mitakeつれづれなる抄

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名古屋市中村区黄金通の読みを「こがねどおり」へ

2017年01月11日 | 地理・地名
 いくつかのラジオ番組で話題にしておりましたが、名古屋市中村区の公称町名「黄金通」の読み方は「おうごんどおり」でありますが、これを「こがねどおり」に変更する方針となったそうです。
web上で検索したところ、Gooニュースとして朝日新聞記事がありました。
記事:名古屋の「黄金通」読み変更へ 「誰も口にしなかった」

 黄金通は、通り名称でもありますが、名古屋市中村区の公式な町名です。
 この範囲は、太閤通三丁目の交差点から黄金陸橋までの間。
 地図を用意しました。


 ここの「黄金通」が「おうごんどおり」と読むのは以前から存じておりました。
 大変不思議な思いでしたが、やっぱりこの不思議な感覚は当然だったのですね。
 地元からの町名変更の要望を受け、6月にも「こがねどおり」になる見込みとのこと。

 「黄金」というと、近くの近鉄名古屋線の黄金駅が「こがね」なので、なんとなく「こがね」と呼んでいまし、道路の黄金陸橋が「こがねりっきょう」と称していますので、余計に町名の「おうごんどおり」が不自然になります。
 名古屋市計画局刊行の「なごやの町名」(のコピー)によれば、中村区黄金通は、中村区米野町の一部が町名変更で設置された新町名とのこと。
 由来までは記載がありません。近鉄の黄金駅も、関西急行電鉄の開業時から設置された駅名で、地元に何かあるのでしょう。
 町名変更は昭和14年6月1日施行の区画整理によるもので、この時代には新たに町名を設置する例が幾つかありました。
 それらの中には、旧来の漢字を用いるも、読み方までは踏襲せず、漢字のままの読み方を与えることがありました。
 中区の鶴舞も、旧来からは「つるま」ですが、新たに設置された鶴舞町には「つるまい」と読ませているほか、昭和区の御器所も、旧来は「ごきそ」であるものの、新たな住居表示名の「御器所」には「ごきしょ」という極めて恥ずかしい読み方を与えてしまいました。
 この昭和区御器所は、地元からの要望で「ごきそ」に改称されています。
 黄金通もこの御器所以来の地元要望改称となります。

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2 コメント

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黄金通りの読み方 (ponta)
2017-01-13 15:59:06
 黄金通りの読み方「おうごん通り」とは知りませんでした。
「ごきそ」「つるま」は知って居ましたが、駅名は「つるまい」ですから、どちらが正しいのかなァ?と思って居ましたが。

では浅間町は「しんげんちょう」東新町は「ひがししんちょう」だと聞いたことがあります。未だ調べた事が有りません。
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正直な漢字読み (kisomitake)
2017-01-15 05:41:05
コメント、ありがとうございます。
黄金は、普通は「こがねどおり」ですね。
中村区の町名一覧で「おうごんどおり」と知った時はビックリでした。
鶴舞も御器所も、後から名付けられた町名に、素直な漢字読みを与えていますので、黄金も、漢字そのままにおうごんとしたものだと思います。

鶴舞は、現行町名と駅名は「つるまい」ですが、元来は「つるま」です。
駅名の読みに「つるまい」としてしまったことからその後に現れる名称には「つるまい」と付けられてしまいました。
御器所も同様で、元来は「ごきそ」です。

西区の浅間町、これは「せんげんちょう」です。
「しんげんちょう」というのは、どなたかが訛って発音されていたのかもしれません。
「あさまちょう」と誤読された方はいます。

中区東新町は「ひがししんちょう」です。
しかし通称が「とうしんちょう」ですので、市バス停留所が誤読の「とうしんちょう」になってしまいました。
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