宮代町は８日、開会中の９月定例議会に「第４次宮代町総合計画」を追加上程した。
市町村の基本構想については地方自治法の一部改正で『市町村の基本構想に関する規定を削除する』こととなったため、市町村などがこれまで定めてきた中長期の総合計画の基本構想は任意となり、議会の議決を経る必要もなくなった。
このため、宮代町が現在策定中の次年度からの１０カ年計画である「第４次宮代町総合計画」は法的な拘束力のない計画となることから、宮代町では、今９月定例議会に「宮代町まちづくり基本条例の一部を改正する条例」と「宮代町総合計画の議決に関する条例」を上程、まちづくりの骨格計画であり、議決を必要とする計画である旨を規定し、条例化を図った。両条例は、先議され、９月２日に全員賛成で可決されたことから、８日、総合計画案を上程し提案理由の説明を行なったもの。
国の法律改正を受けて、独自に条例を制定し、それに基づいて計画案を上程するという宮代町の動きは、総合計画をどのように位置づけるか検討している他自治体に先駆けたものと見られ、注目される。
宮代町では、今９月定例会で総合計画の了承が得られれば、前半５ヵ年の実行計画案を策定し、１２月定例議会に付議したい考え。
宮代町第４次総合計画は、将来都市像を「みどり輝くコンパクトシティ」とし、・人口減少、超高齢社会に対応できるまち・今ある強みを最大限に活かせるまち・「農」のあるまちづくりを全面展開するまち・多様な主体により公共が運営されるまち--などのまちづくりを進め、平成32 年度の目標人口を35,000 人とする計画。
宮代町第４次総合計画案の詳細は宮代町公式ＨＰ（こちら）をご覧ください。