mitakeつれづれなる抄

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名古屋市中心部の通り名に三重県の地名があるのはなぜ?

2017年05月03日 | 名古屋
 昨日のCBCラジオ、丹野みどりのよりどりっ、で地理好きに興味深い内容がありました。
 こんな内容です。リスナーからの質問で、「名古屋市中心市街地の通り名称に三重県の地名があるのは何故ですか?」に答える形で。
 名古屋市市街地の中心部には、桑名町通、長島町通、伊勢町通、という通り名称があります。



 画像はともにグーグルSVより。

 答えは至極簡単。簡単なのは、私にとっては、ですが。
 これらの通り名は、この地域のかつての旧町名が通り名に残してあるもので、江戸時代の初期、名古屋城下町建設の際に、清州越の町名で、清州城下町に桑名町、長島町、伊勢町、というのがあり、それらは清州城下町造営の際に伊勢国から商人を呼び寄せて作った町名で、それが名古屋へ町名ごと移転して、後年(1966年・昭和41年)町名廃止で町の名前だけが通り名に残り、それが今に続いているわけです。

 名古屋市は今でこそ、守山区から名東区、緑区、中川・港区へと四方に広がっていますが、元々の名古屋市街地は、だいたいこの範囲になります。

GooglMap

 今の広小路通が、城下町の南の端で、ここから南は一部で武家地が多かったです。

 今でこそ「栄」は名古屋市の中心部ですが、かつての名古屋城下町は、市街地の東の街外れで、そこに栄生町(さこちょう)から出てきた人が、名古屋城造営など、労働者向けに蒲焼を売る店を出したことから通称「蒲焼町」と呼ばれる一角が出来て、それが「栄町」の始まり。

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