mitakeつれづれなる抄

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一方的な思想による方策で不便

2018年01月07日 | 思索と考え
 千種区の星が丘、長久手街道と名東本通の分岐に挟まれた三角地帯に、おそらく住宅都市整備公団の管理だと思いますが、マクドやYAMADA電機がある一角があります。その星ヶ丘のYAMADA電機へ行くべく地下鉄の階段を登り、地上へ出た所は、このような鉄柵の通せんぼ。


 いえ、これは以前から存じているものですが、このような設置理由は直ぐに分かります。自転車の敷地内進入防止です。
 よくこうしたショッピングセンターの周囲に自転車が無造作に置かれるのはよくある光景です。
 特にここは地下鉄駅ですので、自転車でここまで来て後は地下鉄、という方もいるもので、そのため、この敷地内に自転車を入らせない措置であります。

 このような障害物を置いて、歩く人は身をくねらせて通れば良い、という発想なのですが、これは明らかに健康な人の発想ですね。
 私のような脳出血後遺障害の身では、体をくねらせるのはかなり「難しい」もので、この程度の障害も本当に「障害物」です。

 あまりにも一方的な思想のみでの策で不愉快を覚えます。
 さらにここ、広場に入ったら、マクドやYAMADA電機のある建物には、数段の階段を登ります。
 この階段の手すりが無いです。

 もう一つ、不親切なのはYAMADAから出てきて、階段を降りるとき、この階段の私の進路に対して左手の位置に相当する手すりではないですが、手すり代わりになる柵がありました。私は階段を登るのは何とかなっても降りる時が怖いので、右手が杖を持ちますので、左手で手すりや壁に手を添えます。
 しかし、その部分はこうなっていました。


 つまり、店舗の幟がなびいており、この手すりに掴まって歩くことは全く思想に入っていなさそうです。
 これでも以前訪れた際はこの幟、手すりギリギリに置かれて、手すりにつかまって歩くことは全くできませんでした。
 今回、なぜか幟が僅かにこの方向に対して右にずらされており、手すりに左手を添えてこの階段を降りることができました。

 この自転車進入防止策、改めて広場側から見てみると、こんな感じ。


 横梁の隙間から通ろうとすると、さらにこのような障害の棒。意地にでも自転車を進入させまい、とする意思が見え見えです。


 この一角、道路との境界もこのようになっています。




 開口部全てがこうで、バリアフリーどころか車いすの方の利用は全く考慮されていません。
 恐らく建物の方に、車いす用の通路が有るかと思いますが、大きく迂回です。
 尤も、この部分で車いすの方がやって来る可能性はまず無いですが、YAMADA電機で大型家電品を購入して、自力で運ぶ人が難渋することになります。
 あ、たまにいますよ、パソコンなど大きな箱を自力で運ぶ方。

 このような自転車進入防止を目的とした障害物設置は、各所で見られますが、この星が丘のYAMADA電機・マクドのある一角だけは、極端です。
 あまりにも一方的な発想で、物事の「多様性」の思慮が全く無い、寂しい結果です。

 この星が丘のマクド、YAMADA電機の有る一角はこんな感じ。三叉路の歩道橋から撮影。


 結局、この一角へは車いすではたどり着けない構造なので、斯様な措置になったと思われます。

※脳出血後遺障害の身になり、健康な方は全く信じられないでしょうが、お辞儀一つするのが大変です。
 平衡感覚に関わることは全てアウトで、頭を動かすことすら不安定です。
 自転車進入防止の柵をすり抜けるような体をくねらせる動きは、体が(頭が)着いて行かないです。
 横歩は、それ自体は可能ですが、直前まで前方に歩んでいた状態から、体を横向きにする動きが出来ないんです。
 曲がるのが大変、なんて信じられないでしょう。
 百貨店おエスカレータは、乗り降りは多少危ない所があっても可能ですが、エスカレータで次の階へ行こうとするとき、180度向きを変えます。それができないんです。

 神社の鳥居、境内へ入る時は、一旦立ち止まり、前へ倒れないように杖で支えて会釈できますが、逆に境内から出るとき。
 鳥居で振り向いて、神社の方向に一礼するのが、とても難しいです。
 クルリと曲がるのがきつい上に、続いて一礼の動き。
 あれは健康な人だからこそできるものです。
 難しい、という感覚は、健康な方には信じられない話だと思います。

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