mitakeつれづれなる抄

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NHKでネット受信料新設を検討しているそうだ

2017年06月28日 | デジタル・インターネット
 MSNニュース記事からです。日本放送協会(NHK)は、テレビジョン放送の受信契約で、テレビジョンを持たない世帯に対して、ネット配信のみを受ける世帯向けに、ネット受信契約を検討しているそうです。
記事:NHK:ネット受信料新設 検討委素案、TVなし世帯対象

 NHKはご存知の通り、法律で(放送法)受信設備を設置した世帯は、協会(NHK)と受信契約を結ばねばならない、と定めています。
 逆に言えば、受信設備(テレビジョン)が無いお宅は、NHKとの受信契約は不要です。
 が・・・しかし、受信設備の範囲には、ネット配信も入っているという解釈で、実際にはネットでNHKを視聴できる場合は、契約対象です。
 このテレビジョンが無く、IT機器でNHKを視聴している場合だけの世帯で、受信契約が必要かどうか、裁判になりましたが、どういう判決だったのだろうか。

 受信契約は世帯単位として(端末単位ではない)、地上波放送とはまた別の契約で、地上波放送の契約世帯は、その中に包含されるのかな、この記事の文章でははっきりしませんが。

***
 NHKの受信契約は何かといわれています(批判気味に)。普通のテレビジョンを置くと受信契約が必要で、ネット機器で放送ではなく、通信としてNHKのコンテンツを視聴すると、これまでは契約不要だというのは、どこかおかしいとは感じますが、だからと言ってネット配信向けの受信契約の制度は、いかがなものかと思います。

 NHKの受信契約で、最大の問題点は、NHKのテレビジョン放送を視聴するかどうかで、受信料を支払うのではなく、「受信できる装置があるかどうか」で契約の義務が発生し、受信料の債務を負います。

 言い方を変えれば、NHKを全く見ないお宅でも、「受信できる設備」である以上、受信料の支払いとなります。
 これに多くの方、どうにも納得いかず、結果、NHK受信契約の非締結世帯が現れているわけで、昨今は、受診料支払い請求の裁判を起こしてまで、徴収にかかっています。

 この受信設備」の有無で受信契約、ひいては受信料の支払いが良くないわけで、であるならば、有料チャンネルのような受信時間によって課金する方式もあります。
 デジタル化された現在では、それも可能なはずですが。皆様は、どう思われます?

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6 コメント

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放送改革の一里塚に (空想委員)
2017-06-29 22:51:06
今回のネット受信料案はテレビの無い家庭が対象であり、テレビのある家庭はネットも追加料金なしで利用できます。(参考記事:NHKがネット受信料検討 答申案、TVなし世帯も対象  日本経済新聞6月27日 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ27HZY_X20C17A6MM8000/
あと、裁判はこの記事(ワンセグ携帯所有者に支払い義務 共同通信5月25日 https://this.kiji.is/240446496838598664?c=39546741839462401)の件でしょうか。それならば支払い義務がある、というのが現時点での判決ですね。

さて今回のネット受信料案ですが、私は賛成です。と言いますのも、今回の案では受信料が発生するのはアプリをダウンロードするかID登録をするかという操作をした場合であって、機器に対する料金ではないからです。きそみたけさんのおっしゃる通り、テレビがあるだけで受信料が発生するというのはおかしな話だと私も思っております。今回の案が放送方法に関する改革の一里塚になればと思います。

(それにしても、テレビやラジオは原則として海外の局を除きNHKしか利用していない私からすれば、テレビがあるのにNHKを見ないというのはちょっと考えられないです(笑)まあ私とは求めるものの異なる方々なのでしょうが)
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概ね賛成ですが (kisomitake)
2017-06-30 00:40:47
コメント、ありがとうございます。

ネット受信の裁判は、NHK側の主張が認められた形だったのですね。
ありがとうございます。

NHKの受信料、私は、試してガッテン(今はガッテン)を見るために払っていたようなもので、一応は理解する方です。
ただ中には、本当にNHKを見ない方もおられ、受信料は、見た分に課金する方式が一番良いのではないかと思いますが、現状では直ぐに実施できないので、世帯単位に受信設備による契約でも仕方がないのかもしれません。

