宮代町の「顔」とも言えるスキップ広場を、公共関係のイベントだけでなく、さまざまな機会に使ってもらおうと広く一般に開放する方向で検討が進められている。
宮代町では9月定例議会に「宮代町スキップ広場条例」を上程、議会の賛成が得られれば来年4月からスキップ広場を一般に貸し出し、様々なイベントなどに使用してもらい、賑わいの町の拠点としたい考え。
現在スキップ広場は、公共機関による行事や公共的な目的のイベントなどの場合だけ使用が許可されている。東武動物公園駅から徒歩5分弱、東武動物公園西ゲートへの道路際、役場庁舎脇という地の利や便利さに富んだスポットだけに活用方法によっては、賑わいの拠点となりそう。
そもそもこのスキップ広場は宮代町と市民が協同で「宮代町顔づくりプロジェクト」を立ち上げ、意向調査や人通りなどの分析を行い、それを基とした市民の考え方などを盛り込んで、宮代町の「顔」の一つとして、賑わいの拠点、市民の憩いの場とのコンセプトで整備を行なった経緯がある。
しかし、完成後、具体的な活用ソフトの構築が行なわれないまま「顔づくりプロジェクト」は解散。公共的な使用を優先しているため、町民まつりやみやしろイルミネーションなど限られたイベントでの使用にとどまり、「顔」としては、十分に魅力を発揮しているとは言いがたい状況となっている。
こうしたことから宮代町では、広場の使用を一般にも開放し、民間のアイデアと活動で賑わいと市民が憩える様々な活用を進めたいとしているもの。
この開放と同時に、スキップ広場と市民活動スペース(市民活動サポートセンターに改称予定)の運営を指定管理者に移行し民間の持つノウハウを生かして、活気ある「顔」にしていきたいとの考え。