁寧に作っているので、美味しい洋菓子が出来ているとのことです。
このことは、英語学習にも当てはまります。私が大切だと考えているのは、「あたりまえのこと」です。ありふれたことでも、それをやり続けることによって、自分の目指しているものが、以前とは比べものにならないような質の高いものに進化していると思います。
英語学習の場合、日本で日本語を使って生活している限り、手っ取り早い特別な方法はありません。もしもあったとしたら、世の中に英語の達人が溢(あふ)れているはずです。
生徒の皆さんにとって「あたりまえのこと」とは、いつも伝えているように、CD学習や音読などです。それは英語学習の基本です。これについての詳細は、今までたくさん伝えていますので、ここでは省略させて頂きます。
英語学習以前の部分でも、とても大切なことがあります。例えば、時間を守る(遅刻をしない)、宿題をやる、提出物の期限を守る、忘れ物をしない・・・など、ごく「ありふれたこと」です。
ちなみに、先生の立場でも、「あたりまえのこと」があります。例えば、授業の基本理論と技術を身につけること、授業に関わる様々な事を確実にこなすことです。一つ一つをとってみれば、やはり特別なことではありません。
特別なこと
私が心掛けているのは、「あたりまえを確実に」行う事です。(それは「凡事徹底」と言われることもあります。)しかし、私は、平凡で何の特徴も無いことを目指しているのではありません。当たり前を確実にこなした結果に生まれてきた「特別なこと」を目指しています。
つまり、単に他と違うだけの特別は、簡単に真似をされてしまう可能性があります。しかし、当たり前を確実に行った上での特別は、簡単には真似をすることが出来ないと思います。
(私自身が、そして、LL日進駅前教室が「特別な存在」になっているかどうかは、私が判断することではなく、皆様方から判断して頂くことです。)
「基本」を地味でつまらないものと思ってはいけません。例えば、みんなが知っている世界的に有名なあのスポーツ選手も、基本をとても大切にしています。そして、あの超ファインプレーが生まれて、素晴らしい成績を残すことも出来るのです。
あたりまえが難しい
私は、「あたりまえがとても難しい」と思います。
なぜならば、一つ一つのことはありふれていて、すぐに出来るように思われることでも、それらが重なると膨大な量になります。「面倒くさい!」と言って、つい手を抜いてしまうことがあるかもしれません。やり続けることは容易なことではありません。
また、「あたりまえのこと」とは、人によって何が当たり前なのか、考え方が異なっています。ありふれているので多くの人が見過ごしていることが、実はとても大切なことだった、ということもあると思います。
しかし、大切だと思ったことが、間違った考え方と方法でやり続けられていたとしたら、効果は少ないどころか、逆効果もあり得ます。
生徒の皆さん
英語の勉強も、「当たり前のこと」をコツコツやり続けていると、いつかきっと自分では信じられないところにたどり着いています
先生達は、そんな皆さんを応援しています