‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

「われは黒し」Monteverdi - Nigra Sum - Vespro Della Beata Vergine

2015-02-15 01:47:24 | More Mark Padmore
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」より、Concerto:Nigra sum「われは黒し」
旧約聖書雅歌より、歌詞は引用されています。ソロモンの歌と言われますが、読んでもあまり意味はよくわかりません。
マグダラのマリアイエスの愛を歌った内容ともとれます。マグダラのマリアは葡萄畑の番をさせられていたので、褐色の肌でブラック・マドンナという色の黒いマリア像がまつられている教会もあります。
マグダラのマリアは娼婦だったところを、イエスに救われて、ずっとついて行ったとも、妻になったとも言われています。イエスに妻があったことは公認されていませんので、聖母マリアとすり替えらられて、
黒マリア様となったと言われています。
でも神秘的で美しい歌です。大型リュートのテオルボの通奏低音で歌われています。

Monteverdi - Nigra Sum - Vespro Della Beata Vergine


 われは黒し、されど麗し、エルサレムの娘らよ。
 されば王はわれを愛で われをかの部屋に導きて かく告げん。
 わが愛しきものよ、立ちていで来たれ、と。
 見よ 冬はすでに過ぎ、雨もやみて遠ざかりぬ、
 もろもろの花は地に現れ、刈り入れの時来たれり。
(雅歌第1章4~5、第2章11~12)
         
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