‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

可愛い歌と笛でした~ドロテー・ミールズ&古楽アンサンブル

2015-01-12 18:30:38 | Music
1月10日
兵庫県芸術文化センターで、ドロテー・ミールズ(ソプラノ)のコンサートへ行きました。


編成がフラウト・トラヴェルソ(パトリック・ビュークルス)、バロック・チェロ(ハルム・ヤン・シュビッテルス)、三和睦子(チェンバロ)で、後期バロックのポピュラーな作曲家のものでした。
通奏低音も、笛もソプラノも楽しめそうなレパートリーなので、関西で古楽をやってる人達も、お客としてたくさん来ていました。
三和睦子さんは、私の所属するアンサンブル・シュシュにも、昨年レッスンに来て下って、親しみもありましたし、器楽陣は堅実な実力のある奏者の方々でした。

旋律が歌とトラヴェルソなので、やはり軽やかな可愛いものが多く、当然名人芸も多いに発揮される内容でした。
ドロテーさんの声は、清涼感のあるレッジェロ・ソプラノですが、しっとり歌うことも綺麗で、何よりもアンサンブルを明るい雰囲気で、楽しんでいる感じが、好感を持ちました。
ハイ・ソプラノ&トラヴェルソのレパートリーとしては、バッハの「復活祭オラトリオ」のアリアや、ヘンデルの”SweetBird”がやはりプログラムの前半、後半の締めくくりにありましたが、
オーケスラのものを、チェンバロとチェロで支える工夫がよくなされていて、チェンバロのリュート・ストップが効果的に使われていることが印象的でした。
ヘンデル”スイート・バード”は、トラヴェルソがナイチンゲールの声になりますが、とても技ありの完璧に鳥になった演奏で、ドロテーさんは極力装飾を控えて、鳥に耳を傾けるように、しとやかに歌っていました。
色んなソプラノが色んな装飾をやり尽くしていますので、あえて笛に任せる感じでした。
通奏低音のお二人は、ソロも素晴らしかったですが、やはり通底をとても専門にされているタイプで、それがまたアンサンブルのレベルを一層盛り立てていました

   今、日本語の”カワイイ”が、わりと世界で通用すると聞いていましたので、ドロテーに”KAWAII”を伝えたら、とても喜んでいました。
トラヴェルソのパトリックさんにも、鳥のようで可愛かったと伝えたら、すごく大笑いして、よろこんで、サインに鳥の絵らしきものも描かれました(*^▽^*)。


みんなで記念撮影。左からパトリックさん、私、笹山晶子、中央が美和睦子さん、三和さんにチェンバロを習っている山下佐智子さん、ハルムさん、そしてキュートなドロテーさん
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