宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

校長講話 (^_^)

2013年01月15日 | インポート
「『見える』ということについて、今日はお話ししますよ。」

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「先週の放課後、ある子がペットボトルとお菓子の袋を拾って校長先生のところに持ってきました。体育館の横のところのごみ缶に入れといてと言ったらそのようにしてくれました。
私は、その日一日気持ちが良かったです。
ごみを『見る』人は多いと思います。しかし、そこで判断してごみを拾って捨てる人は多くないです。見たら判断して行動する、そこまでできて『見える』なんです。
そんな人が一人でも増えてそれが10人、20人と増えていったらいい学校になります。」

「校長先生は、この休み中に大阪に行ってきました。お昼の食事で、家族連れがそばのテーブルに座っていました。食事を終えて立つとき、小学校高学年か中学生くらいの女の子が、自分のいすをスッと入れたんです。何事もなかったように、自然に。見ていてすごく気持ちが良かったです。
そういうことが見えるようになったら、その子だけでなく、自分もえらいと思います。」

「この時期、小鳥がよく死んでいます。そんなときは、絶対に触らずに、必ず先生に言ってください。校長先生が見たら、伝染病で死んだかどうか分かります。
学校の行き帰りもいろんなことが『見える』ようになったらいいですね。見えたら判断して行動できるようになります。」

※ 参考:校長先生は和歌山県野鳥の会の役員です (^_^)v

で、すばらしかったのが、すぐに行動した子どもたちです。私が知っているだけでも
○ ごみを拾ってきた(複数名)
○ 観葉植物の水が垂れていたことを教えに来た
○ 日商の交差点付近で小鳥が死んでいたのを知らせに来た(わざわざ学校の職員室前まで戻って)
もしかしたら、先生に知らせずいい行動をしていた子もいるかもしれません。
『意識して』から『自然に』行動できるようになると、宮原小学校がさらにいい学校へ大きく前進します