mitakeつれづれなる抄

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‘クリスマスの祈り’宗次ランチタイムコンサート

2011年12月08日 | 音楽

Munetugu  一昨日12月6日は、名古屋市中区の宗次ホールにおいて、ランチタイムコンサート「クリスマスの祈り」があり、ソプラノの美しい声楽を拝聴して来ました。

 演奏者は、ソプラノの加藤佳代子さん、伴奏でピアノの平山晶子さん。平山さんはこのブログでよくお名前を出している、お世話になっている方です。

 6日でクリスマスの祈りとは「ちと早いかな?」と思いましたが、祈りは年中捧げるべきものと思いますね。

 で、曲目です。今回は初めて聴く曲が並んでいます。

  • J.ハイドン オラトリオ「天地創造」より
    レツィタティフ「神は幸せになった、この地に草を茂らせて」
    アリア「今、みずみずいい緑が野に燃えて」
  • シューベルト エレンの歌第3番(アヴェ・マリア)
  • ウェッバー レクイエム「使者のためのミサ」より“ピエ イエズ”
  • アーン クロリスヘ
  • アーン 甘美なるとき
  • フランツ・リスト ため息 (ピアノソロ)
  • クリーガー 孤独に寄せて
  • J.ハイドン カンタータ ナクソス島のアリアドネ
  • アンコールで
    イタリアキャロル

 今回の演奏者ペアは始めてのペアを組んでの演奏だったそうです。クリスマスの祈りというタイトルで、祈りを捧げたり、神の創造し給う物語などの歌が並べられています。あまりそちらの歌を聴く事はそう多くありませんが、クリスマスでこの歌が流れ、そして聴き、厳粛な気持ちとなるのも一つのいい契機だと思います。

 ソプラノの加藤さん、いい声していますね。私とてもこれは感じましたけど、ソプラノの声もさる事ながら、お話の時の声もいいですね。いわゆる「張り」のある声で、アナウンサーやラジオパーソナリティに求められる要素です。声楽の他にもなにか発声の訓練なされたのでしょうか。それともかつてラジオに出られていたとか。これ伺ったら「そんな、無いです。是非下さい」と言われてしまいました。(笑)

 シューベルトのアヴェ・マリア。これ私、下手ながら歌えます。祈りを捧げる歌ではないですが、許しを請うところが神への祈りに通じ、この曲を聴くと、目の辺りが危険になります。それだけにこの曲には大きな思い入れがありまして、息継ぎのタイミング、う~ん、ちょっと惜しいと感じています。

 最後のハイドンの曲、これは一つの歌芝居ですね。御免なさい、話の経緯を失念してしまいましたけど、出来事を芝居風に歌い上げている曲です。時節柄、三波春夫が歌っていた(謡ってかな?)名前は分からないですけど、忠臣蔵の物語の歌を思い出しました。曲の中に「おう!蕎麦屋か」というフレーズがあるあの曲。ハイドンの曲から三波春夫を連想するのはヘンですけど、そんな魅力溢れる「ナクソス島のアリアドネ」でした。

 今回、宗次ホールでの座席で、ほぼ中央、前から4列目に座りました。とあるクラシック通が「前は音響が今一つやでェ~」という言葉がこのところ頭に残り、幸か不幸か最前列は全て塞がっていまして、ちょうど空いていた4列目のぴたり中央。微妙な距離の違いですけど、やっぱり音の違いが分かりました。

 あと二週間少々でクリスマスですね。今年は雪虫をよく見かけますけど、雪が多く降るのでしょうか。


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