受信料の件では、私は大きなことが言えなくなりました。
障害者手帳交付により、障害者による受信料免除の対象になってしまい、今年から受信料は払わなくなりました。みなさん、すみません。
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生涯テレビと縁を切りたい (Unknown)
2017-06-30 18:31:13
こんにちは。我が家では、2011年7月24日以降、テレビ受像機を持たず、一切自称公共放送(のテレビ部門)とは縁を切りました(苦笑)すでに6年近く。
(無論、PCでも一切見ません)
生活苦しい折?月にたとえ2000円前後?でも、「無駄な」お金は払いたくないですからね。

今や、あらゆる面で、「公共放送」の実態を完全に投げ捨ててしまった、この巨大放送組織。何でも、英国のBBCも、日本の「NHK」は公共放送と認めなくなったとか?
NHKの作った番組を、いわゆる「公共放送枠」の番組として、BBCでは扱わず、放送もしなくなったそう。それまではお互いの良質な番組は交換して使っていたそうですが。

今や「A(あの首相の苗字)チャンネル」と揶揄されるようになった、この放送局。例の会長が、政権・権力に露骨に擦り寄り、あんな暴言を堂々と・・それでも任期満了まで辞めさせる事も出来なかった、無力で馬鹿にされた国民。さすがに、いまのこの問題だらけの、巨大放送組織に、受信料と称して、金を払ってやるのは忸怩たるものがありますので、私めは生涯、この局に受信料なるものは払わないことを決意しています。
(何か奇跡が起こって、ここが大変身・大改革を遂げ、真に国民のため、社会のために働くようになったら、その限りではないですが。0・1%くらいの可能性はあるかな!?)
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上手 (kisomitake)
2017-07-01 01:30:37
名無しさん、コメントありがとうございます。
地上波デジタル放送化以降、テレビ受信機を持っていないのですね。
我が家も、この地デジ化の費用がばかばかしくて、暫く地デジ化していませんでした。
テレビ放送は、試してガッテンと、夕方の水戸黄門・大賀えちぜんの再放送だけを見ていましたので、これらは、出先のケーブルテレビで、デジタル-アナログ変換で、YTRに録画できましたので、このVTRを自宅で見ていましたが、ケーブルテレビ放送のデジタル-アナログ変換が一昨年終了したことで、我が家も渋々、地デジ化しました。

名無しさんのお宅では、いまだにテレビ無しの暮らしとは、私の上を行っています。

渋谷の全国放送局は、渋谷ではなく、永田町の放送局になってしまいました。
自身では、公共放送・公共放送と力説されておられますが。

特殊法人改革では、NHKもその対象になり得る、とのことで、今後はどうなるでしょう。
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うーーーーーーむ (かみぞー)
2017-07-01 10:53:36
受信設備を設置した世帯は、NHKと受信契約を結ばねばならないってのは、法律の理屈と屁理屈を上手く
使ったものですよねぇ。(ココ、皮肉と嫌味ですよ)
その理論がまかり通れば、なんでも課税、違った、
なんでもなんたら契約を結ばれる世の中になっちゃいますもん。
なので、kisomitake様が記載のように
”有料チャンネルのような受信時間によって課金”というのが公正公平なのかと思います。

NHKの番組って日々魅力的になって来てますよねぇ。
いや、NHKの番組が魅力的になっているのか、
他民放がスポンサーの顔色だの視聴率を気にしての
番組制作で、尖った番組が減ってきているからでしょうし、なにかあるとBPOにやられるし…それがTV離れに
つながっているのでしょうかねぇ。

ってな事で、NHKの受信料を払っているんだから、
女子アナとのトークイベントだったり、
もうちょっと視聴者へのサービス、イベントを増やしても
良いのではないかなぁ~なんて思ったりですねぇ。
一方的に発信するだけがマスコミの役割では
無いでしょうから…
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砕けてきた (kisomitake)
2017-07-02 02:34:54
かみぞーさん、コメント、ありがとうございます。
受信設備を設置したら、受信契約の義務、というのは、昔の東京放送局など、放送局の選択が無かった時代の遺物ですね。

つまり国民に普遍的な(あまねく)放送を行う、ということで、これを受信できる設備を設置したら、受信契約、ということですね。
しかしながら、民放など複数の放送局がある今は、このような普遍的な放送受信に対する、受信契約は曲がり角に来ています。
故に、放送を行う原資として、放送の視聴時間に応じた従課料金だと考えた次第です。

視聴率を気にしない、教育テレビの放送は、さすがにNHKしかできないことですが、総合テレビは随分砕けて、女子アナ云々にもこだわるようになり、あ、これはかみぞーさんが詳しいですね。
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