サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

一括比例配分方式と個別対応方式の違いによる消費税申告額の影響(仕入税額調整が必要な場合)

2017-02-01 21:59:45 | 不動産賃貸業

以前の記事では以下のとおりでした。

【一括比例配分方式】

S_比例 = p*(Rt_1+Rt_2+Rt_3) - k_1*C - δ ・・・ ①

δ = (k - k_1)*C  ただし |k-k_1|/k_1 >= 0.5 & |k-k_1|>= 0.05 ・・・②

個別対応方式

 S_個別= p*(Rt_1+Rt_2+Rt_3) - Ct ・・・③

 

今回は、通算課税売上割合が著しく変動する(つまり②を満たす)場合を考えます。

この時、δを考慮しなくてはなりません。

①と②より、

Δ = S_比例 - S_個別 = -k_1*C - δ + Ct = -k*C + Ct ・・・⑤ となります。

 Δ > 0 となるのは、k*C < Ct のとき。つまり、Ct/C > k です。したがって、課税売上のための課税仕入税額の割合が通算課税売上割合よりも大きい場合には、個別対応方式の方が有利ということです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする