mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

“海の京都”って何だ!?

2017年09月18日 | 地理・地名
 私が書いているもう一つのアメーバブログのブログ友さまに京都検定を受けられている方がいまして、何かと話題になったりします。その中で京都検定の地理的出題範囲には、京都市内だけでなく京都府下全域にわたる、ということで、京都検定には宮津とか福知山の方面の事柄も出題されたりするんだそうです。
 私の「狭い」京都の範囲は、せいぜい「上ル下ル」地域で、そんな京都市でもないところの京都検定はどんなものだろうかとボヤいたら、昨今では「海の京都」という言葉もあるくらい、あちらの地方は頑張っているそうです。

 そこで「海の京都とは」で、検索しました。要するに京都府でも日本海側の地域のことなのですが、京都府庁でも「海の京都事業」のページがあり、地域の観光オフシャルサイトに「海の京都観光園」というものがありました。

 しかし素朴に思います。海の京都って、何だろう。京都府の丹後地域でも北部の日本海側に面した地域の町おこしであることは十分わかります。私は(私だけでしょうが)京都というものは、所表記に「上ル下ル」が書かれる所が京都で、それ以外は京都やおへん、という洛中の人のような感覚があります。少し広がって、むかしの御土居の範囲。もう少し広がって京都市内までが京都で、宇治や亀岡は京都ではない、という感覚の持ち主にとって「海の京都」はいささかビックリする表現。

 この海の京都、何となく、「北名古屋市」や「西東京市」、或いはコケましたが「南セントレア市」のような感覚と共通な因子を感じます。ネームバリューに頼った、安易な名前ではないかと思います。
 京都府北部の日本海側地域は、風光明媚で優れた地域ですが、それは京都市の京都たる文化とは違います。それを同じ「京都観光」でくるめるのはいかがなものかと思いますね。
 北丹後、略して北丹地域で良いのではないかと思います。

 ちょっと「海の京都」が気になって、ブログを書きました。

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