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「第9回全日本学生フォーミュラ大会」上位入賞を目指してテスト走行実施 日本工業大学

2011年07月04日 20時09分37秒 | 宮代ニュース

9月5日から9日の5日間、静岡県の小笠山総合運動公園・エコパで行なわれる「第9回全日本学生フォーミュラ大会」に参戦する日本工業大学チームが4日、埼玉県羽生市の「ジュニアモーターパーク クイック羽生」で、ニューマシンのテスト走行を行い多くの課題と改善点を抽出、9月の本番に向けて、マシンを熟成していく事柄などを確認した。

「全日本学生フォーミュラ大会」は、我が国の自動車産業の発展に寄与する、学生の「ものづくり育成の場」として2003年にスタート。

大学の学生などがチームを作り、企画・設計・製作を行って、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを作製、車の走行などの動的性能はもとより、コンセプト・設計・コストなど静的な審査も重要視されるなど、ものづくりの総合力を競う競技。

上位入賞チームは、学生フォーミュラカーの世界大会「Formula SAE World Series」への参戦権が与えられる。

こうしたことから、日本はもとよりアジア地域などの大学などから70チーム程度が参加して行なわれ、今年も、87チームがエントリーしている。

学生の自主的なものづくり教育に力を注ぐ日本工業大学も昨年から参戦。

初参戦にもかかわらず、総合27位という成績を収め、今年度はさらに上位を目指し「2011年大会で総合5位以内、2012年大会で総合優勝を目指し、Formula SAE World Seriesへの参戦を果たしたい」との夢具体化に向けて活動を行なっている。

マシンもほぼ完成したことから4日、テスト走行を行なったもの。

テスト走行を行なった、ジュニアモーターパーク クイック羽生(埼玉県羽生市桑崎275-1、TEL 048-560-3636)は、全長720m、最大直線100m、14個のコーナーを備えたテクニカルサーキット。子どもからお年寄りまでカートを楽しむことができる。

テスト走行はこのカートコースを利用して行なわれ、軽快なエンジン音を響かせて走行を繰り返した。

約2時間ほどのテスト走行の結果、さまざまな課題や問題点も浮かび上がり

これら課題を、9月までにどう的確にクリアーし、よりハイレベルなマシンに昇華させていくかが今後のポイント。

昨年の大会の経験を通じて、課題解決へのポイント、取り組み姿勢なども一部見え始めているだけに、4日のテスト走行はステップアップへのひとつのポイントとなりそう。

指導する岡崎・助教は「出場することに意義があるという段階となるか、世界を目指す段階へと高めていけるかは、これからがポイント。その意味で、この段階でテスト走行ができるたのは意味がある」とし、これからの緻密な熟成がランクを上げていくのに重要と語る。

4日の埼玉県は35度を超える猛暑日となったところが多く

テスト走行はある意味暑さとの戦いともなった。

レーシングスーツに身を包んだドライバーはもとより、メカニックも動くたびに汗が噴出す。

水分補給をしながらのテスト

それはマシンも同じ思いだったろうが、暑さをものともせず走り続け、

約2時間のテスト走行を終えた。